2020/07/27

XXIO製品情報

《先進の理論と匠の技が融合して生まれた至高の一本》ダンロップ直営店限定モデル『XXIO PREMIUM FULL MILLED パター』

リブランディングを果たし、新たな一歩を踏み出したゼクシオと、ミーリングパターづくりの第一人者。両者のコラボレーションによって生まれたのが、ダンロップ直営店限定で販売中の『XXIO PREMIUM FULL MILLED パター』だ。先進の理論と伝統の技が融合した機能と佇まいは、まさにプレミアムの名にふさわしい。

 小田武彦氏。今からおよそ30年前、国内で初めてミーリングによるクランクネックパターの製造に成功。自らが経営する「布施製作所」(東大阪市)のオリジナルブランド「TAKEHIKO ODA COLLECTION」をはじめ、国内メーカーの数々のミーリングパターをOEMし世に送り出してきた、日本におけるミーリングパター製造の第一人者だ。
 溶接や曲げなどの加工を行わずに、金属の塊からネックが一体化したヘッドを削り出すミーリングパター。そもそも特長はどんなところにあるのだろうか。
「ひと言でいうと、精密に作れるということです。プログラミングした機械で削るので、鍛造やすべて手で削るのとくらべて、ほぼ同じ重量のものができます」(小田氏)
 ただし、それだけで小田氏のパターが完成するわけではない。機械による自動加工のあと、小田氏自ら研磨して仕上げるのだ。

「手で触ってみて角張っているところは私が面取りをします。そうすることで手触りがよくなるし、機械加工では出せない“やわらかさ”が出ます。これを複数の人間がやると癖やバラつきが出てしまいますが、当社では私一人でやるので、完璧と言ったら語弊がありますが、どれを見ても同じものができる。そこは自信をもっています」(小田氏)
 独自の技法に長年の経験を組み合わせた研磨に絶対の自信をもつ小田氏。細部を見れば、他の違いが分かるという。たとえばパターのブレードは、機械で同じ厚みに加工しても、トウが上がっているとそこが薄く見える。数値の上では直線でも、ゴルファーの目には歪んで見え、それが構えにくさにつながることもあるのだ。そんな時、小田氏は、絶妙な研磨によってトウとネックのブレードの厚みが均一でまっすぐに見えるようにする。
 職人の技と勘によって、パターに“命”を吹き込むのである。

 ミーリングパターづくり30年の匠が、ダンロップと初めてタッグを組んだパター。それが、今年6月の「ダンロップクラブハウス新宿店」のオープンに合わせて開発された小田氏監修による『XXIO PREMIUM FULL MILLED パター』である。
 その開発に際し、ダンロップには2つの要望があった。一つは、センターシャフトのようなシンプルな構えやすさ。もう一つは、センターシャフトの弱点であるオフセンターヒット時のヘッドのぐらつきを抑えることだった。
 その答えとして、小田氏が作り出したのが「LEAN FORWARD NECK」と名づけられた独特のネック形状だ。その前傾したネックとノンオフセットの組み合わせは、他には見当たらない。
「私もいろいろなパターを作ってきましたが、このネック形状のパターは初めて。これがユニークなのは、フェースバランスが完全にプラスマイナスゼロなところです。なおかつ、クランクネックとセンターシャフトのよさも引き出すことができました」(小田氏)
 この形状では、センターシャフトと同様、ネックが視界を遮ることがないので構えやすく、方向が取りやすい。その上、シャフトの延長線上にボールをセットできるため、フェースセンターでヒットしやすい。だから、転がりが安定する。
 また、小田氏の言う“完全なフェースバランス”が、オフセンターヒット時にシャフト軸を中心にヘッドが回転しまうセンターシャフトの弱点を解消し、トウやヒール寄りでヒットしてもヘッドのブレが少ない。
 そして、打感を左右するフェース面のミーリングピッチ(間隔)についても、ダンロップと小田氏とで協議を重ねた。ミーリングピッチは、粗くすると打感がソフトになるものの、粗すぎると打感にバラつきが出る。一方、細かくし過ぎると、今度は打感が硬くなる。
 ダンロップがイメージした打感は、フェースにインサートを入れない削り出しならではの、しっかりとしたヒット感プラス、ソフトなタッチ。そのリクエストに対し、小田氏が打点部分に採用したのは、1.2㎜というミーリングピッチだった。
「3度というロフトもそうですが、今回のミーリングピッチは、打感に関するリクエストに応えつつ、転がりもよいものにしています。それは、私の長年の経験や勘から割り出したものです」(小田氏)
 機械で行うミーリングピッチの加工についても、他とは違う独自の技法を用いる。技術的には一度で削ることも可能だが、それだと途中で刃が傷つくとミーリングピッチが乱れてしまう危険がある。そのリスクを減らすために、特殊な工具を使って一本一本削っていく。プログラミングが複雑になり、非常に時間がかかるものの、そうすることで打感の安定したパターが生まれるのだ。

 工程を細分化し、緻密なプログラミングによってミーリングを施すのはバックフェースのキャビティ部分も同様だ。
「ミーリングパターであっても、多くのモデルではキャビディが地面に対し垂直に削られています。でも、それだとフェースにロフトがついているために、ブレードは上部の肉厚が薄く、下に行くにつれて厚くなる台形状になります。その点、今回のモデルをはじめ、当社ではバックフェースをロフトに合わせて斜めに削ることで、フェース厚を均一にします」(小田氏)
 そうすることで、打ち方やグリーンの状態によって打点の高さが変わっても、打感やインパクト音が安定する。
 さらに、このパターは仕上げにも先端技術を取り入れている。高級車のエンジン部品などに使用される「ダイヤモンドライクカーボン(DLC)コーティング」を採用したのだ。これは、ダイヤモンドとグラファイト(黒鉛)の両方の炭素結合を併せ持つ炭素を主成分とする物質を、パター表面に薄く、物理的に蒸着(じょうちゃく)させることで、傷つきにくくするというもの。
「表面が硬いといっても、膜厚が非常に薄いので、打感にはまったく影響しません。あくまで傷をつきにくくして、長く、大事に使っていただくための仕上げです」(小田氏)
 DLCコーティングにはブラック、レインボーという2種類の仕上げがあり、ブラックでは落ち着きのある漆黒に、レインボーでは、カーボン原子の結合の仕方によって、ピンクやブルーなど様々な色に見える。とりわけ後者は光沢、色彩の同じものが二つとできない。また、DLCコーティングは、膜厚の調整が難しく、コストもかさむことから、国内大手メーカーのパターにはまだほとんど採用されていないという事実も、さらなるプレミアム感を生み出す。
「今回は、ダンロップの担当者の方と何度も“ここはこうせなあかん”と相談しながら修正を加え、構えた時の違和感はすべて取り除きました。誰が見ても「いい」と言ってくれるものでないと作る意味ではありませんから。その結果、他にはない、ゼクシオという名前にふさわしいパターに仕上がったと思います」(小田氏)
 その完成度の高さに匠自身が胸を張る『XXIO PREMIUM FULL MILLED パター』。自身で愛用するのはもちろん、大切な人への贈り物にも最適な一本だ。

TAKEHIKO ODA

1971年、28歳で、プラスチック金型・治具等の設計製作、精密部品加工を行う「布施製作所」を東大阪市に設立。91年、ミーリング製法によるパターヘッドの開発・製造を始め、94年にはオリジナルモデル「ODAパター」の製造をスタート。以来、オリジナルパターの製造と国内ゴルフメーカーのOEMを数多く手掛ける。

品名:『XXIO PREMIUM FULL MILLED 01』(ピン型)
材質:303ソフトステンレス(日本製)
仕上げ:ダイヤモンドライクカーボンコーティング2種(ブラック、レインボー)
取扱い店舗:全国のダンロップ直営店(新宿店、名古屋店、梅田店、神戸店、ベストゴルフ店、沖縄店)
 ※グリップは直営店店頭の商品からお選びいただき、工房で組み立ててお渡し
店頭参考売価:9万円(ブラック仕上げ)、9万5000円(レインボー仕上げ)
 ※ともに税別。グリップ代・工賃を含む
※マレット型『XXIO PREMIUM FULL MILLED 02』が9月に追加発売予定