2021/10/01

D-Cafeレポート

《リラックス・トーク》ルーキーだった自分が立てた目標に向けラストスパート。最終戦にも出たい ~ 臼井 麗香 ~

 みなさん、こんにちは。臼井 麗香です。日頃はあたたかいご声援をどうもありがとうございます。今日はまず、私の今年のツアーでのプレーについてお話ししようと思います。

 今年、これまで私は自己ベストの2位タイに2度入賞することができました。ただ、7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」は、自己採点でドライバーが80点ぐらい、パットは95点ぐらいだったものの、アイアンショットが30点ぐらいで(苦笑)。結果的に2位になれたけれど、内容はあまりよくありませんでした。
 それが、5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」では、ドライバーからパットまで全部調子がよくて、どれも自分の中で点数が高かったんです。それが、メジャーでの2位という順位に表れたと思っています。

 でも、去年、今年と、シーズンを通して満足のいくプレーができているかといえば、そうでもなくて、それは、今のスイングに原因があります。
 ルーキーだった2019年は、平均ストロークでは35位だったものの、賞金ランキングは59位でシード権にあと一歩届きませんでした。それは、私がQTからの参戦で、試合数が少なかったことも理由ではあるのですが、優勝するためにも、何かを大きく変えなきゃいけないとずっと考えていました。
 それで、2020年のすべての試合が終わったあと、ショットのコーチを新しい方にお願いしました。そしてスイングを大きく変えることにしたのですが、スイング改造が今年の初戦に間に合わなくて。それに加えて、今、女子ツアーでは、新型コロナの感染予防のために、コーチは試合会場に入ることができません。だから、今年スイングをチェックしてもらえたのは、私が月曜日に東京に帰れたときの数えるほどしかなくて。しかも、場所は練習場。スイングを見てもらえても、コースと練習場とでは全然違いますからね。

 そんな不安定な感じのまま、ここまで来てしまったのですが、秋になって、なんとなく自分のめざすスイングが定まってきた気がしています。それに、一昨年よりもいい成績が残せているのは、やはりスイングがよくなっているのが影響していると感じています。飛距離は変わらないのですが、正確性が少しよくなりました。わずかな違いなのですが、その差が大きいんじゃないかと思います。

 今と一昨年のゴルフをくらべると、今のほうが決勝ラウンドに入ってからいいプレーができていますね。2019年は勢いでやっていたというか、初日を10位以内でスタートした試合が多かった(注:7試合)のに、2日目以降、順位を落としてしまうことが多かったんです。それが今年は、予選を通過した試合では、逆にスコアを伸ばして順位を上げられるようになってきました。今は、決勝ラウンドではすごく自信をもってプレーできているし、頑張れていると思います。

 私には、以前からグリーン上で常に心掛けていることがあります。それは、バーディパットは絶対にショートさせないよう、強く打つということ。それは今年も貫いていて、それも試合での好成績に結びついているように思います。

 パットと言えば、私は今、NEW『スリクソン Z-STAR XV』(以下、XV)を使っているのですが、このボールを選んだのは、パッティングでのしっかりした打感が好きだから。私たち女子プロは、男子プロのようにヘッドスピードが速くないので、長いクラブでの打感の違いは正直よくわからないと思うんです。私がそうなのですが(苦笑)、パターでなら、ボールがソフトなのか、しっかりしているのかがわかります。私は、パットでしっかり打ちたいので、「XV」がいいんですよね。それに、以前試したことがあるのですが、「XV」と「Z-STAR」とでは、同じカップを狙う場合にラインの取り方も違うんです。私の場合、タッチもラインもXVがしっくりきます。それに、アプローチでスピンもかかるし、アイアンショットもグリーンで止まってくれるので、やっぱり私にはXVが合っているなと感じますね。

 今年は、スイング改造の途中なので、今の成績でも仕方ないかなとも思うのですが、できたら獲得賞金を5000万円までもっていければと思っています。なぜかというと、私は、プロテストに合格した2018年に、そこから8年後までの毎年の目標、たとえばフェアウェイキープ率のランキングやトップ10入りの回数、獲得賞金額とかを全部決めていて、2020年は、トップ10に10回入って、5000万円稼いで初シードという目標を立てたからです。シーズンが2年にまたがってしまったのは仕方ないのですが、賞金額は目標に足りないし、トップ10にもまだ4回しか入っていないので、あと6回は入らないと。シード権は獲れそうな気がしますが、それ以外の目標も達成したいと思っています。

 それと、今年はツアー最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」にぜひ出たいですね。今年の出場資格はまだ発表されていないのですが、今、私は、出られるか、出られないかギリギリのところにいると思います。優勝すれば文句なしに出られるとは思いますが、メルセデス・ランキングで決まるという話もあるので、とにかく頑張るしかありません。シーズンも残り少なくなってきたので、ここからラストスパートをかけたいと思っています。

臼井 麗香(うすい・れいか)
1998年栃木県生まれ。9歳でゴルフを始め、2018年プロテスト合格。2019年ルーキーとしてツアーに本格参戦し、賞金ランキング59位。2021年「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でツアー自己最高の2位タイに入賞。2020~21シーズンの賞金ランキング40位(9月26日時点)。身長158センチ、血液型O。