毎月21日はゼクシオの日

XXIO HISTORY

21世紀を迎えた2000年、颯爽とデビューしたゼクシオの初代モデルは、数多くのゴルファーに受け入れられ、予想を上回る大ヒットを記録しました。
以来、2年ごとに誕生した新しいモデルは代を追うごとに輝きを増し、無数のゼクシオファンを獲得するとともに、風格すら漂わせるようになりました。
そして今では、日本国内にとどまらず、欧米やアジアでも愛用されるグローバルモデルに成長を遂げました。
まさにゼクシオは「21世紀の王者」として、圧倒的な存在感を放っているのです。
そんなゼクシオの2000年発売の初代から、最新の13代目までの足跡をたどってみましょう。

2000年

初代「飛び、打ちやすさ、爽快な打球音」を追求

ドライバーやフェアウェイウッド は、いつも正しくインパクトできる「オートターン設計」を新開発、 真っ直ぐ遠くに飛ばせるものとなった。ソールは斧の形に似た「AXソール」を採用、曲げ剛性と捻れ剛性をバランス良く複合させた「E.I.G.I.理論シャフト」が振りやすさをもたらした。ドライバーのヘッド素材は6AL-4Vチタンで、製法は真空精密鋳造。ヘッド体積は現在と比べると小さい305㎤。クラブ長さは46インチと長めで、クラブ重さは285g(R)と軽量だった。ロフトは8、9、10、11、12度と5種類もあり、幅広い ゴルファーに対応。

アイアンはキャビティ部を深くえぐった「クローアンダーカット」と、フェースのバックアップ部分を取り除いた「スルーチタンフェース構造」により、スイートエリアが拡大して方向安定性に優れ、打球感もマイルドなものとなった。また、「インピーダンスマッチング理論」により、フェースの反発力が高まり飛距離アップ。打点のばらつきをカバーする「オートフォーカス設計」も施した。ヘッド素材はSUS630ステンレス+6AL-4Vチタンフェースインサート、製法はロストワックス精密鋳造。7番のロフトは32度、長さは、37インチ。

2002年

2代目反発を高め、スイートエリアも広げる

フェース素材は SP700α-β鍛造チタンを採用し、高反発シンバル構造の「インパクトパワーフェース」で飛距離アップを進化。ソールは「ツインAXソール」を新開発。体積は350㎤と大きくなり、長さは45インチと短くしてミート率も良くした。

シンバル構造の「インパクトパワーフェース」により、1番手近く飛距離がアップ。さらにキャビティ部を深くした「新クローアンダーカット」で球が上がりやすく方向性も進化。「3次元重心フロー設計」を採用して振りやすさも向上した。7番のロフトは31度に。

2004年

3代目ニューゼクシオ フェースだけでなく、ボディ全体で飛ばす

フェース素材に新開発のDAT55Gチタンを採用してさらに薄肉化、ボディも薄肉化した「インパクトパワーボディ」によって高反発化を追求、大きな飛距離をもたらした。体積も405㎤と大型化、長さは45インチで打ちやすかった。

フェース外縁部を極薄化したカップフェースにより、高反発化と高反発エリアを拡大して飛距離アップを促進。低深重心の「ダブルクローアンダーカット」で球が上がりやすく、「番手別最適重心設計」で振りやすさも向上。7番のロフトは30度に。

2006年

4代目ALL NEW ゼクシオ ルール適合と高反発の飛ばし2モデル

ユーザーの要望により、ドライバーはルール適合と高反発の2つをラインナップ。ルール適合モデルはクラウン部に高強度15-3-3-3チタンを鍛造製法によって0.5mmまで薄くし、さらにレーザー溶接で接合部の重ねしろをなくし軽量化、その余剰重量をソールのウェイトに配した。フェースは軽比重チタンSuper-TIX® 51AF for XXIOを採用。ボディ自体は6AL-4V真空精密鋳造チタンという、3種類のチタンを組み合わせたチタン複合設計ヘッドとし、高弾道・低スピンで平均飛距離のアップをもたらした。体積は432㎤、長さは45インチ。当時、中嶋プロなど男子トッププロが愛用。

チタンフェースを上部にまで拡大してトップブレードを軽量化した「トップブレードチタン構造」と、ソールに装着したタングステンニッケルウェイトにより、低深重心が実現。高打ち出し、低スピンの弾道で飛距離アップ。フェースは薄肉化すると同時にスルー部分を広くした「薄肉スルーチタンフェース」で、オフセンターショットでもヘッドのブレと初速減少が抑えられ、平均飛距離もアップする。さらに打ちやすく上がりやすく、大きな飛びをもたらした。7番のロフトは30度。クラブ長は37インチ。

2008年

5代目The ゼクシオ 1球目からハイドロー

ドライバーはルール適合本格モデルとして高反発の飛距離を超えるものを開発。つかまりを良くする「パワーチャージボディ」によって、1球目からハイドローを可能にした。フェースは2ウェイ機構にし、どこに当たっても飛距離が出る構造にし、しかもバルジとロールを6分割で最適化する設計で、方向性と飛距離の安定をもたらした。シャフトも手元部分の潰れ変形を抑える「パワーチャージシャフト」。気持ち良く飛ばせるため、もっと振りたくなる『XXIO』となった。体積は460㎤となり、クラブ長は45.75と長尺で飛距離を追求した。

アイアンも飛距離アップをもたらす「パワーチャージ設計」を新開発。トップブレードをステンレス構造とし、さらに軽量化を促進した。「スルーチタンフェース構造」のフェース全面を薄肉構造とし、その余剰重量をタングステンニッケルウェイトをダンベル型にして装着。反発エリアを広げ、圧倒的な低く深い重心によって打点のばらつきに強く、しかも高弾道で飛距離の出るアイアンとなった。番手は3番からで、アプローチウェッジが3種類のロフトとなり、組み合わせが多様になった。

2010年

6代目新・ゼクシオ アッパーブローで大きく飛ばせ

普通に打って女子プロのようにアッパーブローとなって飛距離アップするというコンセプト。このために深重心にし、打ち出し角を高くする設計を施した。フェースは高強度の軽比重新素材Super-TIX® PLUS for XXIOを新開発し、軽量化。ボディも軽比重チタンを使用、ソール後方に重心を配置した。シャフト先端部を軟らかくすることで高い打ち出し角を実現。さらにフェースの薄肉部分を拡大、反発エリアが広がり、初速ロスを低減する。シャフトは46インチと長くしたが、横縞柄として錯視効果で長く見えず、ヘッドスピードがアップ。

アイアンはボール初速をアップ、最高到達点を高くして大きく飛ばす。フェース素材にドライバーと同じSuper-TIX® PLUS for XXIOを新開発し軽量化。余剰重量を「パワーダンベルウェイト」に配し、ソールを中空構造にすることでトウヒール部分へ大きく重量配分。左右の慣性モーメントが増大、反発エリアも拡大した。「MP600カーボンシャフト」は潰れ変形を抑え、ヘッドスピードをアップする。シャフトも短く見える横縞柄を採用、安心して打てる。番手は4番〜SW。7番のロフトは30度。クラブ長は37インチ。

2012年

7代目ゼクシオ セブン シャフトの重心に着目、打ちやすさアップ

クラブ慣性モーメントを小さくして振りやすさを向上させるという新しいコンセプトによって作られた。このためにシャフトを軽量化し、しかも重心を40mm手元側に移動、ヘッドスピードがアップする。また、ヘッドを重くしたことでボールに伝わる運動エネルギーをアップ、クラブ長さを45.5インチと短くすることでミート率がアップしてボールスピードがアップ。この2つの「デュアルスピードテクノロジー」により、飛距離が大幅にアップする。ボディ素材は比重の軽いT9Sチタン。フェース 素材はSuper-TIX® PLUS for XXIO。

アイアンもドライバーと同様にシャフトを軽くし、重心を手元寄りにしてヘッドスピードをアップ。ヘッドが重くなった分、インパクトでの運動エネルギーが増加し、ボールスピードがアップ。この2つの「デュアルスピードテクノロジー」で飛距離がアップする。フェース素材は軽比重のSuper-TIX® PLUS for XXIOを使用、余剰重量をネックとトウにタングステンチタンを配置。慣性モーメントがアップし、スイートエリアが拡大。番手は4番~SW。7番のロフトは30度、長さは37インチ。

2014年

8代目ゼクシオ エイト コックがたまるから飛ぶ!

スイング慣性モーメントを小さくすればヘッドスピードがアップするという理論に基づいて作られた。グリップを10g、シャフトを1g軽くし、10mm手元に重心移動、トップでタメができるスイングになる。ヘッドを1g重くしたことでボールスピードもアップ。

アイアンもドライバー同様、スイング慣性モーメントに基づいて作られた。ヘッドスピードとボールスピードがアップする。ネックとソールが一体となったタングステンニッケルウェイトの新構造で高打ち出し・低スピンとなる。飛距離と方向安定性がアップ。

2016年

9代目ゼクシオ ナイン スイング軌道が良くなる!

8代目をさらに進化、スイング軌道が良くなる設計。切り返し時にヘッドが残り、コックの解放を遅らせる。ヘッドが体の近くを通り、回転半径が小さくなり、腕の振りが速くなる。遠心力がアップしてヘッドが走り、ヘッドスピードがアップ。

アイアンもドライバー同様、ダウンスイングの軌道を良くすることで、飛距離がアップする。ソールウェイトに加え、トウヒール内部にもタングステンニッケルウェイトを配置。重心が非常に低く、低重心かつ広いスイートエリアで方向性をアップ。

2018年

10代目ゼクシオ テン 飛びの芯食い体験!

ドライバーのシャフトは、身体の近くを通すことで身体への負荷を抑えつつ、大きなしなり戻りによって一気にヘッドを走らせ芯でとらえる確率を高める「スマート・インパクト・シャフト」。ヘッドはユーザーの打点を徹底的に分析し、芯を上下左右に拡大することで反発性能を最大限に高めた「ハイエナジー・インパクト・ヘッド」。両者を組み合わせた「トゥルー・フォーカス・インパクト」により、ボールを芯でとらえて大きく飛ばす「飛びの芯食い体験」をもたらした。クラブ長さ45.75インチ。重さは270g(R)。

アイアンもドライバー同様、「トゥルー・フォーカス・インパクト」により、ボールを芯でとらえて大きく飛ばす「飛びの芯食い体験」を提供。それに加え、ストロングロフト+長尺化で飛距離性能がアップ。さらに、ソール幅を厚くし、比重の異なる2種類のウエイトをより後方に配置し、フェースには軽比重チタンを搭載することでさらなる深重心化を実現。上がりやすさと大きな飛びを両立させた非常に完成度の高いアイアンとなった。7番のロフトは29度。クラブ長さは「MP1000」カーボン装着で37.25インチ。

2019年

11代目ゼクシオ イレブン

〈ゼクシオ イレブン〉 理想のトップで大きく飛ばす

誕生から20年を機にリブランディングを敢行し、XXIOのロゴも刷新。幅広いニーズに対応するためラインアップを拡充した。従来ユーザー向けの「ゼクシオ イレブン」ドライバーは、新開発「ウエイトプラス」テクノロジーが、安定した理想のトップ・オブ・スイングを実現し、より速く正確なインパクトが可能に。また、センター付近の高初速エリアが大きく拡大した「フラットカップフェース」と、新開発「スターフレーム構造」による慣性モーメントの増加が安定した大きな飛びを実現した。クラブ長さ45.75インチ、クラブの重さ280g(R)。

「ゼクシオ イレブン」アイアンも「ウエイトプラス」テクノロジーが理想のトップを生み出し、より速く正確なインパクトを実現した。ヘッドは新開発の4ピース構造に加え、バックフェース内部に新たに設けた「ツイングルーブ(溝)」がソールのたわみを大きくすることでフェース全体の反発性能が向上し、飛距離アップにつなげた。7番のロフトは28度。クラブ長さは「MP1100」カーボン装着で37.25インチ。

初代ゼクシオ エックス

〈ゼクシオ エックス〉 しっかり振り切りたいゴルファーに

より体力があり、しっかり振り切りたいゴルファー向けに新開発された「ゼクシオ エックス」ドライバー。「ウエイトプラス」テクノロジーによりトップでのヘッドが安定し、より速く、正確なインパクトを実現。ヘッドは、新開発「フラットカップフェース」と独自の「カーボン複合構造」を採用。慣性モーメントの増加と拡大したスイートエリアがかつてない大きな飛びを生んだ。クラブ長さ45.5インチ、クラブの重さ299g(S)。

「ゼクシオ エックス」アイアンも、「ウエイトプラス」テクノロジーが、トップでのヘッドの安定と速く正確なインパクトをサポート。ヘッドは軟鉄鍛造ボディならではのマイルドな打球感を生かしつつ、フェース裏面に溝を配置した「スピードグルーブフェース」によってフェース全体のたわみを大きくし、鋭い飛び出しと高く、大きな飛びを生み出した。7番のロフトは29度。クラブ長さは37インチ。

2021年

12代目ゼクシオ 12

〈ゼクシオ トゥウェルブ〉〝飛びの翼〟が理想のインパクトを実現

ドライバーは、ヘッドのクラウン部に設けた凸部「ActivWing(アクティブウイング)」がダウンスイング時の空力をコントロールしてヘッドのブレを抑え、芯でとらえやすくすることで理想のインパクトを実現。フェースを大きくたわませ、反発を高める〝軟・剛・軟・剛〟の「REBOUND FRAME(リバウンド フレーム)」構造との相乗効果によりボールスピードがアップし、大きな飛距離を生み出した。クラブ長さ45.75インチ、クラブの重さ282g(R)。

アイアンも飛ばしの反発構造「REBOUND FRAME」構造をアイアン用にアレンジして搭載。チタンフェース下部を柔らかく、ボディ後方部を硬くする「軟・剛」構造がフェース下部の反発性能を向上させ、安定した飛距離を実現するとともに。ミスヒット時の飛距離ロスも軽減する。7番のロフトは28度。クラブ長さは「MP1200」カーボン装着で37.25インチ。

2代目ゼクシオ エックス

〈ゼクシオ エックス〉 ゼクシオ初の可変式ドライバー

ドライバーは、「12」と同様に、ヘッドのクラウン部に設けた凸部「ActivWing」がダウンスイング時の空力をコントロールすることでヘッドのブレを抑え、最適なインパクトを実現。硬軟の層を交互に配置したゼクシオ独自の「REBOUND FRAME」構造との相乗効果によりボールスピードと飛距離がアップした。また、しっかり振り切りたいゴルファー向けに、ゼクシオ史上初となるQTSスリーブフィッティングシステムを搭載した。クラブ長さ45.5インチ、クラブの重さ300g(S)。

アイアンも、「REBOUND FRAME」構造により、フェースとボディを同時にたわませることでボールスピードがアップ。特に下部の反発性能を高めることで、直打ちでも安定した飛距離と方向性を実現した。また、高強度の新素材「DHATM1」(高強度特殊鋼)を採用したフェースは、薄肉化し、たわみを大きくすることでも飛距離アップをもたらした。7番のロフトは29度、クラブ長さは37インチ。

2023年

13代目ゼクシオ 13

〈ゼクシオ サーティーン〉〝芯を広げる×芯に集める〟で飛ばす

ドライバーは、フェースの外周部の剛性をトウからヒールにかけて最適化した「BiFLEX FACE」(バイフレックス フェース)を採用し、トウサイドはボディ、ヒールサイドはフェースがたわむことで、ともに初速アップを実現した。また、2段式にすることで空力性能が向上したクラウン部の凸部「New ActivWing」(ニューアクティブ ウイング)が、ダウンスイングでのヘッド挙動を安定させ、インパクト時のフェース角と打点の安定化に貢献。さらに、硬軟の層を交互に配置した4層構造の「REBOUND FRAME」(リバウンド フレーム)構造と「BiFLEX FACE」の相乗効果により、ボールスピードが向上し、大きな飛びを生み出す。クラブ長さ45.5インチ、クラブの重さ281g(R)。

アイアンは、軽量・高強度のチタンフェースや中空キャビティ構造などを採用し、各所から創出した余剰重量を、トウ側の高比重タングステンニッケルウエイトに配分することで、さらなる低重心化と高い方向安定性を実現した。また、高い反発力を生み出す「REBOUND FRAME」をアイアンにも搭載。ボディ下部に配置した「L字グルーブ(溝)」に加え、ボディ外周部に新たに設けた溝がフェースのたわみを大きくし、直打ちでのボールスピードを高め、飛距離アップを可能にした。7番のロフトは28度。クラブ長さは「MP1300」カーボン装着で37.25インチ。

3代目ゼクシオ エックス

〈ゼクシオ エックス〉 振り切れる強弾道で大きく飛ばす

ドライバーは、「13」と同様に、フェースの外周部の剛性をトウからヒールにかけて最適化した「BiFLEX FACE」を採用し、トウサイドはボディ、ヒールサイドはフェースがたわむことで、ともに初速がアップ。また、2段式にすることで空力性能が向上したクラウン部の凸部「New ActivWing」が、ダウンスイングでのヘッド挙動、ひいてはインパクト時のフェース角と打点を安定させる。さらに、硬軟の層を交互に配置した4層の「REBOUND FRAME」構造は、「BiFLEX FACE」との相乗効果によってボールスピードが大きく向上させた。また、前作に続きQTSスリーブフィッティングシステムを搭載した。クラブ長さ45.25インチ、クラブの重さ301g(S)。

アイアンは、薄肉鍛造フェースに加え、大型・高比重のタングステンニッケルウエイト(#4~7)をトウ側に装着した3ピース複合キャビティ構造により、低重心化を実現。また、フェース周辺に配置した溝とフェースの肉厚を最適に設計した「MAIN FRAME(メインフレーム)」構造によってフェースのたわみがさらに大きくなり、直打ちでのボールスピードが向上。鋭く飛び出し、高く伸びる弾道で、より遠くのターゲットを狙える。7番のロフトは28.5度、クラブ長さは37インチ。