XXIOフェアウェイウッド（9代目 ゼクシオ ナイン）

ヘッドスピードとボールスピード、この二つのスピードを最大限に高めて飛距離を伸ばす当社独自の技術「デュアル スピード テクノロジー」がさらに進化しました。

クラブがコックの解放を抑えることで自然とヘッド軌道が変わり、ヘッドが加速する「ヘッドスピードアップテクノロジー」。新開発「ウイングカップフェース（特許出願中）」とゼクシオ史上最も重いヘッドがもたらす「ボールスピードアップテクノロジー」。この2つのテクノロジーが「ゼクシオ ナイン」の更なる飛びを実現しています。

(1)「ヘッドスピードアップテクノロジー」の進化

[1]ヘッド軌道を変える

ヘッドスピードアップを可能にしたのは独自設計のシャフトとヘッドによる、ダウンスイング前半のヘッド軌道の変化です。

軽量化としなやかさを両立した新シャフトとゼクシオ史上最も重いヘッドの採用により、切り返しでコックの解放が無意識に抑えられ、普段通りのスイングでもヘッドが身体の近くを通ります。それによりダウンスイング前半でスイングの回転半径が小さくなり、自然と腕が速く動くようになるため、スイングスピードがアップ。スイングスピードが上がることで、ダウンスイング後半でヘッドにかかる遠心力が増大し、さらなるヘッドスピードアップを実現しました。

＜ダウンスイング前半＞ POINT!

1. 1.切り返し時にヘッドが残り、コックの解放を遅らせる。
2. 2.ヘッドが身体の近くを通り、スイングの回転半径が小さくなる。
3. 3.腕を振るスピードが速くなる。

＜ダウンスイング後半＞ POINT!

1. 4.ヘッドに掛かる遠心力アップ。
2. 5.コックを解放させるスピードが速くなる。
3. 6.ヘッドが一気に加速し、ヘッドスピードがアップ。

[2]新設計シャフト「MP900」

「ゼクシオ ナイン」の最大の特長であるヘッド軌道変化のテクノロジーを支えるのが、先端素材をふんだんに使用し、更なる軽量化と手元重心化を実現した自社製シャフトの「MP900シャフト」です。

こうしたシャフト専用の開発は、自社設計による強みと素材メーカーとの強固なパートナーシップによって実現しました。

＜先端素材の採用＞

「MP900シャフト」カーボンシートには、ロケットや航空機など次世代航空宇宙用途に開発された「東レ（株）T1100G」や「東レ（株）T700G」などの炭素繊維と、「東レ ナノアロイ®^※1」テクノロジーを使って開発された樹脂材料などの先端素材を使用しています。その結果、前モデル比でシャフト重量の2g軽量化と20mmの手元重心化を実現しました。

＜軽くて強いシャフトをつくるために＞

スイング時に最も負荷が加わるシャフトの外側と内側にフープ層^※2を配置する「フープ層サンドイッチ構造（特許出願中）」など、独自の積層構造によりシャフト全体の軽量化と強度確保を両立しました。

またシャフトの手元、中央、先端部と、それぞれの部位に求められるパフォーマンスを最大限発揮するために、各部位ごとに最適な構造を取り入れています。

1. ※1 「東レ（株）ナノアロイ®」は東レ（株）の登録商標です
2. ※2 シャフト軸に対して垂直方向に巻いたカーボン層

(2)「ボールスピードアップテクノロジー」の進化

ゼクシオ史上最も重いヘッドと新開発の「ウイングカップフェース（特許出願中）」によってボールスピードアップが実現し、飛距離増に貢献しています。重いクラブヘッドはインパクト時の運動エネルギー最大化を実現し、トウ側、ヒール側の折り曲げ幅を拡大した新開発カップフェースはスイートエリアを前モデル比で10％拡大しています。

(1)高打ち出し、低スピンによる大きな飛び

重量物と一体型のバッジを前モデル比で15mm後方に設置。さらにヘッド後方部のサイドに厚肉部を配置したことで、一層の深・低重心化設計を可能にしました。

(2)爽快な打球音「ゼクシオサウンド」

ソールに配置したサウンドリブにより、高く伸びのある心地よい打球音を実現しました

＜ソールデザイン＞

重量物と一体型のバッジを前モデル比で15mm後方に設置。さらにヘッド後方部のサイドに厚肉部を配置したことで、一層の深・低重心化設計を可能にしました。

＜クラウンデザイン＞

クラウンカラーは落ち着きのあるブルーを基調とし、ヒールバック側に偏光色を使用することで、ヘッドの返りやすさを視覚的に表現しています。

ドライバー同様に、重量を増したヘッドと軽量・手元重心シャフトを新開発し、ヘッド軌道の変化による飛距離向上を実現。またフェースとソールの新設計によって、よりやさしく遠くに飛ばせるフェアウェイウッドへと進化しました。

新開発カップフェース、フェース肉厚の最適化による反発性能の向上

ソール部の折り曲げ幅を伸ばした新開発カップフェースの採用により、アベレージゴルファーの打点位置であるフェース下部の反発性能が向上。またフェースの厚肉部と薄肉部との中間部分に　あたる移行部を拡大することでスイートエリアが前モデル比で10％拡大し、オフセンターショット時の飛距離ロスが大幅に減少しました。

新ソール設計「パワーウェーブストラクチャー」が生み出すさらなるやさしさ

ソール中央部の肉厚を薄く、周辺部を厚くした新ソール設計「パワーウェーブストラクチャー（特許出願中）」により、さらなる低・深重心化を実現。よりやさしくボールが上がるようになりました。