※すべてSシャフトの場合の総重量
石井 高
DUNLOP CLUB DOCTOR
ダンロップスポーツマーケティングの社員クラブドクター第1号として、2003年よりクラブフィッティングを開始。東日本を中心に店舗やイベントでフィッティングを行っている。
全日本ゴルフ連盟認定の「JGRAプロフェッショナル」メンバー。
シャフトは、全体のフレックスだけでなく手元の硬さにも注目。手元の硬さが切り返しのタイミングに影響するからです。たとえば、手元が硬すぎると自分でしならせようとして力んでしまいますし、逆に柔らかすぎると自分なりの“間”がとれません。手元の硬さが自分に合っていれば振りやすくなるのです。
前のステップで、振りやすい総重量、フレックスを選んだら、最後にロフトを決めます。ロフトを変えることで、弾道の高さだけでなく方向性も調整できます。ボールが右に出がちな場合、ロフトを増やすことでつかまりがよくなります。一方、左に行かせたくないなら、ロフトを減らしてみるのも有効です。
YOさん(40歳)
ゴルフ歴:10年/平均スコア:100
ラウンド数(月平均):1回
平均ヘッドスピード:38m/s
マイドライバーのスペック:10.5/SR/総重量308g
クラブドクターの推奨ゼクシオ
『ゼクシオ ナイン』MP900シャフト
ロフト:9.5°
シャフト:MP900 カーボンシャフト
フレックス:S 総重量:277g
「全部まっすぐですね!」。マイドライバーで打ったYOさんのショットの解析データを見て感心する石井クラブドクター(以下、石井Dr.)。YOさんも「ドライバーは好きなんです」と笑顔で話しますが、石井Dr.が注目したのがヘッドスピード(以下、H/S)。H/S36~39m/sのYOさんの場合、ドライバーの適正な総重量は270~290gですが、マイドライバーは308gとやや重め。そこで石井Dr.は、30g以上軽い総重量275gの『ゼクシオ ナイン』MP900シャフト(10.5°/SR)を勧めました。YOさんは、「だいぶ軽く感じますね」といいながら、このクラブでもナイスショットを連発。飛距離も伸びましたが、打ち出し角がやや高いことから、ロフトを9.5°にしてシャフトもSに。結果はストレートのナイスショットが出た上、SRとくらべて5ヤード、マイドライバーからはなんと11ヤードも飛距離アップ! YOさんも「10ヤードの差は大きいですね。ゼクシオは、以前からスクールで使っていて“ボールが上がりやすいし、ミスしても曲がりの少ないいいクラブだな”と思っていましたが、やっぱり振りやすい。非常にいいです」と、『ゼクシオ ナイン』MP900シャフトの9.5°/Sに大満足でした。
「YOさんの場合、総重量の軽い『ゼクシオ ナイン』レギュラーモデルにしたことでH/S、飛距離がアップしました。レギュラーモデルは、軽量化としなやかさを両立したMP900シャフトが自然にコックのためを作ってくれます。そのため、H/Sが遅めの方でも、普段通りに振ればスイングスピードとヘッドスピードの両方が上がり、飛距離アップが期待できます」(石井Dr.)

MDさん(46歳)
ゴルフ歴:3年/平均スコア:95
ラウンド数(月平均):2回
平均ヘッドスピード:40m/s
マイドライバーのスペック:9.5/S/総重量277g
クラブドクターの推奨ゼクシオ
『ゼクシオ ナイン』Miyazaki Model
ロフト:10.5°
シャフト:Miyazaki Melas(メラン)カーボンシャフト
フレックス:S 総重量:296g
「コースでは右に出ることが多くて」というMDさん。計測器のデータでもスライスボールが多く出ました。石井Dr.によると、原因として考えられるのは総重量が軽いこと。マイドライバーの総重量は277gですが、40m/sというH/Sからすると290~300gが適正。また、弾道が高すぎるのも、クラブが軽いために手首のリリースが早くなるのが原因のようです。そこで石井Dr.がお勧めしたのが、Miyazaki Melas(メラン)シャフトのSを装着した『ゼクシオ ナイン』Miyazaki Model。打ってみると、H/Sはそのままで、弾道が適切な高さになったために飛距離が伸びました。ただ、まだ右に出やすいことからSR(総重量296g)に換え、さらに、つかまりをよくするためにロフトを1度増やした10.5°を試打。その結果、球筋はフェードボールで安定し、曲がり幅もぐんと狭くなりました。当然、平均飛距離は伸び、最大で230ヤードを記録。これにはMDさんも「同じように振っているのに、まさかこんなに違いがあるとは! ゼクシオのヘッドも、すごくつかまりがいいですね」と感動した様子。石井Dr.も「思い切って振れれば、さらに飛距離は伸びます」と、改めてMiyazaki Modelを勧めました。
「ドライバーが軽すぎると、H/Sが上がらず飛距離も伸びません。『ゼクシオ ナイン』Miyazaki Modelは、シャフト単体でMP900より9g重く、トルクを絞っていて、総重量では20g以上重いしっかりした振り心地のモデル。MDさんのように、H/Sが40m/s前後ある方であれば振りやすいはずですし、ショットに安定感が出ます」(石井Dr.)
KNさん(52歳)
ゴルフ歴:10年/平均スコア:90
ラウンド数(月平均):0.5回
平均ヘッドスピード:41m/s
マイドライバーのスペック:9.5/S/総重量316g
クラブドクターの推奨ゼクシオ
『ゼクシオ ナイン』Miyazaki Model
ロフト:9.5°
シャフト:Miyazaki Melas(メラン)カーボンシャフト
フレックス:S 総重量:299g
まずは、マイドライバーを試打したKNさん。ややボールが右に飛び、H/Sは平均で41m/sでした。それを見た石井Dr.は「このH/Sだと総重量290~300gが理想。今はちょっと重たいので振り切れず、フェースが開いて当たっているのだと思います」と分析します。それを聞いて「右に出るのでつかまえに行くと、今度はチーピンが出てしまうんです」というKNさんに「右に出るショットとチーピンの両方が出るのは、多くはクラブが重過ぎるのが原因なんです」と石井Dr.。そして、総重量299gの『ゼクシオ ナイン』Miyazaki ModelのSシャフトをお勧めし、打ってみると、球筋はストレートに近いフェードで安定。平均飛距離も206ヤードから215ヤードに伸び、マックスはなんと240ヤード! マイドライバーより総重量が17gも減りましたが「軽いというより、振りやすいです」とKNさん。石井Dr.も「軽くしたらサイドスピンも減りました。きれいなフェードです」と太鼓判。「マイドライバーと比べると、この『ゼクシオ』Miyazaki Modelはだいぶ違いますね。ボールがつかまって楽に上がるし、とにかく振りやすいです」というKNさんに、石井Dr.は「振りやすいのがいちばん。振りやすければクラブが勝手に動いてくれます。総重量は本当に大事です!」。
「『ゼクシオ ナイン』Miyazaki Modelに装着されているMiyazaki Melas(メラン)は、手元重心設計で、手元部分の剛性も高いシャフト。それが、KNさんが「とにかく振りやすい」と感じる理由で、KNさんのように力があり、H/Sがある程度出る方には、しっかり感のあるMiyazaki Modelがオススメです」(石井Dr.)

MKさん(50歳)
ゴルフ歴:35年/平均スコア:83
ラウンド数(月平均):2回
平均ヘッドスピード:45m/s
マイドライバーのスペック:9.5/S/総重量315g
クラブドクターの推奨ゼクシオ
『ゼクシオ ナイン』Kaula Model
ロフト:9.5°
シャフト:Miyazaki Kaula(カウラ)カーボンシャフト MIZORE 6
フレックス:S 総重量:313g
「コースでは、右に出るショットが多くて、そのあとは左。バラつくことが多いです」とMKさん。とはいえ、マイドライバーで打ってみると、石井Dr.が「スイングの再現性が高いので安定していますね」と感心するショットを披露。平均45m/sというH/Sに対し、315gという総重量も適正です。そこで石井Dr.が着目したのがシャフトの硬度分布。石井Dr.はMKさんのスイング解析の結果を元に、真ん中がしっかりしたMiyazaki kaulaの6Sを装着した『ゼクシオ ナイン』Kaula Modelを推奨。そして、マイドライバーと同じロフト9.5°のゼクシオを打ってみると・・・、球のバラつきが減ってストレートボールが多くなり、最大飛距離もマイドライバーの246ヤードから261ヤードに大幅アップ! MKさんは「振りやすいですね。切り返しで力が要らないし、振っていて楽です」とMiyazaki kaulaシャフトに換えた成果に驚くと同時に「ゼクシオのヘッドがこんなに自分に合うとは。ゼクシオは力のないゴルファー向けと思っていましたが、そのイメージが変わりました」と、「ゼクシオ ナイン」のヘッドの完成度の高さに感心しきりでした。
「『Miyazaki kaula』は、スリクソン Zシリーズのドライバーにも標準装着されていて、Miyazaki Modelよりもさらに振りごたえのあるシャフト。MKさんは手首の返しが強いので、真ん中がしっかりしているMiyazaki kaulaのMIZOREのほうが切り返しのタイミングが取りやすく、バラつきも減りました。バリエーションも豊富なので、パワーのある方にはぜひ試していただきたいモデルです」(石井Dr.)


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