僕が初めて『ゼクシオ テン』ドライバーを打ったのは、去年の最終戦(「ゴルフ日本シリーズJTカップ」)の練習日でした。打ってみて「いいな」と思いましたが、やっぱり実戦で使ってみないと本当に自分に合っているかどうかはわかりません。一年間、この試合に出ることを目標に頑張ってきた最終戦ではありましたが、「ええい、行っちゃえ!」みたいな感じで使ってみました(笑)。そうしたら試合でもよさを実感できたので、今シーズンもそのまま使っています。
つかまりがいいのが、このドライバーのいいところ。僕はドローヒッターで、特にティショットはドロー一本で攻めたいのですが、「ゼクシオ テン」は僕のイメージする通りのドローボールが打てます。それと、初めて打った時に感じたのは、ゼクシオ ナインとくらべて初速が速いなということ。フェースの弾きがよくて、ボールが力強く出ていく感じなので風にも強いし、5ヤード強は飛距離が伸びました。
ショットのバラつきが小さいのもいいですよね。僕自身が何かやらかさない限りは(笑)、曲がり幅も最小限で済む感覚です。ナインとくらべて重心が深くなったと聞いたので、それが方向安定性につながっているのだと思います。
ただ、私は、本当は小さいヘッドのほうがしっくりきます(苦笑)。だから正直迷ったのですが、それでも「ゼクシオ テン」を使おうと決めたのは、やっぱり飛ぶから(笑)。事実、昨シーズンとはドライバーの飛距離が全然違います。ツアーの試合は毎年同じコースで開催されることが多いので分かるのですが、去年とくらべると、10ヤードどころか20ヤード、飛ぶ時には30ヤードも距離が出るので、セカンドショットで持つクラブが3番手も違うことがあります。おかげで今年は本当にゴルフがラクです。
今年の春から『スリクソン Z565』ドライバーを使っています。
僕はフェードヒッターなのですが、それまで使っていた、小さいヘッドのドライバーは、時々ボールが右に抜けることがあったんです。それで九州の地方競技が始まる前の2月下旬に、ダンロップのスタッフの方にいろいろなヘッドとシャフトを用意していただいて、じっくりテストをしました。その中でハマったのが、「スリクソン Z565」とKUROKAGE XD(60X)の組み合わせでした。
このクラブがいいのは、右に抜けるミスが全然出なくなったこと。フェードであっても、しっかり球がつかまるんです。
また、以前のクラブにくらべてスピン量が減ったことで、強い球に変わりました。僕の場合、元々弾道が高くて、それは今も同じなのですが、スピン量が減ったおかげで、アゲンストには間違いなく強くなりましたね。
僕はプロになる少し前からフラットバックのアイアンを使っていて、スリクソンのフラットバックを使うのは、この『スリクソン Z965』が3代目になります。
なぜ僕がフラットバックを使っているのか。その一番の理由は、ラフからのショットで距離を合わせやすいからなんです。あくまで僕の感覚ですが、キャビティバックは、スイートエリアが広い反面、ラフから打った時のフライヤーの距離が読めないところがあるのに対し、フラットバックだと、多少フライヤーはするものの飛びすぎることがない。距離感がいいんです。もちろん、ヘッドが小さめでソールも薄いので、抜けもいいですよね。
操作性が高いのも「Z965」のいいところ。トーナメントでは、ストレートボールだけでなくドローやフェードが求められる場面も多いのですが、このアイアンはいろいろな球筋を打ち分けることができます。
ただ、4番だけは、スリクソンの中でもいちばんやさしい『Z565』を入れています。僕はユーティリティは「スリクソン Z U65」の3番を使っているので、4番アイアンも、ちょっと距離の出るモデルが欲しかった、というのが、4番だけキャビティにした理由です。
僕の場合、4番は、パー5のセカンドショットで使うことが多いのですが、この「Z565」は球を“拾いやすい”ので狙い通りの距離が出ます。それと、パー3のティショットでも、硬いグリーンに止めるには球を上から落としたほうがいいですよね。その点、「Z565」は打出し角が高いし、球も高く上がるのでボールが止まりやすいんです。
そんな感じで、僕はフラットバックとキャビティを組み合わせていますが、僕のほかにもロングアイアンだけ、やさしいモデルを使っているプロはいるので、アマチュアのみなさんもぜひ試してみるといいと思いますよ。