10月14日に最終日を迎えた「第83回日本オープンゴルフ選手権」で、ダンロップ契約プロの稲森佑貴が通算14アンダーで優勝。プロ8年目での待望のツアー初勝利を、日本最高峰のビッグタイトルで飾った。
稲森は初日に3バーディ・ノーボギーの「68」で回り18位タイにつけると、2日目には4アンダー「67」をマークし2位タイに浮上。3日目も同じスコアで回り、単独トップに。2位に3打差をつけてスタートした最終日も、3連続を含む5つのバーディを奪い「68」をマーク。4日間すべて60台というステディなゴルフで、戦いの舞台となった横浜カントリークラブを見事に攻略した。
稲森の群を抜く安定感を生み出したのが、ツアーで昨年まで3年連続フェアウェイキープ率1位に輝いているドライバーショット。クラブ開発のために、契約プロたちのショットの計測を行うダンロップのスタッフたちは、そのスイングデータの再現性の高さから稲森を“マシン”と呼び、曲がりの原因となるサイドスピンの量も、同じトッププロたちが驚くほどの少なさを誇る。今大会でも、稲森のフェアウェイキープ率は、初日から86.67%、73.33%、86.67%と連日高い数値を示すと、最終日には驚異の100%を記録。4日間トータルでも1位タイの86.67%に達した。
そんな稲森の正確無比のショットに、最近になって飛距離アップをもたらしたのが、2試合前から実戦に投入したスリクソンの『Z585 ドライバー』。顔とヘッドの座りのよさに加え、稲森が高く評価しているのが、「ぐんぐん前に進んでいく感じがあって、最後にひと伸びする」という力強い弾道。スピン量が減ったこととの相乗効果によって、「真っ芯に当たった時にはランも含めて最大で10ヤードは飛距離が伸びた」「アゲンストでも、あまり飛距離が落ちずに安定して飛んでくれる」とたしかな信頼を寄せる。
このほかにも稲森は、フェアウェイウッド(スリクソンZ F85)、ハイブリッド(スリクソンZ H85)、アイアン(スリクソンZ585)、さらにウエッジ(クリーブランド RTX 4)と、クラブはすべて今秋発売のNEWモデルを愛用。それらを駆使した稲森は、ハードなセッティングのコースを相手にパーオン率とバーディ数でも1位を記録し、ゴルファー日本一の座に就いた。