稲森佑貴プロが『ゼクシオ クロス アイアン』を試打したのは、2月上旬に「藤沢ジャンボゴルフ」(神奈川県藤沢市)で開催された「稲森佑貴プロ トーク&イベント」内のデモンストレーションでのこと。稲森プロがこのモデルを目にするのは、この日が初めてでした。
まず、7番アイアンでショットを披露すると、打席をぐるりと取り囲むお客様から、「球が見えない・・・」と初速のあまりの速さに驚く声が。そして計測の結果、187.1ヤードというキャリーが発表されると、今度は稲森プロが、
「メチャメチャ飛びますね!」
と驚きの声を上げていました。その後、ビシッというインパクト音とともにナイスショットを放つたび、お客様からは「オーッ」というどよめきが起き、稲森プロは、
「いやぁ、ゴルフが楽になりますね」
「185ヤードを7番アイアンで打てるなんて・・・」
と感心しきりの様子でした。
続いて稲森プロは5番アイアンも試打。快音を響かせながら、今度はキャリーで200ヤードを超えるショットを連発し、
「当たった瞬間の球の勢いが違いますね。スゴいです!」
とフェースの弾きのよさに目を丸くしていました。そして、想像を超える飛距離に、最後は「ハハハ」と声を上げて笑う稲森プロでした。
そして、イベント出演を終えた稲森プロに、改めて『ゼクシオ クロス アイアン』について聞いてみました。
D-cafe:最初のショットのあと、とても驚いていましたね。
稲森:はい。正直あんなに飛ぶとは思いませんでした(笑)。球離れがいいし、インパクト音を聞いて飛んでいるのが分かりました。出ていく球も力強かったですしね。
D-cafe:ボールの上がりやすさについてはどうですか?
稲森:上がりやすいですね。特に5番アイアンはミドルアイアンにしてはかなり高さが出ていましたね。球が上がりにくい人にはスゴくいいんじゃないですか?
D-cafe:構えた時のヘッドの見え方については何か感じましたか?
稲森:“ボールを拾いやすい顔”だなという印象を受けました。5番はアドレスした時に、ソールの後ろの部分が上から見えますよね? あれが拾いやすさを感じさせるのだと思います。ウエッジのようなアイアンという感じですね。7番も、それほどロフトが立っている※という感じはしなかったです。
それと、ソールが厚い分ヘッドの座りがいいので、たとえば、無意識にハンドダウンに構えてしまった時にはすぐに分かるので構えを修正できると思います。
D-cafe:ご自身も含めて、ツアープロが実戦で使う可能性はありますか?
稲森:僕は今のスリクソンのセッティングがかなり気に入っているのでどうかなぁ(苦笑)。でも、プロによっては、他の番手とうまく組み合わせればゼロではないでしょうし、たとえばアイアン型ユーティリティの代わりに使うのはアリかもしれませんね。
D-cafe:では、『ゼクシオ クロス アイアン』を勧めるとしたら、どんなゴルファーでしょうか?
稲森:そうですね。普通に打てば勝手に球が上がって飛んでくれるので、球が上がりにくい人や腕の力の弱い人、長い距離をアイアンで攻めたいという人にはいいクラブだと思います。そういう人が使うと、ゴルフが楽に、簡単になるんじゃないでしょうか。
※「ゼクシオ クロス アイアン」の#7のロフト角は25°で、「スリクソン Z585 アイアン」の#5(24°)に近い。