2019/03/27

D-Cafeレポート

<D-cafe> 新企画! 新垣比菜、勝みなみ、小祝さくら Angels on the Fairway ついに迎えた開幕戦。今シーズンの目標は?

同級生仲良し3人組のトーナメント練習日の様子や近況をマンスリーでお伝えする「新垣比菜、勝みなみ、小祝さくら Angels on the Fairway」。記念すべき第1回の話題は、オフシーズンの練習や今シーズンの目標についてです。

 新垣比菜プロが、このオフの練習拠点にしたのは地元・沖縄。走ったり、筋力を強化したりといったトレーニングとゴルフの練習を並行して行ったそうです。そして、ゴルフの練習で特に時間を割いたのがアイアンショット。

「クラブヘッドを上から入れて、きれいにターフが取れるように練習しました。それまでの横から払うようなスイングだと、ツマ先下がりなどの傾斜から打つ時に当たりが薄くて、思ったように距離が出ないことが多くて・・・。今年はそういうショットを減らしたいんです」

 そんな練習の傍ら、新垣プロは、2月中旬から下旬にかけオーストラリアとタイで開催された米女子ツアー2試合に出場。

「オーストラリアのコースは地面がすごく硬くて、ほかにも日本では経験できない場面がたくさんありました。タイではショットはだいぶよくなったのですが、2日目以降パットが全然入らずに苦労しました。試合で感じたのは海外の選手のアプローチショットの上手さで、それにくらべて自分はあまりに下手なので恥ずかしくなりました(苦笑)。でも、同時に“もっと上手くなりたい”という気持ちにもなれたし、すごくいろいろな経験ができた2週間でした」

 と充実した表情で話していた新垣プロ。今シーズンの戦いに向け、収穫の多い海外遠征となったようです。

 勝プロや小祝プロと同じく、今年がプロ2年目のシーズンとなる新垣プロ。目標はいくつかあり、アプローチショットのレベルアップもそのひとつだそうです。

「海外の選手は、いろいろな技がないと攻め切れないコースをたくさん経験しているから上手いのだと思います。上達するには、そういう経験と時間が必要だと思うので、私も試合を重ねながら成長できたらいいなと思います」

 また、年間を通して安定して成績を残すのも目標のひとつ。

「昨シーズンの終盤は疲れもあって予選落ちが続いてしまいました。オフのトレーニングで体力がついたどうかはシーズンが始まってみないとわからないけれど、今シーズンは終盤になっても優勝争いができるようにしたいですね」

 そして、当然ツアー2勝目にも期待がかかります。

「もちろん優勝が目標ですが、できれば2勝したいですね。それができたら最高だと思います」

 そう語っていた新垣プロは、地元開催、さらにホステスプロとして迎えた開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」の最終日にベストスコアの「68」をマークし見事2位タイに入賞! 強い風と雨の中でのノーボギーのラウンドは、今シーズンの活躍を予感させるものでした。

 オフシーズンは、タイと沖縄でトレーニングや練習を重ねたという勝みなみプロ。トレーナーの指導のもと、特に力を入れたのが上半身と下半身を連動させるトレーニングだそうです。

「腰を止めて肩を回す動きをやってみたら、驚くほど肩が回らなくて(苦笑)。うまく筋肉を使えていないことが分かったので、オフだけでなくシーズン中も連動系のトレーニングをやっていきますし、何年かかけてきちんと連動できるようにしたいと思っています」

 そして、もうひとつオフのテーマとして掲げたのがティショットの方向性アップ。

「去年はフェアウェイキープ率が90位だったので、これではいけないと思って。ショットのブレを少なくするために、まずトレーニングで下半身に安定感をつけることを目指しました」

 さらに、ダンロップのゴルフ科学センター(兵庫県)にも足を運び、『スリクソン Z785ドライバー』と、数種類のシャフトの組み合わせをテスト。

「そこですごくいい組み合わせが見つかりました。その後、国内やタイのコースでも打ってみてすごく感触が良かったので、去年にくらべて方向性は改善できたかなと思います」

 と笑顔で話していた勝プロ。持ち前の飛距離に方向安定性が加われば、昨年7位にランクインした平均バーディ数はさらに増えるはずです。

 以前、2019年の目標について聞かれ、「シーズン2勝以上と賞金女王」と答えていた勝プロ。ところがオフシーズンを経てその目標に変化があったようです。

「一年間戦っていく上でいちばん大切にしていこうと思っているのは、“常に笑顔で楽しくプレーする”ことです。去年はまず結果を求めたけれど、途中で調子が悪くなったり、いろいろな経験をしたりした時に、笑顔で楽しくゴルフをするってすごく大切なことだなと思えたんです。優勝した試合でもそれが実感できたし、悪い流れになっても、それを楽しめる人が強いというか、“楽しんだ者勝ち”なんだと思います。実行するのは難しいけれど、笑顔で楽しくというのは、心掛ければできることですよね? 優勝は、その目標を達成できればついてくるものだと思いますし、結果的に優勝とかその上が目指せたらと思います」

 みなさん、今シーズンは勝プロのプレーだけでなく、その表情にも注目です。

 小祝さくらプロもまた、オフシーズンの練習は南の島からスタート。

「ハワイに3週間行ってきました。体幹トレーニングとかも例年と同じくらいやりましたが、ゴルフの練習がメインで、昨シーズン苦戦したアプローチショットとパットを重点的に練習しました」

 そして帰国後は宮崎に移動し、10日間ほど合宿したのだとか。

「開幕が近づいてきたので、最終調整ですね。ときどきラウンドもしながら、ショットを仕上げるつもりで打ち込みました」

 そんな小祝プロですが、今回新たに取り入れた練習というのはなかったそうです。

「私の場合、調子がよくなるのも悪くなるのも、結局はいつも注意していることができたり、できなかったりするのが原因なんです。だからオフの練習でも、日頃注意していることを繰り返しやるだけでした」

 昨シーズンは、4度の2位をはじめ13度のトップ10入りを果たし、賞金ランキング8位と大活躍を見せた小祝プロ。一年を通して安定したプレーを披露した印象があるものの、本人の感覚はちょっと違うようです。

「前半戦は、コースでの動きというかルーティンがよくわからないこともあってけっこう苦戦しました。だから今年は、前半戦からしっかり上位に入れるようにプレーしたいですし、できたら前半戦でシード権を確定させられたら最高だなと思います」

 開幕を直前に控え「今の仕上がり具合は?」という質問に対し、

「まだ50パーセントぐらいです(苦笑)。でも、いま調子がよくても試合で上手くいくかといえば微妙なので、あまり気にしてないです」

 と天真爛漫な笑顔を見せていた小祝プロ。その言葉通り、開幕戦では初日を終えて6位タイにつけると、2日目は5アンダー「67」をマークし、2位で決勝ラウンドに進出。トップ10入りはならなかったものの(最終順位は17位タイ)、念願のツアー初優勝の期待を抱かせるプレーを随所に見せていました。

次の取材予定は、4月のヤマハレディースです。

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