2019/04/23

D-Cafeレポート

<D-cafe> 新企画! 新垣比菜、勝みなみ、小祝さくら Angels on the Fairway シーズン序盤の感触&新しいギアの活躍度は?

新垣比菜、勝みなみ、小祝さくらという同級生仲良し3人組のツアー会場での様子や近況をマンスリーでお伝えする「新垣比菜、勝みなみ、小祝さくら Angels on the Fairway」。今回の話題は、序盤戦の振り返りと今シーズン新たに投入したギアについてです。

 地元・沖縄での開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」では、最終日に「68」をマークして2位タイに入り上々のスタートを切った新垣比菜プロ。「あの日はパットが入ってくれました」と笑顔で振り返ったものの、「第3戦(Tポイント×ENEOSゴルフ)からの2試合は初日に上手くスコアをまとめられなくて・・・」とやや反省。なんでも第3戦は初日が驚くほど寒かったそうで、「しかも夏用のウェアしか持っていなかったので、現地で防寒用のインナーを買って、たくさんカイロも貼って2日目はプレーしました(苦笑)」。ただ、「次の試合もそうですが、初日の下位から2日目に巻き返して予選を通過できたのはよかったし、すごく成長したかなと思います」と満足げに話していました。さらに、「ショットもまずまず安定しているし、アプローチショットも去年とくらべたらよくなっていると思います。それと、私はアマチュアの頃から寒いより暑い季節のほうが得意なので、これからだんだん調子を上げていきたいです」と語っていた新垣プロ。今大会では、10位タイで迎えた最終日に「68」という好スコアで回り、3位タイに入賞しました。

 開幕戦からの5試合で2度のトップ3フィニッシュと好調をキープしている新垣プロが、今季使用しているボールが2月に発売された『NEW スリクソン Z-STAR』。「新しい赤(Z-STAR XV)も試しましたが、やっぱり私は黒(Z-STAR)が好きですね。ジュニアの頃からずっと使っていることもありますが、やわらかい打感が好きなんです。打った時にどう感じるかで距離感も変わってくるので」。そして、NEWボールの性能アップを感じているのがスピンについて。「短いアプローチだけでなく、私が違いを感じるのが50~60ヤードのコントロールショットで、以前よりスピンが利いて止まりやすくなった気がします」と語るように、厳しいセッティングのコースで真価を発揮しているようです。ちなみに新垣プロは、今シーズンからボールに入れるイラストをチェンジ。「Hina」という文字と、ハイビスカスの花のイラストに加え、名前にちなんだ鳥のヒナのイラストをあしらっています。「ゴルフをする友だちのオウンネームボールを見せてもらったら、すごくイラストが可愛かったので、『じゃあ、私も』と同じ人にデザインしてもらいました。可愛いのですごく気に入っています(笑)」。

 開幕からの4試合を振り返り、「本当にパットに苦しんだ1カ月だったなぁと思います」と苦笑いの勝みなみプロ。2戦目で6位タイ、その翌週には2位タイと好成績を収めたものの、「自分で思ったように行っていないのが心残りというか・・・。パットは“あれ?”と思うこととかいろいろあって、今も模索中ですね。早く改善できたらいいなと思うんですけど」とグリーン上で苦心しているようです。

 一方で、ショットにはかなり満足している様子。「オフのトレーニングのおかげで飛距離が伸びたし、スイングの安定感も去年とは全然違うので、そこは成長した部分かなと。特にティショットは、去年はラフで止まらずに、林の中とか隣のホールまで曲げていましたから(苦笑)。それと、オフに『スリクソン Z785 ドライバー』のフィッティングをして、ヘッドと相性のよいシャフトが見つかったこともあって、去年にくらべると今年はまったくと言っていいほど曲がっていません」と明るい表情で話していた勝プロ。今大会では、44位タイで予選を通過すると、3日目に2アンダー「70」で回り10位タイに浮上。さらに新垣プロと同組でのプレーとなった最終日も1つスコアを伸ばして8位タイに順位を上げ、早くも今季3度目のトップ10フィニッシュを果たしました。

 ティショットと同様に安定感が増し、「去年よりグリーンに乗ってくれるし、バーディチャンスにもたくさんついています」と勝プロが語るのがアイアンショット。パーオン率を見ると、昨シーズンの「64.2328」(70位)から、今シーズンは「74.4444」(5位・ヤマハレディース終了時点)と急上昇しています。そんな勝プロは、今シーズンの開幕戦から『スリクソン Z-FORGED アイアン』を投入。「オフに初めて見みました。まず7番だけ作ってもらって打ったら、すごく打感がよくて。それで他の番手もお願いしました。去年まで使っていたハーフキャビティとくらべると、フェースが薄めで難しいのかなと思っていたのですが、打ってみるとミドルアイアンでも十分に高さが出るし、スピンもしっかりかかってグリーンで止まってくれます」と、この新しいアイアンを絶賛。さらに、「“シャープな顔”のほうが私には構えやすいし、芯に当たる確率が高くなる気がします。芯に当たれば打感もいいし、球が伸びて風に負けない感じがしますね」とコメント。パーオン率の大幅アップに一役買っているといえそうです。

 小祝さくらプロは、今季3戦目で優勝争いを演じた末に4位タイでフィニッシュ。そのほか10位台に2度入るなど、昨シーズン同様、安定した成績を残しています。ただ、本人はあまり納得していないようで、「開幕して1カ月が経ちましたけど、自分の調子としては、まだ40~50パーセントという感じで・・・。だから、優勝争いをしている感じはまったくしないんです」。さらに、プレー内容について、「ショットは悪くないのですが、アプローチとパットは苦戦しています。それが最終日にスコアを伸ばせなかったり、落としたりする原因になっていると思います。だから、ショートゲームをもう少し改善できたらいいなと思っています」と分析。とはいえ、開幕前に語っていた「去年は前半戦で苦戦したので、今年は前半戦から上位に入りたい」という目標は達成しつつある小祝プロ。めざすツアー初優勝について、「優勝争いに絡めるかどうかは、やっぱりパット次第だと思います。それに、早く80パーセントぐらいの状態まで上げられたらいいですね」と前向きに語っていました。

 昨シーズン、パーオン率で10位にランクインするなど、アイアンショットの正確性はツアーでも指折りの小祝プロ。そんな小祝プロが、今シーズンのツアーで愛用しているのがポケットキャビティの『スリクソン Z585 アイアン』とハーフキャビティの『スリクソン Z785 アイアン』。5番~8番が「Z585」、9番とPWが「Z785」というコンボアイアンになっています。去年まではすべてポケットキャビティのモデルを愛用し、オフにいったん全番手を後継モデルである「Z585」に替えたものの、開幕戦の練習日にこのセッティングに変更。その理由について、「8番から上の番手は、ボールが上がりやすい、やさしいクラブがいいですよね。しっかりラインを出して打ちたいので、そこは難しくなくてもいいかなと。もちろん、「Z585」は9番以下もやさしいのですが、「Z785」の9番を初めて構えた時にすごくしっくりきたし、“抜け” がいいんです。そのせいか、すごく気持ちよく振れるので、PWと一緒に替えました。試合でもかなりいい感じで打てています」と話してくれた小祝プロ。みなさん、小祝プロのアイアンショットとパーオン率に要注目です。

次の取材予定は、「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」(5月第2週)です。

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