2019/04/25

D-Cafeレポート

<D-cafe> What’s Your Favorite? 今シーズンは、このドライバー&ボールで戦います! ~秋吉翔太・出水田大二郎・稲森佑貴・星野陸也~

 僕の場合、道具選びに関してはとにかくフィーリング重視で、『スリクソン Z785ドライバー』も、“顔”を含めて自分のフィーリングに合うので使っています。このドライバーが何よりいいのは、強い球が出ること。当たった瞬間からいかにも飛んでいる気がするし、弾道の高さもちょうどいいのでよく飛んでくれます。

 それと僕はフェードヒッターで、叩いた時に左に行ってしまうドライバーはイヤなのですが、このドライバーは、つかまりはいいけれど左には行きにくい。そんな操作性のよさも気に入っています。

 『NEW スリクソン Z-STAR』は、ひとつ前のモデルとくらべると、長いクラブでの打感がしっかりしたなという印象があります。やっぱり長い距離のショットでは球の強さが絶対に必要で、特に風の強い日は大事。このボールは、打った瞬間に“芯”が感じられて、とにかく強い球が打てます。

 一方で、アプローチショットではフェースに乗っかる感じがあって、スピンがよくかかりますね。フライヤーになりそうなライからでもフェースに食いつくから、スピンが利いてくれる。スピンがかかるという安心感があるから、自信を持って振ることができます。
 ちなみに「くまモン」のイラストは、一昨年の秋から入れています。熊本では震災があったし、熊本出身者として僕も地元を少しでもアピールできないかと思い、それには道具にくまモンを入れたらいいんじゃないかと考えました。それで、自分で県に許可を出して認めていただいたので熊本県公認です(笑)。


 いま使っている『スリクソン Z785ドライバー』のヘッドは、いくつか見せてもらった中から選び、実際に打ってから決めたのですが、すごくいいものに巡り合えたと思っています。同じモデルでも、ヘッドが違うと同じシャフトを挿しても振り心地が微妙に違うんです。このクラブは、テークバックからフィニッシュまで、常にヘッドが自分のイメージした位置にあるので、振り心地がすごくいい。振って、当たって、フィニッシュがピタッと決まった時にイメージ通りの球が出る。だから試合で安心して使うことができるんです。

 それと、以前は芯を喰ったと思っても、フェースの上でボールが滑って右に出ることがあったのですが、このドライバーに替えてから、そういうミスが出なくなりました。これは、基本的にフェードで攻める僕には大きいですね。すごく直進性が高いと思うし、マックスの飛距離は変わらないものの、平均してみると飛距離は伸びていると思います。

 打球音もいいです。僕は低い音が好きなので、このヘッドの“バシッ”という音は僕の好みだし、インパクトでのフェースに食いついてから押し出す感じが打球音と合っている気がしますね。

 今年のツアー開幕戦(SMBCシンガポールオープン)から『NEW スリクソン Z-STAR XV』を使っています。僕はアマチュアの頃から「Z-STAR XV」を愛用していますが、新しい「Z-STAR XV」は、アプローチショットとパットのフィーリングがソフトになったな、というのが最初に感じたことです。これまでのモデルは飛距離重視ということで、けっこう打感がしっかりしていたので、それにくらべると、ほどよい硬さになったんじゃないかと思います。アプローチではフェースに食いつく感じがあるので、以前よりスピンが入るようになりましたね。

 ドライバーショットに関しては、球が強くなったと感じます。ドライバーでもフェースにボールが食いつく感じがあって、なおかつ強い球が出るのですごく扱いやすい。実は、今回ボールを替えるにあたって、「Z-STAR』も試したのですが、トータルで判断して、やはり「Z-STAR XV」を選びました。

 ボールに入れている“26”という数字ですか? これは“大二郎”の“じろう=26”にちなんで入れました(笑)。ダンロップでは、シード選手になるとダブルナンバー(2ケタ)を指定できることになっているので、僕は昨シーズンから、この番号入りのボールだけを使っています。


 ご存じの方もいるかもしれませんが、去年、僕が「日本オープン」で優勝した時に使っていたのが、この『スリクソン Z585ドライバー』でした。「Z785」ではなく『Z585』を選んだのは、やさしいクラブのほうがいいから。僕はスリーブを調整してフェース角やライ角を変えるのは好きではなくて、それで頭を悩ませるよりスイングに集中したいんですよね。

 まず、このドライバーがいいのは、顔がよくて、ヘッドの座りもいいところ。そのため、初めて見た時からスッと構えることができました。そして、僕は右にフケる球が嫌いで、常にドローを打ちたいのですが、このドライバーはつかまりがいいので、イメージ通りのドローが打てます。それに、球に勢いがあるので、アゲンストでもフケ上がらずに、あまり飛距離が落ちなくなりました。風に強いのが、このドライバーを選んだいちばんの理由かもしれません。方向性もそうですが、飛距離も安定しているのが「Z585」のいいところだと思います。

 今シーズン、僕は海外の試合にも積極的に出ようと考えているのですが、1月の米ツアー「ソニー・オープン・イン・ハワイ」でも、このドライバーは活躍してくれました。今後の海外の試合でも、国内と同じスペックでイケると感じています。

 この『NEW スリクソン Z-STAR』を使って感じるのは、どんな状況でもスピンが増えたということ。まず、アプローチショットでは、しっかりフェースに乗る感じがあります。たとえば、深いラフとか、スピンがほどけやすいライからだと、どうしても手前から転がさないと寄らないけれど、このボールだと短い距離でもちゃんとスピンがかかってピタッと止まってくれます。しかも、スピンが安定してかかるので、大事な場面で思い切ってピンに突っ込んでいけます。

 スピンがかかるのは長いクラブでも同じです。僕はツアーの中で飛ぶ方ではないので、セカンドショットではどうしても他の選手より長いクラブを握ることが多いのですが、「Z-STAR」は、ミドルアイアンだけでなく、ハイブリッドやフェアウェイウッドでもスピンが入って、グリーンに止まってくれるんです。スピン性能がアップしたことで、僕の攻めの幅が広がった感じがしますね。

 それに、スピン量が増えたことで飛距離は落ちるんじゃないかと思ったのですが、そんなことはなくて、むしろドライバーの飛距離は少しだけ伸びた気がします。

 とにかく、このボールで「日本オープン」に勝てたので(笑)、すごく信頼して使っています。


 『スリクソン Z785ドライバー』のいちばんの特徴は、やっぱりクラウン部分がカーボンになったこと。それによって見た目がこれまでのスリクソンのドライバーとはかなり変わりましたが、僕の好きな“顔”ですね。そして、カーボンクラウンによって初速が上がったと思います。

 打ってみると、打ち出し角が高くて、とにかくキャリーが出ます。僕の場合、これまでのモデルとくらべると、キャリーは10ヤード近く伸びたと思いますね。また、直進性が高いので、左右が広いホールとか、ストレートなホールで思い切って振っていけるので、そういうホールがあるコースでは特に威力を発揮すると思います。

 一方で、ヘッドの大きさの割に操作もしやすくて、ドローやフェードをしっかり打ち分けることができます。これもカーボンクラウンの効果だと思うのですが、ヘッドがボールを弾きすぎないというか、一度フェースに乗せてから飛ばせる感じがするんです。スピン量もちょうどよいので、右にプッシュしたかなという当たりもこらえてくれる。

 やっぱりヘッドが大きいほうがかんたんだし、自分の調子が悪い時には助けになるドライバーだと思います。

 『NEW スリクソン Z-STAR』を初めて使ったのは、3月の「ニュージーランドオープン」(アジアンツアー&豪州ツアー共催)です。それで5位タイに入ったこともありますが(笑)、すごくいいボールだなと思いました。

 実は、僕は前のモデルまではずっと「Z-STAR XV」を使っていて、『Z-STAR』は打ったことがありませんでした。でも、稲森(佑貴プロ)さんが「いいよ」と言うので、物は試しと思って使ってみたら、すごく感触がよかったんです。

 飛距離に関しては、正直あまり変わらないかなと思いましたが、打感に関しては、やわらかさの中にも、しっかり手応えが伝わってきて気持ちがいいですね。その打感とも関係しているのですが、コントロールがしやすくて、フェードやドローの打ち分けが以前よりかんたんにできる気がします。

 アプローチショットでは、「Z-STAR XV」にくらべてかなりスピンがかかるなと感じます。アプローチの打感もソフトでフェースに乗る感じがするし、「ここはスピンをかけてギュッと止めたい」という状況でしっかりブレーキが利いて止まってくれます。

「Z-STAR」を使ってみて、自分に合うなと感じるし、予想していた以上にいいボールだと思います。