2019/10/11

XXIO製品情報レポート

2つのラインアップで新たなるスタート『ゼクシオ 新商品記者発表会』レポート

2000年の誕生以来、数え切れないほど多くのアベレージゴルファーに熱く、永く支持されてきたゼクシオのゴルフクラブ。その11代目となるモデルの記者発表会が、10月7日(月)午後、都内のホテルでおよそ180人の報道関係者が参加して開催されました。“リブランディング”(ブランドの再定義)によって大きく生まれ変わった新しいゼクシオのお披露目の模様をレポートします。

12月7日より順次発売される11代目のゼクシオのクラブ。その商品説明は、「ブランド」「テクノロジー」という2部構成で行われました。

 誕生から20年に当たる今年、ゼクシオを再びデビューさせる――そんな決意をもって行われた今回のリブランディング。このパートでは、“ゼクシオ・リブランディング宣言”のもと、①より多くのゴルファーの価値観やニーズに応え、ラインアップを拡充、するとともに、②個人の多様なゴルフの楽しみ方を「体験価値」として提案・サポートするブランドへ、という未来に向けた挑戦をすることが発表されました。
①については、いわゆるエンジョイ派ゴルファーを2つに分け、従来のゼクシオユーザー向けモデルを進化、性能アップさせた「ゼクシオ イレブン」(以下、イレブン)に加え、比較的体力がありクラブをしっかり振り切りたいゴルファーのためのまったく新しいモデル「ゼクシオ エックス」(以下、エックス)という2つのラインアップが登場します。 ゴルフボールもクラブと同様のラインナップ、バッグなどのアクセサリーはニーズに合わせ、従来品を踏襲したレギュラーモデルと新たなイノベーティブモデルをラインアップしました。

 また、②の具体的な取り組みとして「XXIO MIRAI PROJECT」をスタート。スコアの記録/分析やGPSナビ機能にダンロップ独自のショット記録/分析機能を搭載したゴルフサポートアプリ「D GOLF(ディーゴルフ)」(2019年12月サービス開始予定)や、ゼクシオ・オーナーズクラブのサービス拡充なども進めていきます。さらにプレゼンテーションの最後には、ブランド誕生から20年目にして初めてブランドロゴとブランドメッセージを刷新することも発表されました。

 
 

 ここで初めてゼクシオの新しいラインアップである「イレブン」と「エックス」がステージ上に登場。新しいテクノロジーを説明するこのパートでは、まず、「イレブン」「エックス」に共通する新技術「WEIGHT PLUS(ウエイトプラス)」テクノロジーについて解説したムービーを上映。これまで様々な革新的な技術を搭載してきたゼクシオですが、今回の2つのモデルの開発に当たっては、スイングのトップに着目。シャフトの軽量化によって生じた余剰重量をグリップエンドに配分し、ゴルファーがクラブを支える力を軽減することでトップを安定させ、スイング軌道の安定化とヘッドスピードアップを実現しました。
 続いて各モデルの特長の解説へ。「イレブン」ドライバーは新開発「フラットカップフェース」と「STAR FRAME(スターフレーム)構造」を搭載したフルチタンボディが、ゼクシオ史上最高の反発性能(※SLEルール適合モデル内)と広大なスイートエリアを生み出します。一方の「エックス」ドライバーも、チタンの「フラットカップフェース」と、ソールにカーボンプレートを配置した「カーボン複合構造」により、高い反発性能と広いスイートエリアを実現。大きな飛びにつなげます。また、両モデルともゼクシオ伝統の心地よい打球音にこだわり、イレブンは残響のある周波数の高い音、エックスは残響の短い締まった音という、それぞれの対象ユーザーが好む打球音に設計されています。

 
 

 商品説明に続いてステージ上で行われたのが、イレブン、エックス、それに「ゴルフを楽しむ」をテーマにしたゲストによるトークショー。イレブンの“イメージプロ”である新垣 比菜プロ、エックスのイメージプロの大堀 裕次郎プロという男女ツアープロに加え、エンジョイゴルファー代表として、今シーズン途中で現役を引退した元メジャーリーガーの上原浩治氏をお迎えしました。そして、ショーの後半には、スペシャルゲストとして中嶋 常幸プロも登場。さらに、ゼクシオのグローバルアンバサダーを務めるアーニー・エルス選手がNEWモデル発表を祝福するビデオメッセージも放映されました。

新垣 比菜プロ

ゼクシオは中学2年から使っていて、7年ぐらいの長い付き合いなので、新商品の記者発表に出席できてうれしいです。イレブンは、弾道が強くて高さがちょうどいいので、風が強い日でも安心して振れるのがいいなと思います。飛距離も10ヤードは伸びた感じがあります。同世代の子たちはみんなすごく飛ぶので、私も飛距離が欲しいなと思っていたのでよかったです。今年の残りの試合で優勝できたら最高ですし、イレブンでツアー2勝目をしたいですね。
 
 

大堀 裕次郎プロ

(エックスで打ったところ)ボール初速が上がりました。それに安心して振れるので、これまでより10ヤードは飛んでいる気がします。本当にいい感じです。エックスのイメージプロという肩書はプレッシャーでしかないのですが(苦笑)、僕がエックスを使って結果を出すことがイメージアップになると思うし、それで一般の若いゴルファーのみなさんにたくさん使ってもらえたらうれしいですね。今年はあまり成績がよくなくて、心からゴルフを楽しめていないと思うので、今週から全力でやりたいと思います。
 
 

上原 浩治氏

いまは現役を引退してヒマなので(笑)、週1のペースでラウンドしています。ゴルフは朝が早いのだけは勘弁してほしいのですが(苦笑)、コースに行ってしまえばすごく楽しいです。ゴルフは交友関係が広がるし、楽しくやれば周りの人も楽しくなります。その人の性格が見えてくるのもゴルフなのではないでしょうか。短気な人もいますが、僕は常に笑顔でやります(笑)。プロゴルファーがゴルフを楽しむのは難しいですよね。僕もアマの時は野球が楽しかったのですが、プロになって仕事になるとプレッシャーがあるので楽しむのは難しかった。でも、ゴルフは楽しむだけだし、プレーしていて本当に楽しいです。
 
 

中嶋 常幸プロ

ゼクシオは20年のあいだ進化し続けて、前のモデルを必ず凌駕するものを作ってきました。僕も52歳の時に4代目を使ってレギュラーツアーで優勝するという恩恵を受けました。今回11代目を打たせてもらいましたが、10代目とくらべれば間違いなくこちらをチョイスしたい。本当に開発者のみなさんには頭が下がりますね。僕は、ゼクシオをもっと若い世代にも使ってもらえればいいと思っていたので、今回、それが叶うクラブができたのはよかったと思います。(ゼクシオを使って)アマチュアの人には楽しんでもらって、プロにも、勝つことや強い選手を負かすという楽しさを味わってほしいですね。
 
 

 
 

住友ゴム工業(株) 山本 悟代表取締役社長 開会挨拶(要旨)

 みなさま、本日は大変お忙しい中、ゼクシオの新商品発表会に多数お集まりいただきまして、本当にありがとうございます。
 初代ゼクシオの発表は1999年10月5日、ちょうど20年前のことになります。当時、弊社社長が「住友ゴムの社運を賭けて新しい製品に挑戦する」と宣言しました。あれから20年が経ち、おかげさまでゼクシオは日本を代表するゴルフブランドとなりました。
 そして本日、11代目となるゼクシオの新商品のお披露目となるわけですが、このモデルは単なる10代目の次のモデルという位置づけではありません。「21世紀に向けて突き進む」というゼクシオのネーミングに込めた約束を果たすべく、未来へのさらなる飛躍を期して、“初心に返る”気持ちでゼクシオ・ブランド全体のリブランディングに取り組んで参りたいと思います。そして、全従業員のフレッシュな決意を込めまして、ブランドロゴも一新いたします。
 どうぞ引き続きご期待とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。