新垣比菜、勝みなみ、小祝さくらという同級生仲良し3人組の近況をマンスリーでお伝えするこのコーナー。今回は、秋と聞いて連想するものと、現在のゴルフの調子、さらにツアー終盤戦の抱負について聞きました。
今季のベストフィニッシュ：ダイキンオーキッドレディス 2位タイ
“○○の秋”といえば？という問いに、「やっぱり食ですね」と答えてくれた新垣プロ。ただ、秋の食べ物では何が好きかと聞くと、「ええと……」としばし沈黙があった後、「沖縄はあんまり食べ物には季節感がないんですよね。それに私自身、食べたいものは一年中ずっと変わらないので……」。では、何が好きかというと、「お肉系です（笑）。ツアーでどこに行ってもだいたいお肉を食べています。季節ものはあんまり食べないかもしれないです」。そんな新垣プロでしたが、思い出したように「秋といえば栗ですよね。栗だけではあまり食べないけれど、モンブランは大好きです！ あと、サツマイモのスイーツも」と笑顔で答えてくれました。
新垣プロの最近のトピックスといえば、自身が“イメージプロ”を務めるゼクシオのNEWモデル『ゼクシオ イレブン』ドライバー（今年12月発売）を10月第1週から実戦に投入したこと。プロトタイプを何度か試打したあと、満を持して使い始めたそうで、「初速が上がって、飛距離が少し伸びました。打感も音もいいのでかなり気に入っています（笑）」と、そのパフォーマンスに大満足の様子。また、夏の終わりからトレーナーに体のケアを依頼しているそうで、「定期的にトレーナーさんにお願いするのは初めて。特に痛いところはなかったけど疲労感はずっとあったので、ケアしてもらうようになって、だいぶ体がラクになりました」とニッコリ。そんな新垣プロに、いよいよ残り1ヵ月となったツアーへの意気込みを尋ねてみました。「夏頃にくらべるとショットが安定してきたし、気持ちよくプレーできています。だから、どんどん調子を上げて、今シーズン中に1勝できたらいいなと思います。ただ、勝てなくても毎試合少しでもいい順位で終われたら」。ぜひ優勝争いに期待しましょう。
今季のベストフィニッシュ：パナソニックオープンレディース、中京テレビ・ブリヂストンレディス 優勝
「秋といえば、食欲、スポーツ、読書……いろいろありますよね。でも、やっぱりスポーツかなぁ。特に今年の秋はラグビーとかバレーボールもあったので」という勝プロ。そんな中でも、勝プロ自身が観るスポーツとしていちばん好きなのがプロ野球。子どもの頃からずっと観ているそうで、ご贔屓のチームは阪神タイガース。「今シーズンは2試合、東京ドームと横浜スタジアムで観ました。以前、甲子園球場にも行ったことがあるけど、他と全然違いますよね。応援がスゴすぎて、他のチームのファンはアウェー感が半端ないと思います（苦笑）」。となると、甲子園で生で観たい？ 「そうですね。タイミングが合えば行きたいですけど、他の球場でもいいんです。球場に行って観ると、元気がもらえるから」と、野球愛を語る勝プロでした。
前週の試合（富士通レディース）の2日目と最終日に「68」の好スコアをマークした勝プロ。上り調子かと思いきや、「初日に1mのバーディチャンスが3回あったのに全部外してしまったんです。チャンスにはつくのに決め切れずに、スコアを作れなくて。“ここで入ったらいいな”というところで入ってくれない感じがずっと続いてます」と苦笑い。平均パットの4位（10月27日時点）という順位の割に、決めたいところで決められていないのが悩みの種のようです。とはいえ、ショットは、夏場以降、中学時代のハンドファーストのアドレスに戻したことで復調の気配。残り1ヵ月となったツアーについて、「自分のやるべきことをしっかりやりたいと思います。“今日はこれをする”と決めたことをしっかり18ホールやって、それがいい結果につながった時は続ければいいし、結果が出なかったとしても、やるべきことはできたという自信を次につなげていきたいと思います」と、具体的な数字などではなく、自身の日々の課題をクリアすることを目標に掲げていました。
今季のベストフィニッシュ：サマンサタバサ・レディース 優勝
新垣プロと同じく、「秋といえば食欲ですね。毎年秋になると、余計にお腹が空きます（笑）」と答えてくれた小祝プロ。ただ、秋の食べ物といえば？という質問に対しても新垣プロと同様に「え？ なんですかね……」と困り顔。続けて、「季節が変わっても、あまり食べるものは変わらないかも。みんなと居酒屋に行っても、ふつうに唐揚げを食べたりとか（笑）」と、一年を通じて同じものを食べているという答えが返ってきました。それでもなお、「秋に美味しい北海道の食べ物は？」と聞くと、「あ、サンマは食べますね。それと、これからの季節は白子が美味しいので食べますね。白子は子どもの頃から好きです。でも、食べすぎに気をつけないと（笑）」と、最後は地元の秋の味覚を挙げてくれました。
前週の2日目におよそ1ヵ月ぶりの60台をマークした小祝プロ。「ここ1ヵ月ぐらい、ショットは悪くないのに、パットと噛み合わない日が続いていたんです。でも、先週は噛み合った気がします」と好スコアの理由を明かしてくれました。そして迎えた今大会の開催コース、マスターズゴルフ倶楽部の攻略ポイントについて、「グリーンのアンジュレーションがきついので、どこに乗せるかが難しいですね。ティショットよりもセカンドショットのほうが大事になると思います」とコメント。さらに、残りわずかとなった今シーズンの目標について、「試合は少ないですけど、今年中にもう1勝したいですね。それと、去年8位だった賞金ランキングを上回るのを今年の目標にしていたので、できたら5位以内に入りたいですね。厳しいかもしれないけど、優勝できれば届くと思うので」と話していた小祝プロ。迎えた本番では、3日目に「66」、最終日もイーグルを奪うなど「67」という好スコアをマーク。3位タイでフィニッシュし、賞金ランキングも10位（10月27日時点）にランクアップしました。
次の取材予定は、「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」（11月第5週）です。