2020/11/18

SRIXONツアー情報契約プロレポート

《ダンロップフェニックストーナメント開幕直前スペシャル》TEAMスリクソン・インタビューVOL.1

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DGW:今年の国内男子ツアーは、シンガポールでの開幕戦のあとしばらく中断しました。その間、どんな練習やトレーニングをしていたのでしょう?
星野:僕は昨シーズンから、オフになったら試してみたいことがたくさんあったんです。それで、今年はたっぷり時間があったので、クラブ、スイング、トレーニングすべての面でいろいろ試すことができました。たとえば、僕の場合、調子が悪くなるとボールをこすってしまって右に行ってしまうのですが、それを試合中でも修正できる方法を考えていました。

DGW:そうして迎えた9月の国内開幕戦「フジサンケイクラシック」で見事優勝されましたね。
星野:あの試合の開催が決まった時に、そこに照準を合わせようと思いました。クラブも、試合に向けていろいろテストをした結果、ドライバーは「スリクソン ZX7」で行こうと決めて。「ZX7」は打ち出し角が高くてキャリーが出るので、開催コースに合っていたと思います。プレーに関しても、オフに試してみて失敗と成功があったのですが、自分なりに良いと思ったものを取り入れてみました。打ち方も、精度が上がる方法を試して優勝できたので、すごく自信になりました。

DGW:今週の「ダンロップフェニックストーナメント」(以下DPT)ですが、2年前の大会では4位タイという好成績を残しています。やはりコースには好印象がありますか?
星野:最初の年は正直難しく感じました。フェアウェイでもボールが少し沈むので、アイアンショットが上手く打てなくて。でも、2年目はそれにも慣れて、それ以降は面白いコースだと思えるし、毎年プレーするのが楽しみです。ただ、今年は、10番ホールのティが20ヤード下がったので難しくなったと思います。ティショットをドライバーで打つか3Wにするか、悩みどころですね。

DGW:フェニックスCCを攻略するには、どんなことがポイントになりますか?
星野:ラフに入れると、松の枝が邪魔になるホールが多いので、やっぱりティショットが大事ですね。同じラフでも、右ならいいけれど、左に入れたらバーディチャンスにつけるのは難しいというケースが多いので。もちろん、グリーンを狙うショットも大事なのですが、それ以前にティショットを狙い通りに打てないとどうにもならないと思います。なので、今週は、飛距離よりも、高さを抑えたりしてしっかりラインを出して、ドローとフェードの両方で攻めていきたいですね。ただ、そうやって球を打ち分けるには、身体もショットも調子がよくないと難しいんです。だから、初日までに上手く調整できればと思います。

DGW:最後に今週の目標と、ゴルフファンに向けてメッセージをお願いします。
星野:今年は無観客試合ということで、皆さんにはテレビ中継で見ていただくことになるのですが、僕自身はいいプレーをお見せしたいですし、優勝をめざしたいと思います。それと、国内男子ツアーは、ここまで僕をはじめスリクソンを使っているプロが3連勝していますよね? 実は僕は、先週の試合は、流れから見て香妻さん(陣一朗プロ)が勝つんじゃないかと思っていました(笑)。それに、プロの意地を見せてほしいなと思っていたら優勝されたので、今週も僕が勝って4連勝できるよう、頑張りたいと思います。

DGW:今年の男子ツアーは4試合が開催されただけですが、ご自身のゴルフを振り返っていかがですか?
塚田:実は9月半ばに体調を崩してしまって、2週間ぐらい入院したんです。体重も6キロぐらい落ちたのですが、それ以降のゴルフの内容は悪くないです。去年よりは断然いいと思います。ショットもいいし、パットもよくなってきているので、今は不安な要素はないですね。

DGW:今年のツアーは長い中断がありましたが、それを機に何か新たに始めたことはありますか?
塚田:新しいことではないですけど、草野球の監督をしていました(笑)。ずっと前からしているのですが、今年は特にたくさん試合をしましたね。メンバーが20代から40代までいるチームなのですが、来年は全国大会にも出ます。監督といっても名前だけで、サインを出す人は別にいるんですけど(笑)。もちろんゴルフは好きですが、仕事なのでなかなかリラックスはできません。それと比べると、草野球の監督は純粋な趣味なので、息抜きになるんです。

DGW:塚田プロは今年の夏から「スリクソン ZX7 プロトタイプ ドライバー」を使用していますが、他のプロたちから「(塚田プロは)すごく飛んでる」と言われているとか。
塚田:そうみたいですね(笑)。データをとってもらったら、それまでのクラブより確かに飛距離が伸びていましたし。僕は元々コンパクトなヘッドが好きなので、ヘッドがやや小ぶりの新しいドライバーは、構えた時に安心感があります。そこがいちばん大事なところで、普通に打てば良い球が出てくれます。小ぶりでも難しくはないんです。

DGW:今週プレーするフェニックスCCにはどんなイメージを持っていますか?
塚田:出始めた頃は相性がいいなと思っていたんですけど、ここ数年は予選を通過できていないんですよね。(苦笑)だから、今年こそは頑張らないと、と思っています。練習ラウンドをしてみて、今年はフェアウェイもすごくコンディションがいいし、ラフが長くないので、みんないいスコアを出しそうな雰囲気ですよね。コース自体は、守るだけではダメで、攻めるところは攻めないとスコアが作れません。攻め方のメリハリがすごく大事なので、今年はそこを意識してプレーしたいと思っています。

DGW:では、今週の抱負とテレビの向こう側にいるファンの皆さんにメッセージをお願いできますか?
塚田:結果については、正直やってみないと分からないのですが、僕も今年35歳になったので(笑)、大人のゴルフをしたいというか、少しずつ成長しないといけないなと思っています。3戦連続でスリクソンの選手が勝っているので、「今週も誰か勝ってくれればいいな」と思っていますが(笑)、僕自身も少しでも上を目指して頑張ろうと思います。今年は、コロナの影響もあってか、ゴルフ人口が増えているみたいですよね。そういう人たちも含めて、ゴルフファンの皆さんと会えない日々が続いているのですが、会えなかった分、来年会えた時の喜びが倍増すると思うんです。苦しい時に耐えておけば、いつか楽しいことがあると思うので、ファンの皆さんにはその時まで待っていてほしいですね。

DGW:フェニックスCCは、毎年シーズンオフの合宿でよくラウンドしているそうですね。
稲森:はい。なので、コースはだいたいわかっているのですが、僕はDPTではあまり成績が良くないんです(苦笑)。たしか初出場した年が最高順位だと思います(注:2014年大会の11位タイ)。知れば知るほど難しく感じるのが、フェニックスCCというコースです。

DGW:今年2度目の「日本オープン」のタイトルを獲得しましたが、そんな稲森プロでもフェニックスCCは難しく感じるのでしょうか?
稲森:はい。やっぱりティショットが難しいですよね。ティショットで、その後の展開が決まってしまいます。

DGW:どこかキーになるホールはありますか?
稲森:距離のある10番のパー4で、きっちりパーを獲れるかどうかが、その後の流れを決めると思います。ただ、他のホールも簡単ではないし、何かしら罠があります。予想もしないところに行ってしまうこともあるので、どのコースでも同じですが、とにかく打ってはいけないところに打たないようにすることが大事だと思います。

DGW:今週の試合で特に出番が多くなりそうな番手はありますか?
稲森:「スリクソンZXハイブリッド」と「スリクソンZXユーティリティ」ですかね。この2本は「日本オープン」でも大活躍してくれました。フェニックスCCも長いショートホールがあるし、今週も活躍に期待しています(笑)。

DGW:ところで、先週は香妻 陣一朗プロがツアー初優勝を達成しましたね。
稲森:はい。“陣”とは同級生で、お互い小学生の頃からの知り合いなので、優勝したのはやっぱりうれしいです。それと同時に刺激ももらったので、僕もこれまで以上に頑張ろうと思います。

DGW:では、今年のDPTでの目標とゴルフファンに向けてひと言メッセージをお願いします。
稲森:昨シーズンはずっと調子が悪かったのですが、それにくらべれば今シーズンはだいぶゴルフが楽にできているので、出場するからには優勝をめざします。そういえば、先週、陣は優勝副賞として「BMW」をもらったんです。あれはうらやましかった(笑)。今週は優勝すれば「ベンツ」がもらえるので、その意味でも頑張りたいと思います。そして、ファンの皆さんにはDPTの“白熱した戦い”を見てほしいですし、僕もそこに加われるよう頑張ります。