2021/11/08

XXIOレポート

《ゼクシオ アンバサダー通信 》青木 瀬令奈プロは早くもNEWゼクシオ・ドライバーを実戦投入。安田 祐香プロは記念すべきルーキーシーズンの有終の美を誓う

 このたび、今年12月の発売が発表されたゼクシオシリーズのNEWモデル。青木 瀬令奈プロは、そのうちの1つNEW『ゼクシオエックス』のドライバーを、すでに10月中旬からツアーで使用しています。
「テストで初めて打った時に、打ち出し角が高い、〝ドーン〟という感じの〝大きなボール〟が出て、思わず〝オーッ!〟という声が出ました(笑)。とにかくキャリーが出て、ボールの〝飛び姿〟もすごくよかったです。ロフトなどを調整せずに、高くて大きなボールが打てたので、基本性能が高いドライバーなんだなと思いますね」
 と、最初の試打で好印象だったことから、使用が解禁となった試合からさっそく投入したそうです。

 そんな青木プロがNEW『ゼクシオエックス』ドライバーの特徴として挙げたのが、振りやすさ。
「これも初めて打った時に感じたのですが、アクティブウイング(注:クラウンのヒール寄りに設けられた突起)のおかげなのか、タイミングがとりやすい気がしました。やっぱり〝翼〟が助けてくれているのかな、と(笑)」
 その後、シャフトを交換した結果、ツアーで使用するコースのいくつかのホールで、ティショットが去年まで越えなかったバンカーを越えるなど、さらなる飛距離アップを実感しているそうです。

 今年6月の「サントリーレディスオープン」で4年ぶりの優勝を飾った青木プロ。その後もたびたび優勝争いを演じたものの、夏場以降は思うようなプレーができていないそうで、「自分のスイングの感覚と、出るボールが違うので練習量を増やしたのですが、なかなか結果が出なくて。試合中もスイングのことを考えてしまって、その結果、保険をかけながら、安全なショットを打っているので、なかなかバーディチャンスにつかないんですよね」と苦しい現状を分析。ただ、上位進出はないものの、優勝以降、予選を通過できなかったのは2試合だけと、安定感のあるプレーを見せています。そして、最近は優勝した試合の週にも取り組んだ練習に力を入れているそうで、「私はスイングの切り返し直後に、手と肩のあいだが縮こまりやすいので、その距離を保ったまま、タテに振るようにしています。私にとっては原点に帰るような練習なんです」。

そんな青木プロが、残りわずかとなったツアーの目標として掲げるのは? 「なんとしても今年中にもう1勝したいと思っていて、これは6月に優勝した時から変わらない目標です。スイングの修正がどうなるかわからないけれど、もうハートで打つしかないですね(笑)。今後はこれまでに上位に入ったり、優勝争いをしたりして、印象がいい試合もあるので、なんとか目標を達成できればと思います」。出場が決まっているツアー最終戦を含め、青木プロの優勝争いに期待しましょう。

 9月中旬のメジャー「日本女子プロゴルフ選手権」で10位タイに入ると、ホステスプロとして出場した2週間後の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」でも8位タイでフィニッシュと上位入賞を果たしている安田 祐香プロ。

その要因はドライバーショットにあったそうで、「夏の試合がなかった週に、自分でいろいろ試しながら調整して、ちょっと気づいたというか、忘れていたことを思い出した部分があって、その日悪かったショットを次の日に修正できる力もついてきました。その結果、ドライバーが安定するようになったのが、スコアにつながっているんじゃないかと。気づくまでちょっと時間はかかりましたけど、気がつけてすごくよかったなと思います」。

 また、精神面に関しても、「2試合続けて予選を通過できずに、しんどいなと感じたこともあったのですが、まだ試合は残っているし、あまり深く考えないようにしたんです。ショットについても、スパッと決めたら、その判断を信じて、自信をもって打つようしています」と、ポジティブに考えるようにしたことが、好結果につながっているようです。

 技術面、精神面での成長に手ごたえを感じている一方、反省点もあるという安田プロ。「予定では、夏の前から10試合続けて出るつもりだったのですが、ケガをしてしまって何試合か出られませんでした。全部出られていたら自信になったと思うし、そこで結果を残せたら、賞金ランキングのことを気にしなくてもよかったのにと思います」と、体調管理を課題に挙げます。ただ、復帰した試合で気づいたこともあるそうで、「ケガのない状態でしっかりプレーできるのは、すごくありがたいなと感じました。だから、来年は連戦であってもケガをせずにプレーできるよう、自分の身体と相談しながらやっていきたいと思います。そのために、オフにはしっかりトレーニングをして、もっと体力をつけていきたいです」。

 2020~21シーズンも残すところわずかとなりました。上位に入れば、シード権獲得のチャンスもありますが? 「最後までベストを尽くして戦い切りたいし、これからは気持ちもすごく大事になるので、『やってやれ!』みたいな気持ちで試合に挑みたいと思うし、毎日1番ホールから突っ走れるように頑張りたいです」と力を込める安田プロ。一度しかないルーキーシーズン、最後まで悔いのないプレーをしてほしいものです。