2022/05/10

D-Cafeレポート

《今季初めて国内男子ツアーに本格参戦中 》ここに注目! Teamスリクソン 若手男子プロ紹介

【所属】
フリー
【Profile】
1997年静岡県生まれ。日本大学出身
【身長/体重】
181cm/86kg
【プロ転向】
2020年
【ツアー出場資格】
QTランキング9位
【プロ転向後の主な戦績】
2022年 「東建ホームメイトカップ」 5位

Q.ゴルフとの出会いは?
 8歳のときに始めました。父はアベレージゴルファーなのですが、ゴルフ雑誌の記事を参考にしながら、僕に教えてくれました。

Q.プロゴルファーをめざしたきっかけは?
 それがはっきり覚えていないんです(苦笑)。ただ、ゴルフを始めた時から、なんとなくプロになりたいと思っていて、子どもの頃はタイガー・ウッズ選手に憧れていましたね。

Q.自身のセールスポイントと課題は?
 アイアンショットの正確性には自信がありますが、ドライバーも強みだと思っていて、キャリーで300ヤードは飛びます。飛距離は大学でトレーニングをするようになってから伸びて、卒業した後もスイングを変えたことで伸びました。持ち球はストレートボールです。
 ただ、飛距離が出る分、曲がり幅も大きいので、もう少しフェアウェイキープ率を高めたいです。そのためには、練習をして、試合で場数を踏むしかないのかなと思います。

Q.昨年末のファイナルQT(7位タイ)を振り返ると?
 自分としては上手くプレーできたと思います。狭いホールが多かったので、ティショットではアイアンを多く使って、うまくボールをコントロールして攻めることができました。セカンドショットも多くのホールでいい位置から打てたので、高い確率でパーオンができたし、大きなミスなくプレーできました。

Q.オフに力を入れた練習は?
 アプローチとパット、それに、ショットの精度を上げるために、片手打ちなどの基礎練習に取り組みました。

Q.3月の「東建ホームメイトカップ」では単独5位に入賞。要因は?
 試合前から調子がよかったのですが、特にアイアンショットがよくて、パー3でもいいティショットが打てました。

Q.今シーズンの目標は?
 ツアーで優勝したいです。「東建~」では、あまり緊張せずにプレーできて、優勝争いにも絡めたので、手ごたえを感じています。

Q.プロとしての今後の目標は?
 USPGAツアーに行って活躍したいですね。アメリカの試合はテレビでずっと観ていましたが、どの選手も攻撃的で、ピンをガンガン攻めていくのは見ていて楽しいですよね。僕もああいうゴルフがしたい。アメリカに行くために、もう少し飛距離を伸ばしたいですし、まだ24歳なので伸ばせると思っています。




【所属】
日本植生
【Profile】
1997年千葉県生まれ。ビクトリア大学(マレーシア)在学中
【身長/体重】
178cm/85kg
【プロ転向】
2016年
【ツアー出場資格】
QTランキング7位
【プロ転向後の主な戦績】
2022年 「関西オープンゴルフ」 4位

Q.ゴルフとの出会いは?
 父親の勧めで6歳の時に始めました。ただ、本格的に始めたのは10歳ぐらいで、毎日練習場に行くようになって、競技にも出るようになりました。

Q.プロゴルファーをめざしたのはいつ頃から?
 高校(作陽高校)に入る時です。それまでは親に言われたからやっているようなところがあったし、大会で友だちと会うのが楽しいという感じでした。それが、中学3年で全国大会に出て、自分よりも上手い子にたくさん会ったことで、「自分ももっと上手くなりたい」という気持ちになりました。それで高校入学の時に、「プロをめざすために頑張ろう」と思ったのを覚えています。

Q.そして、マレーシアでプロに転向。
 はい。高校2年の時に父の仕事の関係でマレーシアに引っ越して、現地の大学に進学して、1年生の時にプロ転向しました。アジアンツアーの下部ツアーのQTを受けたら出場権が獲れたのでプロ宣言したんです。ちなみに、今も大学生で講義をオンラインで受けていて、順調にいけば今年7月に卒業できる予定です。

Q.自身のセールスポイントは?
 ドライバーショットですね。そんなに飛ぶわけではないのですが、ショットがバラつかないので、他の選手が刻むホールでもドライバーを持つことが多いです。(7位タイに入った)去年のファイナルQTは、コースがタイトでティショットが難しかったのですが、僕はほぼドライバーで打ちました。自信を持って振り抜けた結果、セカンドショットを短いクラブで打てて、バーディチャンスにも多くつけられました。それが、上位に入れた理由だと思います。

Q.一方、自身の課題は?
 3月の「東建ホームメイトカップ」がそうだったのですが、ツアーのグリーンの速さや硬さにまだ馴染めていないですね。グリーンを外した時に、なかなかパーが拾えずにボギーにしてしまって……。グリーン周りの器用さとか丁寧さが他の人より劣っていると思うので、そこはもっと磨かないといけないです。

Q.このオフはどんな練習を?
 自分なりに課題にしていた、スイングで気になる部分を修正したりしました。少しずつよくなっている感触はあって、「東建~」の前に出場した2つのローカル競技(注:「Felix88 Golf Trophy in Yamaguchi」と「RSK杯岡山県オープンゴルフ」)では、続けて優勝することができました。

Q.今シーズンの目標は?
 やっぱりツアー初優勝です。それをめざしてオフも頑張って練習したので、その目標は変えずに頑張ります。

Q.プロとして大きな目標は?
 僕は、(欧州ツアーを主戦場にしている)川村昌弘プロと仲良くさせてもらっていて、海外ツアーの話で盛り上がります。僕も英語が話せるので、海外に出ることには抵抗はないし、どこでもやっていけると思うので、早くヨーロッパや世界に行けたらと思います。




【所属】
フリー
【Profile】
1995年北海道生まれ。東北福祉大学出身
【身長/体重】
169cm/72kg
【プロ転向】
2018年
【ツアー出場資格】
2020~21年ABEMAツアー賞金ランキング2位
【プロ転向後の主な戦績】
2020年 「日本オープンゴルフ」 27位タイ
2020年 「PGM Challenge II」(ABEMAツアー)優勝

Q.ゴルフを始めたきっかけは?
 10歳の時に、シングルプレーヤーの父に連れられて練習場に行ったのがきっかけです。その時はジュニア用のクラブではなかったこともあって、なかなかボールに当たらなかったんです。それが悔しくて、ゴルフにのめり込んだ感じですね(笑)。

Q.プロゴルファーを意識したのはいつ頃から?
 小学校では野球もやっていたのですが、中学に入る時に、両親から、「ゴルフか野球のどちらかを選択しなさい」と言われて、ゴルフを選びました。小学生のうちは遊びの感覚でやっていましたが、中学からは「プロになりたい」という思いから真剣にやるようになりました。

Q.自身のセールスポイントは?
 小さい頃からショートアイアンとアプローチショットが得意だったので、そこが強みですね。ただ、2020年終了時点でABEMAツアーの賞金ランキング上位にいたので、レギュラーツアーで戦うためにも、より高みをめざそうとスイングを変えようとしたら、それが上手くいかなくて……。得意だったショートアイアンとアプローチも思うようにいかないので、早く自分の持ち味が出せるようにしたいという気持ちがあります。

Q.本来の自分のショットを取り戻すのが現在の課題?
 たんに元に戻すのではなく、よい感触が得られるように試行錯誤しています。ドライバーにしても、持ち球のドローボールを、試合で自信を持って打てるように。上位の選手は、調子が悪くても成績を出すので、僕もそれをめざしたいです。

Q.オフに力を入れた練習やトレーニングは?
 ショット練習もしましたが、ショートゲームにもかなり時間を割きました。それと、僕は学生時代に手首を痛めた経験があるので、その痛みが出ないようにするためのトレーニングやストレッチを重点的にやりました。

Q.今シーズンの目標は?
 前半戦はほとんどの試合に出られるので、まずはシード権を獲りたいですし、やっぱり優勝したいという思いはあります。高校、大学で2つ下の後輩だった片岡(尚之プロ)が去年ツアー優勝したのが、僕にとっていい刺激になっています。ちなみに、片岡とはお互い実家が近くて、通った保育園も一緒でした(笑)。

Q.プロとしての長期的な目標は?
 まず、ケガをしないことが絶対に大事だと思います。先ほども言いましたが、僕は大学時代に2度ケガをして、4年間のうち2年間は思うようにゴルフができませんでした。だから、シーズン中もケガをしないようにトレーニングをしています。
 ゴルフで言えば、いつかヨーロッパでもプレーしてみたいです。欧州ツアーもパワーゲームだと思いますが、ショットの正確性があれば勝負できるんじゃないかと。それに、いろいろなタイプのコースで行われるので、僕もそこでプレーしてみたいですね。