2022/07/21

XXIOレポート

《安田 祐香プロ スペシャルインタビュー》プロ初の優勝争いから生まれた自信。ツアー後半戦でも優勝争いがしたい。

XXIO SQUARE(以下、XS):今月(7月)はオープンウィークがありましたね。久しぶりのお休みだったと思いますが、どんなことをして過ごしたのでしょうか?
安田 祐香プロ(以下、安田):トレーニングをして、身体のケアをしてもらいました。あとは、美容院やネイルサロンに行ったり。地元に帰ってやりたかったことをまとめてやった感じですね(笑)。

XS:今年は早く梅雨が明けて、いつもの年よりも早く夏がやってきました。暑さや夏バテの対策は何かしているのでしょうか?
安田:本当に急に暑くなりましたよね(苦笑)。私は、ラウンド中も水分を多くとるようにしています。飲むのは、スポーツドリンクや水ですね。あとは、ホテルではエアコンのスイッチを切って寝ています。暑くて目が覚めることもありますが、ノドが痛くなったりするのが怖いんです。クーラーなしで寝るのは昔からやっていて、おかげで夏バテしにくいのかなと思います。

XS:食欲はいかがですか?
安田:普通に食べられているし、いまのところ体重も落ちていないです。晩ご飯は、好きなものをたくさん食べるようにしています。

XS:何がお好きなんですか?
安田:やっぱりお肉ですね(笑)。あと、某チェーンの定食屋さんにはよく行きます。美味しいし、ご飯のおかわりが自由だし、定食なので栄養のバランスがいいんです。だから、遠征先でコースからホテルへ帰るのに、翌日のスタート時間が早いという時に見つけたら、すぐに入ります(笑)。

XS:(笑)。さて、今年の女子ツアーもちょうど折り返し地点です。前半戦のご自身のプレーを振り返ってどんな感想を持っていますか?
安田:シーズンオフに取り組んだ成果が4月中旬くらいから出て、何度か上位に入れたのはよかったと思います。ただ、その後あまりいい成績が残せなかったのは課題かなと。

XS:オフに取り組んだことというのは?
安田:主にケガをしない身体づくりですね。それと、ヘッドスピードが落ちてしまっていたので、それを戻すことを意識しました。去年はケガをしたことで、無意識のうちに強く振れなくなってしまっていました。だから、オフはとにかく強く振ることを心がけて、練習やラウンドでも試合のつもりで打ってみたりしました。

XS:前半戦で特に印象に残っている試合はありますか?
安田:やっぱりトップ10に入った試合で、「フジサンケイレディスクラシック」(3位タイ)と「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」(7位タイ)ですね。

XS:「フジサンケイ~」では最終日の途中まで優勝争いを演じました。
安田:はい。あの試合は、気がついたら上位にいた、という感じでした。最終日は、途中まですごくいいゴルフができていたのですが、ハーフターン後の10番で、バーディチャンスからスリーパットをしてしまって……。そこから流れが変わってしまった気がします。でも、プロになって初めて優勝争いができたのは自信になったし、「また頑張ろう」という気持ちにもなりました。

XS:昨シーズンとくらべて、自分が成長したなと感じるところはありますか?
安田:もったいないミスが、全部ではないのですが少しは減ったかなと思います。去年は、上位にいるのにもったいないミスをして順位を落とすことがありました。でも、今年は上位にいても、そういうミスが出なくなりました。そこは自分なりにレベルアップできているかなと思います。

XS:一方で、ツアーを戦っていて課題だと感じることは?
安田:ショットの精度もそうなのですが、やっぱりバーディパットを決める確率をもっと上げたいですね。それには練習するしかないと思うのですが、ショットとパットだと、どうしてもショット練習のほうに時間をかけてしまいます。パットは、練習しすぎると首に負担がかかるのですが、やっぱりパットは大事なので、工夫しながらもっと練習に取り組みたいと思います。

XS:いまはショットの調子は悪くないのでしょうか?
安田:そうですね。最近、特にティショットは安定していて、フェアウェイキープ率が上がったと思います。もちろん、調子が出ずに予選を通過できないこともあるでしょうが、まずはケガをせずに試合に出続けることが大事です。試合をしながら調整できたらと思っています。

XS:これから後半戦に入りますが、トーナメント開催コースで、安田プロが特にいいイメージを持っているコースはありますか?
安田:はい。(ホステスプロとして出場する)「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」が開催される「軽井沢72ゴルフ」は好きなコースですね。それと、「小樽カントリー倶楽部」(ニトリレディス開催)や「利府ゴルフ倶楽部」(ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン開催)は、どちらもトップ10に入ったことがあるのでいいイメージがあります。

XS:では、最後に後半戦のご自身の目標を聞かせてください。
安田:後半戦もしばらく試合に出られるので、早くまた優勝争いがしたいです。それと、早めにシード権圏内に入れるようにしたいと思っていて、そのために、これからの10試合で何度かトップ10に入れるように頑張りたいです。連戦で疲れが出ると、自分のイメージした球が打てなくなることもあると思うのですが、そんな時ほど一打一打丁寧にプレーしたいと思っています。

XS:今日はありがとうございました。後半戦での活躍に期待しています!

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