3位からスタートした3日目に8バーディ・2ボギーの「64」をマーク。2位に1打差をつけ、通算15アンダーの単独トップに浮上した星野は、最終日も前日と同様にバーディラッシュを見せる。
1番パー4でカラーからの第3打をパターで沈めて幸先よくバーディを奪うと、3番パー4、5番パー5でもバーディ。フロント9を「32」で回り、後続との差を広げた。
ハーフターン後も、星野は攻撃の手を緩めない。12番パー4では1.5m、15番パー4でも6mのバーディパットを沈めた。圧巻は16番パー5。2オンを狙った星野のショットはグリーン手前のバンカーへ。ピンまでの距離はおよそ30ヤード。星野が高く打ち上げたボールは、グリーンに落ちるとピンに向かって転がり、そのままカップイン。今季、前週までサンドセーブ率1位を誇る高い技術を、最終日の大事な場面で見せつけるイーグルで、2位との差をさらに広げた。星野は、続く2ホールではパーをセーブし、この日ボギーなしの7アンダー「63」、通算22アンダーでホールアウト。2位に5打差をつける独走で、自身今季国内17戦目にして待望の初優勝を飾った。
今大会が開催された茨城県出身の星野。今季これまで同県内で3度行われたトーナメントでは、いずれも優勝争いに絡んだものの、あと一歩で及ばなかった。そうして迎えた今大会で悲願だった凱旋優勝を果たし、試合後のインタビューでは涙を流した。
そんな星野の武器となったのが、まもなく発売となる『スリクソン ZX5 Mk II ドライバー』。正確かつ飛距離の出るティショットでフェアウェイをキープすると、今大会でパーオン率1位を記録したキレのあるアイアンショットが数多くのバーディチャンスを生んだ。
この勝利により、賞金ランキングで3位に浮上した星野。今季の残り5戦で逆転賞金王を狙うプレーから目が離せない。
なお、今大会では、最終日に星野と同じ最終組でプレーした岩﨑 亜久竜がツアーで自身2度目の2位タイに入る健闘を見せた。
また、同じ10月第4週には、国内男子シニアツアー「福岡シニアオープンゴルフトーナメント」でプラヤド・マークセン(タイ)が逆転優勝。自身の持つ同ツアーの連続試合優勝記録を「5」に更新するとともに、今シーズンの賞金王獲得を確定させた。
《星野 陸也選手の使用ギア》
■ ボール:スリクソン
■ ドライバー:スリクソン ZX5 Mk II(9.5°)
■ フェアウェイウッド:スリクソン(#5)
■ アイアン:スリクソン(#3、#6〜PW)
■ ウエッジ:クリーブランド(50°、56°、58°)
■ キャディバッグ:スリクソン GGC-S186L
■ ヘッドウェア:スリクソン SMH1130X
■ グローブ:スリクソン
■ アンブレラ:スリクソン GGP-S006
※プロ選手は製品を個別にカスタマイズして使用している場合があります。