大会初日(11月16日)の第1組のスタート前には、50周年を記念して1番ホールで「オナラリー(名誉)スタート」のセレモニーが行われました。ダンロップフェニックストーナメント(DPT)初のオナラリースターターを務めたのは、JGTO会長でもある青木功プロと、DPT初の日本人チャンピオン、中嶋常幸プロ。どちらもダンロップ契約プロであり、2人合わせて国内ツアー99勝、通算では140勝という、DPTの50周年を祝うにふさわしい豪華な共演が実現しました。
午前8時過ぎ、拍手に迎えられて2人がティーイングエリアに登場。打順はじゃんけんで決め、先に打った中嶋プロはフェアウェイをキープ。一方の青木プロのボールは惜しくも左のラフへ。その後、握手で互いを称え合うと、ギャラリースタンドからは大きな拍手が起こりました。
なお、このセレモニーで両プロが使用したのは、ダンロップが開発した環境対応コンセプトボール『スリクソン Z-STAR +e(プラスイー)』(非売品。詳細は下記の記事を参照)。また、ティペグは、フェニックス・シーガイア・リゾートが、廃棄した松を利用し製造した樹脂とバイオマス素材由来の「松のゴルフティ」が使われました。
ダンロップ(住友ゴム工業)では、DPTでは初の試みとして、会場内に「SDGsブース」をフェニックス・シーガイア・リゾート、毎日放送と共同で設置。SDGs達成に向けた取り組みを展示しました。
ダンロップでは、2020年発表の中期計画で、事業を通じて環境問題や社会課題の解決に貢献し、サステナブルな社会にするための取り組みを強化することを宣言。気候変動など社会課題が変化する中、社会と当社が持続的成長を遂げていくには、2050年を見据えた長期視点での方針が必要と考え、翌2021年に「はずむ未来チャレンジ2050」を策定しました。SDGsブースで展示したのは、この方針に基づいて開発されたアイテムです。
スポーツ事業で目をひいたのが、オナラリースタートにも使用された環境対応コンセプトボール『スリクソン Z-STAR +e』。通常のウレタンカバーが石油由来なのに対し、このボールではトウモロコシから抽出したバイオウレタンをカバーに配合。石油由来の原材料とくらべ製造時のCO2排出量も削減しています。ゴルフボールとしては世界的にも画期的な取り組みであり、2050年に全ゴルフボールのサステナブル原材料の比率を100%にするという目標達成に向けた第一歩となります。また、パッケージも環境に配慮して一工夫。素材に再生紙を100%使用しているほか、外箱やスリーブの形状を工夫することで、1ダース箱で紙の使用量を約40%削減することに成功しています。
ボールのほかにも、キャディバッグやキャップなど、環境に配慮した素材を使ったアイテムを展示。SDGs達成に向けた具体的な取り組みをPRしました。
ゴルフ好きのクリエイターたちによって結成されたゴルフ同好会で、みにくいアヒルのキャディのキャラクターがゴルファーに人気の「Golfickers」。イラストやロゴをプリントした『スリクソン Z-STAR XV ホワイト Golfickersオリジナルボール』も絶賛発売中の彼らが、今回、DPTのグリーンのつなぎを着てDPTの会場に初登場! 一緒に写真を撮ったギャラリーにはステッカーをプレゼントするなど、ギャラリーサービスを通じて大会を盛り上げました。