Teamスリクソン、世界の各ツアーで最高のスタート ～ 星野 陸也は欧州ツアー初V。松山 英樹はアジア勢最多の米ツアー9勝目 ～

　オリンピックイヤーとなる2024年、国内より一足早く開幕した海外の各プロゴルフツアーで、日本から参戦中のTeamスリクソンの面々が好調な滑り出しを見せている。
　まず、昨年11月下旬に早くも2024シーズンがスタートしたDPワールドツアー（欧州ツアー）。同ツアー参戦2年目の星野 陸也は、開幕戦「オーストラリアPGA選手権」を単独2位でフィニッシュすると、翌週の「オーストラリアオープン」でもプレーオフを戦った末に単独2位に入った。そして、2月第2週の「コマーシャルバンク カタールマスターズ」では、首位に並んで迎えた最終日の終盤に連続バーディを奪って混戦を抜け出し、待望の欧州ツアー初優勝を飾った。
　同ツアーでの日本人選手の優勝は、青木 功や松山 英樹らに続く史上4人目の快挙となったが、その翌週、今度は松山がアメリカで記念すべき勝利を飾った。
　西海岸の難コース・リビエラCCで開催された米国PGAツアー「ザ・ジェネシス招待」。自身10度目の出場となった同大会の最終日、首位を6打差で追いかけることになった松山は、1番から3番、10番から12番、さらに15番から17番と、3ホール連続バーディを3度も記録。一方、グリーンを外した4ホールでは、チップインバーディを含めすべてパーをセーブするなどノーボギーでプレー。この日、大会コースレコードに迫る「62」をマークし、通算17アンダー、終わってみれば2位に3打差をつける快勝で、米ツアーでアジア勢として歴代最多となる9勝目を挙げた。
　そして、同じ2月第3週に開催された欧州女子ツアー「アラムコ・サウジレディース・インターナショナル」では、勝 みなみが最終日に8バーディ・1ボギーの「65」という好スコアをマーク。通算9アンダーまでスコアを伸ばし、前日の21位タイから一気に順位を上げ3位タイでフィニッシュした。
　それぞれ異なる舞台でプレーする3人だが、共通しているのは、日ごろ慣れ親しんでいるギア。いずれもボールは『スリクソン Z-STARシリーズ』、ドライバーは『スリクソン ZX Mk II シリーズ』を愛用している。スリクソンの製品は、開発の過程で彼らツアープロの意見をヒアリングし、それを最終仕様に反映するケースも多い。自身の要求に応えてくれるすぐれた性能に加え、ギアに寄せる厚い信頼が、プレッシャーのかかる場面で彼らの支えになっているのはたしかだろう。
　シーズン序盤に海外から届いた朗報は、彼らの今後のさらなる活躍を予感させるもの。日本国内でも、女子ツアーがまもなく開幕を迎える。Teamスリクソンの中で、次は誰が優勝カップやトロフィーを手に微笑むだろう。