2025/01/06

SRIXONイベントレポート

《〝ボールのスペシャリスト〟が、あなたにベストなボール選びをサポート》スリクソンボール・スペシャルフィッティング 開催!

 アマチュアゴルファーに、プロと同じ環境でボールフィッティングを体験していただく――。そんなダンロップ初の試みを行ったのは、ゴルフボールを製造する住友ゴム工業(株)市島工場に併設された「スポーツ総合開発センター」(兵庫県)。日頃はゴルフボールやクラブの研究開発のためのテストや計測が行われるほか、ダンロップ契約プロたちのギアのテストやフィッティングにも使われます。
 今回の企画に参加したのは、ダンロップゴルフィングワールド内で募集し厳正な抽選の結果選ばれた8名のアマチュアゴルファー。年齢は39歳~59歳、平均スコアはほとんどが80台で、関西だけでなく遠く東京や神奈川からも参加した、ゴルフ熱が非常に高いみなさんです。
 企画は午前、午後の2部制に分け、それぞれ4名ずつが参加。まずは室内で、まもなく発売されるNEW『スリクソン Z-STARシリーズ』の『スリクソン Z-STAR』『同 Z-STAR ♦︎ DIAMOND』(以下、♦︎)『同 Z-STAR XV』(以下、XV)の各モデルの特長について、スリクソンボールの商品企画担当者が説明を行いました。これまでと同様、飛びにこだわりつつ、プロからの要望に応え、ショートゲームでのスピン量が向上しているのが、3モデル共通の特長です。
 続いて市島工場の概要やボールの製造工程について説明した後、参加者のみなさんはボールフィッティングと工場見学の2名ずつ2班に分かれました。
 今回のフィッティングでは、Z-STARシリーズ3種のほか、現在ご自身が愛用しているボールもご用意し、徹底的に打ち比べ。最初からZ-STARシリーズをお勧めすることはせず、それぞれのボールの計測データを見ながら、客観的な評価をお伝えするのが目的です。
 フィッティングを担当するのは、スリクソン Z-STARシリーズの歴代モデルの開発を手掛け、松山 英樹プロをはじめダンロップ契約プロたちのフィッティング経験も豊富なスタッフです。
 フィッティングは室内でのパットからスタート。打感を確かめながら、1つのモデルを3球ずつ、最低2巡ずつパットしていきましたが、打感だけでなく、みなさんが違いを感じ取ったのが、それぞれの打球音。開発スタッフいわく、松山プロをはじめ多くのプロも、パットでの打球音を重視するそうです。
 ここで複数の方から聞かれたのが、XVの打球音に対する「いい音ですね」「心地いい音」という高い評価。実は、パットでのこの好印象が、かなりの確率で最終評価につながることになります。
 みなさんには、ご自分の愛用ボールも含め、この時点での〝いちばん気になるボール〟を選んでいただきました。

 パットが終わると、次は屋外に移動してショットのテストです。
 天然芝が敷き詰められた全長400ヤードのテストコースを前に、
「緊張しますね」
「本当に自分がここで打っていいんですか?」
 と恐る恐るクラブを振る方も。スタッフによれば、プロでも初めてここを訪れた時には同じように緊張するそうです。
 ショットのテストは、20ヤード前後のアプローチショットから。ここからは弾道計測器「トラックマン」も活用し、スピン量などのデータをチェックします。参加者のみなさんは、打感と〝出球〟の関係も気になるようで、複数の方が、
「カチッという手ごたえは欲しいけれど、球はゆっくり出ていってほしい」
 とアプローチでボールに求める条件についてコメント。このアプローチの結果を受け、やはりパットで選んだボールを評価する方がいれば、「〇〇のほうがいいかもしれない」と評価を変える方もいました。
 続いて、いちばん好きなアイアンの番手を選んでいただいてテスト。ここでは、ボールスピード(初速)やキャリーのほか最高到達点もチェックポイントに加わり、数値についてスタッフの解説を聞きながら、どのボールの条件が優れているのかを確かめます。この段階で、多くの方が自分にとってベストなボールがほぼ固まるか、2つの候補に絞られていました。
 そして最後は、全員がいちばん時間をかけたドライバーのテスト。やはりみなさんにとってドライバーの飛距離がいちばん気になるようです。
 ここでも、スピン量や最高到達点、キャリーなどの項目をモデル間で比較しましたが、複数の方ではっきりと違いが出たのが打ち出し角。
「(ご自身のボールと比較して)XVは2度も高くなるんですね。勢いが違うし、高いキャリーボールが出ます
 と驚く方がいたほか、別の方は♦︎で打ち出し角と最高到達点が上がり、キャリーもご自身のボールより伸びていました。
 開発スタッフが、どのモデルがその方に合っているかを説明する際、しきりに使っていたのが〝球が揃う〟という言葉。飛距離だけでなく、スピン量や弾道の高さが安定しているかどうかが、ベストなボールを選ぶためのカギのようです。

 1名につき、たっぷり1時間かけてテストとフィッティングを終えたみなさんには、室内に戻り意見交換会をしていただきました。
 まず、ボールフィッティングの感想については、
「緊張しましたが、とても楽しかったです」
「ボールを打ち比べたことはありますが、ここまで科学的に検証したのは初めて。本当に貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました」
「打ち比べて、数字を見て〝ボールによってこんなに違うんだな〟と驚きました」
「打ってみて、〝こんな感じかな〟と思っていたことが数字で示されて、思っていた通りだなと。〝答え合わせ〟ができました」
「スリクソンのボールを打ったのは今日が初めてです。今まで巷の情報を頼りに正しく選べていると思っていたボールが、全然正しくなかったことに気づけたので、すごくいい機会になりました」
 といった声が聞かれました。
 そして、ご自身が選んだベストなボールについては、
パットでの XVの第一印象がよくて、アプローチの時点でもう決めました。音が好みですし、性能安定性の高さも感じました
「〝手ごたえのない打感〟が好きでボールを選んできましたが、自分に合っているのはしっかりした打感のボールでした。打感の概念が変わったし、自分の好みを再認識しました。新しいXVは、打って気持ちがよかったし、イメージした球の高さが出ていました
「アイアンではターフを取らないのでトップ気味に当たることもあり、ソフトなボールがいいと思っていました。でも、実際には、打感がしっかりめのXVのほうが球が揃っていました。打感は〝慣れ〟なんですね」
今までXVを愛用してきましたが、今日のデータを見て、これからもXVを使い続けていいのだとわかりました
「これからは♦︎を使おうと思います。ポイントは、全体のバランスがよさそうなところ。ドライバーはXVがいちばん飛んでいたのですが、アイアンではスピンが入る分、♦︎のほうが飛距離が出ていました。♦︎には何の不足もないです」
「今までXV を使ってきて、正直♦︎は眼中になかったのですが(苦笑)、今日はパターから♦︎の印象がよくて、ショットでも他と比べて♦︎のデータがいちばんよかったので、もう♦︎で決まりだなと。本当に新たな気づきがありました」
 と、意外な発見や何らかの気づきがあったことを、みなさん嬉しそうに話していました。
 実は、今回の8名の参加者のうち、半数以上は他社ボールのユーザーでした。それが、今回のフィッティングによって、自分にとってベストなボールに、4名がXVを、4名が♦︎を、つまり全員がNEW『スリクソン Z-STARシリーズ』のモデルを選ぶという結果になりました。
 発売前のボールをいち早くテストした上、ご自身に合う一球を見つけることができた今回の企画。参加者のみなさんのお役に立てたのであれば幸いです。








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スリクソンボール スペシャルフィッティング


※参加者募集期間は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。