【データの説明】
①所属
②出身地
③生年月日
④出身校
⑤身長・体重
⑥プロ転向年
⑦ゴルフを始めた年齢・きっかけ
⑧いつからプロゴルファーをめざしたのか
⑨目標とするゴルファー
⑩自身のゴルフの特長・課題
⑪プロとしての目標(今シーズン・将来)
⑦自分では覚えていないのですが、1歳になってすぐに父が経営するゴルフ練習場で球を打ち始めました。1ホール限定ですが、コースデビューも1歳の夏にしました。
⑧小学校1年生の後半になって、レディスティからラウンドしてパープレーで回ることができました。その時にプロゴルファーになろうと決めました。
⑨フィル・ミケルソン選手です。僕は小さい頃からウエッジが好きで、打ち方を研究しているのですが、ミケルソン選手は、ウエッジのショットが上手くて、高く上げたり、転がしたりと、引き出しが多い選手です。だから憧れるし、見ていてすごく勉強になります。
⑩特長の1つは飛距離です。今年出場しているACNツアー(国内男子下部ツアー)でも、ドライバーは他の選手より飛んでいるし、武器になっていると思います。
もう1つの特長はアプローチショットで、ウエッジのショットは得意だし自信があります。ただ、課題もアプローチだと思っていて、特に10~20ヤードのアプローチは、いちばん大事であり、難しさもあります。その距離は100パーセント寄せないと試合では結果を残せないので、もっと打ち方を研究して技を増やしていって完璧にしたいと思っています。
⑪今年はACNツアーで1勝したいと思っています。そして、賞金ランキング20位以内に入って、来年はレギュラーツアーでプレーしたいです。ACNツアーに出ているうちに、プレーのリズムとか、ペース配分のようなものがちょっとずつ分かってきたので、これからどんどん強くなれると思います。
最終的な目標はアメリカでプレーすることで、国内で結果を残してなるべく早くアメリカに行きたいです。それと、同じスポーツ選手としてやっぱり大谷翔平選手には憧れます。ファンサービスとか人との接し方が素晴らしいし、自分の調子が悪い時でも取材にちゃんと応じる人間性は尊敬します。僕も、ゴルファーとして見習って、そういう人間になりたいです。
【MEMO】
2024年3月に中学校を卒業し、史上最年少の15歳7か月でJGTOのツアーメンバーに登録しプロ転向。
⑦小学6年生の時、当時競技に出ていた2つ上の兄の練習について行ったのがきっかけです。兄の習い事について行くのが習慣になっていて、いろいろなものをやったのですが、その中でハマったのがゴルフでした。幼い頃は、兄とゴルフで直接対決する感じが楽しかったのだと思います。
⑧プロを意識したのは高校のゴルフ部に入ってからです。プロの試合は中学時代から観戦していたのですが、当時はプロになろうとは思っていませんでした。でも、どうせゴルフをやるなら、ゴルフ部の強い高校でやろうと思い埼玉栄高校に進みました。ゴルフ部の仲間はみんなめちゃくちゃ上手くて、一緒に練習しているうちに、「プロになりたい」と思うようになりました。
⑨石川遼さん。僕が中学生の頃、石川さんは勝ちまくっていて、活躍する姿を見てカッコいいなと思っていました。ギャラリーのみなさんを沸かせるプレーも本当にスゴいと思うし、そこは目標にしています。
⑩粘り強さが自分の特長だと思います。ショートゲームが得意で、難しい状況に置かれても、けっこうそれを楽しんでしまうタイプなんです。そういうところから寄せたり、難しいパーパットを入れて凌いだりというのは得意。試合で言うと、我慢比べは大好きです(笑)。
課題はロングゲームで、数年前まで、200ヤードのパー3とか長いパー4があると、すぐにボギーにしてしまっていました。そういうホールでバーディを獲れる可能性がゼロに近かったので、伸ばし合いになると、まったくついていけませんでした。ただ、最近はその距離のショットがだいぶ改善されてきて、スコアもよくなってきました。
⑪今年はACNツアー(国内男子下部ツアー)の全試合に出られるので、最低でも賞金ランキング20位以内に入って〝裏シード〟を獲って、来年はレギュラーツアーに出るのが目標です。それと去年は下部ツアーで2度優勝争いができたのですが、どちらも勝てなかったので、今年は勝ちたい気持ちがあります。去年は出られる試合が少なくて、毎試合気合いが入りすぎるくらい入っていたのですが、それとくらべると、今年はどこか落ち着きすぎている気がします。守りに入ってしまっている部分もあるので、これからの試合は思い切りよくプレーしたいですね。
プロとしての最終目標は賞金王を獲ること。それと、マスターズや全米オープン、全英オープンなどの4大メジャーに出て、お世話になったみなさんを連れていってあげたいと思っています。
【MEMO】
昨年のQTでファイナルまで進み42位に入ったことで、今季はレギュラーツアー数試合にも参戦予定。
⑦10歳で始めたのですが、僕はそれまで新体操、サッカー、水泳、陸上といろいろなスポーツをやっていて、別にゴルフはやりたくなかったんです(苦笑)。でも、そういう習い事は送り迎えが大変で……。それで、姉と僕と妹の3人が一緒に通ってできるスポーツをということでゴルフが選ばれて、きょうだい3人で始めることになりました。ゴルフを始めて最初の1年は全然面白くなかったのですが、結果が出るようになると、「なんか面白いな」と思えるようになりました。
⑧プロゴルファーは、ゴルフを始めた時からめざしていて、「プロになりたい」と言ってはいました。ただ、当時はどうやったらなれるのかも知りませんでした。具体的な目標になったのは去年になってからで、レギュラーツアー3試合に出場して、すべて予選を通過できたことで、「これならプロとしてやっていける」という手応えを感じました。
⑨その時々の世界ランキング1位の選手です。自分の目標は世界でナンバーワンになることなので、いつか追いつけるように頑張ってきました。ゴルフを始めた頃はタイガー・ウッズが好きでよく見ていましたが、最近はスコッティ・シェフラー。他にもアメリカには強い選手が多いので、いろいろな選手のプレーを見て参考にしています。
⑩僕は得意なものも苦手なものもなくて、全部が平均的なんです。それがいいところであり、課題でもあるかなと感じています。得意なことを見つけるのは大事だとは思うのですが、やっぱり安定感も大事で、得意なものができると、苦手なものも出てきてしまう気がします。なので、すべての部分を少しずつ底上げしていけば、ゴルフ全体のレベルも上がるのかなと思っています。
⑪今年は、とにかくACNツアーで頑張って裏シードを獲りたいので、賞金ランキング20位以内に入ることが目標です。ただ、やっぱり初優勝も挙げたいですね。今年は、アマチュアの頃に思っていたより上手くいっている(※3位タイを筆頭にトップ10に3度入賞)とは思いますが、上手くいっている分、もっと上位に行けるのにという気持ちもあります。
将来の目標はやっぱり世界一になること。それにはアメリカでプレーする必要があるので、国内で実績を残してアメリカに行き、世界一をめざして頑張りたいと思います。
【MEMO】
13歳で中嶋 常幸プロが主宰する「トミーアカデミー」に入門し、入谷 響プロとは同期生。
⑦ゴルフは10歳の時に始めました。それまでは空手や柔道を習っていたのですが、1つ年上の姉(山下 美夢有プロ)が練習場に行くのを見て興味が湧いて、練習について行きました。それで自分でもボールを打ってみたら面白くて練習するようになりました。ただ、競技に出たのはゴルフを始めてすぐではなくて、中学校に上がってからです。
⑧プロをめざそうと思ったのは、大学2年生の時です。大学でもゴルフを続けよう、頑張ろうと思って近畿大学に入ったのですが、1年生の時にはかなり練習してもなかなか結果が出ませんでした。それでも練習を続けていたら、大学2年になって試合でいい結果が残せるようになって、下部ツアー(※下記のMEMO参照)で優勝もできました。その時に、「やっぱり努力ってこういうふうに報われていくんや」と感じたし、そこからプロをめざそうと思うようになりました。
⑨姉(山下 美夢有プロ)です。ただ、目標というより尊敬していると言ったほうがいいと思います。姉は誰よりもゴルフのことを考えて、普段からゴルフのことしか頭にないように見えるので、そういうゴルフに対する姿勢がスゴいと思います。それに、僕は姉が努力する姿をずっと間近で見てきたので、結果もそうですが、それ以上に努力する過程がスゴいと思っています。
⑩正確なアイアンショットが特長だと思います。アイアンは全般的に得意で#4から、#3もユーティリティアイアンを常にバッグに入れています。コースによっては5番ウッドの代わりに#2を入れることもあります。パターも昔から得意で、自信のあるクラブです。
課題はアプローチで、プロとしてやっていくには、グリーンを外した時の引き出しをもっと増やさないといけないと思っています。
⑪今年はほとんど試合に出られないのですが、今後出場するチャンスがあれば、もちろん上位を狙ってプレーしたいと思います。あとは、10月にセカンドQTがあるので、それに向けてしっかり準備します。
将来の目標はアメリカでプレーすることです。海外で活躍される日本人選手が増えてきていて、男子も、松山さんをはじめ世界中で頑張っている方が多いので、それを見ていたら、僕もそこで戦いたいなと思うようになりました。なので、まずは日本で結果を出せるように頑張って、いつかPGAツアーで戦いたいと思っています。
【MEMO】
2022年、大学2年生で出場した国内男子下部ツアー「ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま」で史上7人目のアマチュア優勝を達成。