9日の最終ラウンドは全組がスタートしたものの、降雨によるコースコンディション不良のため中断し、その後、中止が決定。競技は54ホールに短縮され、第3ラウンド終了時点で通算15アンダーの首位タイに立っていた畑岡は、もう一人のプレーヤーとプレーオフで雌雄を決することになった。
降り続ける雨の中、18番パー5を130ヤードのパー3に変更して行われたプレーオフ。畑岡のティショットはグリーン右端をとらえたものの、ピンまではおよそ10mの距離が残り、そこからのバーディパットはカップを2mオーバーした。一方、対戦相手は2オン2パットのボギーで先にホールアウト。決めれば優勝という返しのパーパットを、畑岡はジャストタッチで沈め、見事勝利。その瞬間、両手を突き上げて喜びを表した。
今大会の畑岡は、初日に9バーディを奪い(2ボギー)、7アンダー「65」の首位タイの好発進を見せると、2日目には4アンダー「68」をマークし首位タイの座をキープ。3日目も同スコアで回って首位タイと、結果的には3日間の“完全優勝”を果たした。
54ホールで20個ものバーディを量産した畑岡の攻撃的なゴルフに、ドライバーをはじめとする『スリクソン ZXi シリーズ』と4本の『クリーブランドゴルフ RTZ ウエッジ』、そして『スリクソン Z-STAR ♦︎ DIAMOND』が、そのすぐれたパフォーマンスで貢献した。
「長く感じた3年半だった」
前回の優勝からの年月をそう振り返った畑岡。
2023年はメジャー2試合でトップ5に入り、昨シーズンは6度のトップ10フィニッシュ。今シーズンも春先に2度のトップ10入りを記録し、3週間前には今季のベストフィニッシュとなる単独2位に入っていた畑岡が、母国開催の今大会でついに栄冠を手にした。
優勝後のインタビューで、「プロ転向時の目標として掲げたメジャー優勝をめざす」と、改めてメジャーへの強い思いを語った畑岡。今回の勝利が完全復活への序章となることを期待したい。
なお、畑岡の優勝により、TEAMスリクソンは今季の米国女子ツアーで通算7勝目。また、先週優勝の山下 美夢有がトップと1打差の単独3位に入る健闘を見せた。
《畑岡 奈紗プロの使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR ♦︎ DIAMOND
■ ドライバー:スリクソン ZXi LS(10.5°)
■ フェアウェイウッド:スリクソン ZXi(#3)
■ アイアン:スリクソン ZXi5(#5)、スリクソン ZXi7(#6〜#9)
■ ウエッジ:クリーブランドゴルフ RTZ(46°、50°、54°、58°)
■ キャディバッグ:スリクソン
■ ヘッドウエア(サイドロゴ):スリクソン
■ グローブ:スリクソン GGG-S028
※契約選手はカスタマイズされたギアを使用していることがあり、販売していない場合があります。
また、同週に開催された国内女子下部ツアー「明治安田レディスオープンゴルフトーナメント」では、ダンロップ・モニターのアマチュア、岩永 杏奈(大阪桐蔭高校2年)が最終日に5アンダー「67」をマーク。通算12アンダーまでスコアを伸ばし、スタート前の2打差を逆転し同ツアー史上8人目となるアマチュア優勝という快挙を成し遂げた。
《岩永 杏奈選手の使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR
■ ドライバー:スリクソン ZXi LS(9.0°)
■ フェアウェイウッド:スリクソン ZXi(#3、#5)
■ アイアン:スリクソン ZXi5(#6〜PW)
■ ウエッジ:クリーブランドゴルフ RTZ(48°、52°、58°)
■ グローブ:スリクソン GGG-S028
※契約選手はカスタマイズされたギアを使用していることがあり、販売していない場合があります。