2026/02/13

D-Cafeレポート

《 2025年ダンロップフェニックストーナメント優勝・塚田 よおすけプロ インタビュー》これからも挑戦者の気持ちを忘れずに。また勝利の美酒を味わいたい

D-cafe:契約プロを代表して「ゼクシオドリームカップ プロアマコンペ」に参加していただきましたが、感想を聞かせてください。
塚田よおすけプロ(以下、塚田):僕は久しぶりに参加したのですが、面白かったですよ。スクランブル方式だったので、グリーン上では強気にバーディを狙う人ばっかりで、「パーをセーブしようという人は誰もいないの!?」という感じで(苦笑)。

D-cafe:塚田プロご自身も楽しめましたか?
塚田:はい! 実は(同イベントに参加した)安田 祐香ちゃんと“女王”、あ、山下 美夢有ちゃんのことですけど、2人とは、僕はあの日が初対面だったんですよ。だから、スマホの待ち受けにしようと思って、女王にはツーショットをお願いしました(笑)。

D-cafe:そうだったんですね(笑)。
塚田:なので、写真を撮りたくなるアマチュアのみなさんの気持ちはよくわかるし、あの日は僕がいちばん楽しんだかもしれないです(笑)。来年は「ダンロップドリームカップ」と名称に変わるようですが、みなさん、ぜひ参加してください(笑)。
D-cafe:宣伝をありがとうございます(笑)。

D-cafe:塚田プロと言えば、やはり昨年の「ダンロップフェニックストーナメント」(以下、DPT)での優勝についてお聞きしたいのですが、大会前はどんなことを考えていたのですか?
塚田 :うーん、あの試合まで全然頑張れていなかったですからね(注:前週終了時点で、賞金ランキングはシード権圏外の70位)。ホストプロだし、頑張ろうとは思っていましたけど、例年と同様、“出たとこ勝負”だなと思っていました。

D-cafe:そうして開幕を迎えたわけですが、初日は3アンダー「67」の4位タイという好スタートでした。
塚田 :まだ初日が終わっただけでしたけど、「よかった~、予選通過できそう」みたいな (笑)。とにかく予選通過を目標にしていたので。予選を通過できたら、あとはもうどうなってもいいと思っていました。シード権のことも別に気にしていなかったです。

D-cafe:そして2日目は初日を上回る4アンダー「66」でプレーして、通算7アンダーでトップタイに立ちました。その時の心境は?
塚田 :「あー、予選通過したわ」って(笑)。本当ですよ。だってそれまでの僕のDPTのベストフィニッシュって何位だと思います? 14位タイなんですよ。それも初出場した年の(注:2013年。翌14年も同順位)。その頃に比べて、コースはヤーデージが70ヤードくらい伸びて、パー「70」になって。“どうやってプレーすればいいの?”と。“青木さん(功プロ。大会名誉トーナメントアドバイザーとしてフェニックスCCのコースセッティングについて助言)、何てことしてくれるんですか!”と思ってましたけど(笑)。

D-cafe:(笑)。すると、予選を通過して気が楽になった?
塚田 :いや、そんな感じでもなくて、何とも思わなかったです。あんなことは本当に珍しいですよ。まったくの無欲だったし、シビれることもなかったですし。ただ、あの週に限っては、毎日3アンダーを目標にしようと思っていました。普段はそういうことは考えないんですけどね。3日目も「今日も3アンダーをめざそう」と思っていたから、誰がリーダーであろうが、誰がどういうスコアで上がろうが、まったく気にならなかった。いつもは、けっこうリーダーズボードを見るんだけど(笑)。

D-cafe:その目標の通り、3日目も3アンダー「67」で回って単独トップで最終日を迎えました。
塚田 :最終日の出だしだけは緊張していましたね。同じ最終組の最初の選手がティショットでめちゃくちゃスライスを打って“ファー!”となって。次の選手は逆にチーピンを打ってまた“ファー!”だったので、「うわっ、イヤだな、この組は」と思って(笑)。それで案の定、僕もティショットを左のラフに入れてしまって。ボールはセカンドショットが打てるところにはあったんですけど、乗せちゃいけないサイドのグリーンに乗せてしまって3パットしたんです。その時に自分が緊張しているのが分かって、キャディに「俺、ちょっと緊張してるかもしれない」と言ったんですよ。そうしたらキャディが「お、それを自分で言えるっていいことじゃない?」と言ってくれて。僕も「まあ、そうだよね」と答えたんですけど、そこからは、まだ普通じゃないものの、少し落ち着きましたね。

D-cafe:その後、6番でバーディが獲れてフロントナインはパープレーでした。
塚田 :鬼門の4番ホールをパーで凌げたのがすごくラッキーでした。パー5からパー4になったホールで、他の選手も話していましたが、あそこをどう攻略するかが本当に一つのキーだったんです。それが、最終日はスタートホールをボギーにしてしまったので、「うわ、これで4番もボギーにしたら流れが悪いなぁ」という考えもよぎったのですが、落ち着いて何とか上手くパーで切り抜けることができました。

D-cafe:そしてバック9はボギーなしの3バーディ。18番パー5では第3打をOKの距離につけてのバーディフィニッシュでしたね。
塚田 :バック9もかなりピンチはあったんですよ。でも、珍しくパットが入ってくれました。他の試合ではほとんど入らないようなパットが決まってくれて。やっぱり久々に優勝争いをして、僕自身、ピッと自分の世界に入り込めたというか、すごく集中できたからじゃないかと思います。

D-cafe:あの試合で同じ組でプレーした若手プロが、塚田プロについて「シード権を争っている人のゴルフじゃない」と話していたそうです。あの試合ではプレー全体がよかったのですか?
塚田 :そうですね。パットだけじゃなくショットもよかったです。夏場は左右に散って苦しかったのですが、あの試合の1ヶ月前ぐらいから急によくなりました。前の週にフェードに戻したのもよかった。それに、運もありましたね。

D-cafe:ツアー2勝目がDPTになったことについてはどんな思いがありますか?
塚田 :まさかツアー2勝目がDPTになるなんて夢にも思わなかったけど、ダンロップさんにいい恩返しができたんじゃないかなと思います。それに、英樹(松山プロ)も出場する試合で、ああいう形で勝てたのはよかったなと。

D-cafe:昨シーズンの成績を見ると、夏場から秋口にかけて苦戦したように思います。
塚田 :そうですね。夏前までは全然余裕があったんです。でも、その後、頑張れなかったから、自分で自分の首を絞めたような感じになってしまいましたね。

D-cafe:でも、終わってみればシード権を獲得できて、賞金ランキングはキャリアハイの22位でした。40歳で自己ベストを更新したことについては?
塚田 :まだ伸びしろがあるということですよね、もう40歳なんだけど、まだ40歳とも言えるので、自分でも楽しみです。

D-cafe:今シーズンはどんな目標を持ってプレーしますか?
塚田 :これまでと変わらず、コツコツやりますよ。僕自身、ゴルフが上手いとは思っていないし、まだまだ課題はあるので、挑戦者の気持ちを忘れずに。

D-cafe:ツアー3勝目への意気込みはどうですか?
塚田 :もちろん、また勝ちたいですよ。勝利の美酒は何回味わってもいいものなので、また味わえるように。若い子たちからいい刺激をもらいながら、高みをめざして頑張ります。


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