現時点での今シーズンのベストフィニッシュを記録した第2戦の「台湾ホンハイレディースゴルフトーナメント」での自身のプレーについて、そう振り返る内田 ことこプロ。初めてプレーするコース、しかも優勝者以外はすべてオーバーパーという難セッティングに対して、トップ10フィニッシュまであと少しという健闘を見せました。
グリーンが難しかったと言いつつ、その試合では、パット数(3日間平均)が全プレーヤー中5位タイにランクイン。昨シーズン、パット数(1ラウンドあたり)で6位を記録した巧みなパッティングが、難グリーンでも冴えを見せました。
ドライビングディスタンスで毎年上位にランクインするなど、力強いドライバーショットのイメージが強い内田プロですが、
「実はジュニアの頃からショートゲームの方が得意なんです。そこが自分本来の強みだと思っていて、去年も1年を通して、いいパットができました」
と話すように、得意なショートゲームが自身のゴルフを支えています。
「なので、シーズンオフには、マシンも使ってウエイトトレーニングをいつもより多めにやりました。体重は増えてはいないのですが 使うウエイトは、オフの初めと比べると最後のほうはかなり多いものを使えるようになったので、筋肉量は増えたと思います」。
そして、ゴルフの練習も体力をつけるメニューが中心だったそうで、
「去年の終盤戦は、体力が落ちたことでクラブを強く振れなくなっていたんです。なので、とにかく体力を戻して、振る体力もつけるのがオフの課題でした。そのため、スイングが小さくなりすぎないように素振りをしたり、重いものを持って素振りしては軽いものを持って速く振ったりと、とにかく振る練習をたくさんやりました。シーズン中も最後まで体力を落とさずに、ずっと振れるようにするのが今年の目標です」。
ルーキーイヤーとなった昨年、メルセデスランキング50位に入り、初のシード権を獲得した都 玲華プロ。
「ギリギリの50位だったので、欲を言えばもう少し楽にというか、余裕を持って獲りたかったなという気持ちはあるのですが(苦笑)、それでもシード権が獲れたのはすごくうれしかったです」
と、めでたくシードプロの仲間入りを果たしたことを笑顔で語ります。その一方で、昨年の課題として挙げたのがパッティング。
「スタッツを見ていただけば分かるのですが、平均パット数(1ラウンドあたり)が60位台で、3パット率も70位台と、とにかくパットにすごく悩んだ1年間でした。ショットは得意としているんですけど、パットに苦しんだ分、あのランキングになってしまったのだと思います」。
それを受け、シーズンオフには、これまで以上にパット練習に時間を割いたのだそう。まず、昨シーズン終了後すぐに、数年前から指導を受けているパッティングのコーチのスタジオに行き、自身のパットのデータを計測。パットが好調だった時期のデータと比較して、ストロークが乱れていることが分かったことから、それを修正するためにスタジオで基礎練習を行い、その後、コースのパッティンググリーンやラウンドで実戦的な練習を行ったそうです。
「去年と比べて、スイングで大きく変えたところはないのですが、身体の使い方とかタイミングを少しだけ替えました。その調整が、今シーズンの開幕に間に合わなかった感じはありますね……」
とやや反省気味に話す都プロ。開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」では36位タイに入ったものの、その後の2試合は決勝ラウンドに進めなかったことについて、
ただ、前述したように、パットは昨年よりもよくなっていると実感している様子。また、ショットについても、第3戦では手応えも感じたそうで、
「パットは今の状態をキープして、ショットは練習日に調整して、試合に挑めたらなと思っています。そうやって、徐々に調子を上げていけたら」
と明るい兆しが見えていることで、ここから期待が持てそうです。
そんな都プロは、ツアー本格参戦2年目の今年、どんな目標を持っているのでしょうか。
「スイングもオフの間に少し改善しました。私はもともとオーバースイング気味で、トップでシャフトがクロスして右わきが大きく開いてしまうクセがあったのですが、今はそれを少し抑えて打つようにしています。そのほうが安定性は高いのかなと思ってそうしているのですが、それがいいショットにつながっていると思います」
と話すように、スイングのマイナーチェンジも、ロングショットが好調な要因のようです。
スイングの変更に加えて、尾関プロがシーズンオフに取り組んだのが筋力トレーニングです。
「毎日のようにジムに行って、重いウエイトを持ち上げたり、マシンを使ったりしてトレーニングをしました。今まではあまりそういうことはしてこなかったのですが、今回のオフは1年間戦える体力を身につけるために、そういうトレーニングを多く取り入れました。トレーニングメニューは、トレーナーさんに作ってもらったのですが、自分でも調べてやってみたことはあります」。
体力アップが必要だと考えたのは、昨シーズンの終了時、開幕時に比べて体重が大幅に減ってしまったからなのだとか。
そんな尾関プロは、昨シーズンは前半戦はショートパット、それ以降は、ハイブリッドやドライバーに頭を悩ませたそうで、「そうこうするうちに1年が終わってしまいました」と言います。
そのため今シーズンは、ルーキーだった2022年以来、4年ぶりにQTランキング上位の資格でツアーに参戦中。復活を期す今シーズン、こんな目標を立てたそうです。
「年末に行われる『JLPGAアワード』に出ることです。部門別で1位になっても出られるとは思うんですけど、私はツアー2勝目を挙げて出たいです。あの場にいられるのは、優勝へのご褒美という感じだし、やっぱりシーズン終わりの締めなので、優勝してあそこに行きたいです」。
笑顔の中に強い決意を秘めた尾関プロの4年ぶりの優勝に期待しましょう。