2026/10/21

XXIO契約プロレポート

《 青木 瀬令奈&菅沼 菜々 ゼクシオアンバサダー通信 》ツアーもいよいよ終盤戦へ。最後まで優勝をめざして

 7月上旬の「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」で今季のベストフィニッシュとなる3位タイに入賞した青木瀬令奈プロ。夏場に入って調子を上げてきた印象ですが、「人生で初めての経験だったし、自分にとってはかなり大きなニュースでした」と青木プロが語るのが、7月中旬に遭った交通事故。トーナメント初日の朝、大西翔太コーチが運転する車でコースに向かっている途中、後方から追突されてしまったそうです。それでも試合に出場し、初日を「72」でプレーしたのはスゴいの一言だったのですが……。
「初日はアドレナリンが出ていたせいか、普通にプレーができたんです。その後、病院に行って検査などを受けたのですが、その日の夜から背中や肩が痛み始めて……。2日目もスタートはしたものの、途中で〝ちょっと無理だな〟と思って棄権しました」。
 その後が心配されましたが、なんと翌週の試合には出場。予選を通過したうえに、決勝の2日間はともに60台をマークし、4日間通算14アンダー(20位タイ)で〝完走〟しました。

「3位に入った試合はショットがすごくいい感じだったし、私は〝夏女〟でメジャーも控えていたので、ここから行くぞというタイミングでした。なので、事故で足踏みしてしまった感じはありました。でも、あれこれ考えているうちにシーズンが終わってしまうので、ケアをしながら、できる範囲で試合に出続けようと。むち打ちの症状はまだ残っているのですが、最近は身体が固まっていることに慣れてきた感じで、人間の適応能力ってすごいんだなーと思っています(笑)」。
 万全ではない体調でも、9月中旬の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」では4位タイに入賞。これぞプロの技術と経験のなせる業と言えるでしょう。

 そんな青木プロですが、『ゼクシオ 14+(プラス)ドライバー』を使ったティショットでは、昨シーズンのツアーのスタッツと比べ、ドライビングディスタンスはわずかに伸び、フェアウェイキープ率もほぼ同じ73%台と高い確率を誇ります。ティショットについて、心がけているポイントはあるのでしょうか。

「いい状態のときと比べると、身体が十分に動かないので、それに対応しながらスイングするようにはしています。参考にしているのはシニアプロのみなさんのスイングで、〝ライン出し〟をする方が多いんです。今の私は、強く振ろうとすると、背中や肩周りが固まってしまっているので、どこかが引っ張られて縮んでしまったり、突っ込んでしまったりしてボールが曲がってしまいます。どうせ飛ばないのなら、シニアプロのように、ビジネスゾーン(時計の針にたとえると9時から3時の範囲)で〝パンッ〟と打って終わりにするという打ち方をするようにしています」。

 また、アプローチショットやパットに比べると、ドライバーは前傾角が浅いせいか、スイングへの影響が少ないと感じていて、不安なく振れているのだとか。
 さらに、方向性を重視してショットをするうちに、こんな効果も。
「強く振っていないのに、〝あれ? 意外と飛んでる!〟みたいなことは多いかもしれないですね(苦笑)。振らないことによってミート率も上がるので、8割ぐらいの力で打っても飛距離が変わらないような感じで。ただ、〝力を抜く〟のと〝緩む〟のとでは違うので、そこは永遠のテーマですね(笑)」
 と青木プロ。ぜひ私たちアマチュアも参考にしたいところです。

「これまでにも骨折とか何やらいろいろ経験してきて、今も、身体に合わせて工夫している感じ。考えてみるとなんか面白い人生だな、と(笑)」
 と、ピンチも力に変えてしまうポジティブな青木プロ。3日間のうち2度60台のスコアをマークし15位タイに入った10月上旬の「スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント」からは、新たな取り組みを始めたそうで、
「メンタルに関することをやり始めました。メンタルトレーナーさんと相談しながら、試合に臨むに当たっての心構えとか、毎日の振り返り、それを受けて〝じゃあ、明日はこういうことを意識してやろう〟といったことをやっています。おかげでマインドセットがうまくできた感じがあって、すごく充実した1週間になりましたね」
 と笑顔で話します。気づけば今年の国内女子ツアーもひと月あまり。現在、メルセデスランキング30位とシード権圏内にいる青木プロですが、どんなことを目標に掲げているのでしょうか。

「毎年同じなのですが、やっぱり優勝してツアー最終戦(JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ)に出ることです。去年は特に初優勝者が多くて、ポイントランキングによる出場資格があまり繰り下がってこなくて、私は出場できませんでした。それに、海外でプレーしている選手も戻ってくるので、出場するためのレベルが上がってきています。なので、今年は、それまでの試合で優勝して出たいですね」。

 5月上旬の「NTTドコモビジネスレディス」で昨年に続く連覇を飾った菅沼 菜々プロ。その勝利をサポートしたのが、『ゼクシオ 14+ ドライバー』でした。
 シーズンオフの筋力トレーニングの成果もあり、ドライビングディスタンスの計測ホールでは2日目、最終日ともに280ヤードを超えるビッグドライブを見せました。現在のツアーのスタッツを見ても、ドライビングディスタンスは昨年の34位から12位へと大きくランクアップしています。
『ゼクシオ 14+ ドライバー』のどこに魅力を感じているのか、改めて菅沼プロに聞いてみました。
「まず、ヘッドの座りがいいので安心感があります。それと、球が上がりやすいのに、スピン量は私が理想としている2400~2500rpmに抑えられているので、風に負けない強い球で飛んでくれるところですね。マット仕上げもカッコいいし、打感も音も全部いいです(笑)」。
 また、今シーズンからバッグインし、大いに役立っているというのが『ゼクシオ 14+ フェアウェイウッド』の3W。

「去年まで、3Wはボールが上がりにくいというイメージがあったので、ずっと#4を使っていたのですが、『14+』の3Wは、球が上がりやすくて、キャリーで220ヤードは飛びます。多少当たりが薄くてもキャリーがそんなに落ちないし、直進性もすごく高いです。今年は去年よりドライバーの飛距離が出るようになって、パー5で2オンを狙えるチャンスが増えたのですが、3Wも飛ぶので、さらに2オンできる確率が上がりました。なので、すごくありがたいなという感じです(笑)」。

『ゼクシオ 14+』のドライバーと3Wに厚い信頼を寄せる菅沼プロですが、実は、それ以外のセッティングは、5月の優勝時から変更されています。
 優勝時には、上記の2本に加えて『ゼクシオ 14+ フェアウェイウッド』の7Wを使用していましたが、現在は、それに代わって『ゼクシオ 14+ ハイブリッド』のH3が入っています。
 9月中旬の「ソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会」(以下、女子プロ選手権)からバッグに入れているというH3。その理由を菅沼プロは次のように解説してくれました。

「7Wは、スピン量が多くて、ボールが上がりやすくてよかったのですが、強い打ち上げや打ち下ろしのホールで距離を合わせるのが難しいことがあったんです。それに、『女子プロ選手権』のセッティングはすごくラフが長くて。そうしたら、〝ハイブリッドの方が抜けがいいから、H3を試してみたら?〟と言われて。私は、ハイブリッドはH4からしか使ったことがなかったので、最初にH3を見たときは、ロフトが立っているし難しそうだなと思ったんです。でも、打ってみたらボールが上がるし、思っていたより強い球が打てました。それにラフからの抜けもよかったので、それからずっと使っています」。
 ちなみにH3の飛距離は210ヤードで、その下のH5が190ヤードとのこと。

「2オンも含めて、遠くのグリーンを狙うときに、ハイブリッドは私のゴルフには重要なクラブ。すごく活躍してくれています」
 と菅沼プロ。ドライバーやフェアウェイウッドと同様、非常に頼りになる存在のようです。

 現在、メルセデスランキング17位の菅沼プロ。今シーズン中盤戦までの自身のゴルフについて尋ねると、
「去年より調子がいいのはたしかだし、すごく成長している部分はあると思います」
 と、昨シーズンにも増して手応えを感じている様子。現在のツアーのスタッツを見ても、昨シーズンから向上させることを目標にしていたパーオン率は57位(67.0139%)から17位(69.2251%)に大きくランクアップ。同じく目標にしていた平均ストロークも、昨年の64位(72.3130)から17位(71.2406)とジャンプアップしています。
 ただし、成績には納得していないようで、
「予選通過が増えたのもいいことなのですが、最近はあまり上位に入れていないので、もどかしく感じることが多くて……。もうちょっと頑張りたいなと思っています」。
 では、スコアが伸びない原因はどこにあるのでしょう?
「やっぱりバーディが少ないことだと思います。その原因はティショットにあって、ここ数試合、ショットが曲がってフェアウェイをキープできないので、バーディチャンスにつかないことが多かったんです」
 と菅沼プロ。ただ、つい最近、以前から指導を受けている森守洋コーチのレッスンを受けたそうで、

「2日続けてレッスンを受けたのですが、スイングのイメージがすごく変わりました。ラウンドでもショットが曲がらなくなったので、スイングが修正できた気がします。だから、これから楽しみです」
 と明るい表情で話します。そんな菅沼プロにも、ツアー終盤戦での目標について聞いてみました。

「メルセデスランキングをもっと上げたいです。他の選手もみんな上手なんですけど、ポイントは僅差だし、私もどんどんトップ10に入れれば順位を上げられると思います。それと、やっぱり今年中にあと1回優勝したいですね。複数回優勝も今シーズンの目標にしているので。最近、パターがいい感じだし、さらにドライバーがよくなれば流れが変わってくると思うので、優勝めざして頑張りたいと思います」。