理想のスイングを目指す上で悩まれるポイントの一つにダウンスイングがあります。
「どうやって降ろしたらいいの?」「トップの切り返しからどう動かせばいい?」「そのときのクラブはどうしたらいいのか?」「力の入れ方はどのくらい?」など、多くの方が疑問に思われているのではないでしょうか?
今回は、ダウンスイングで意識すべき3つのポイントをお伝えいたします。
ゴルフにおけるダウンスイングとは、スイング時にトップから切り返してインパクトまでの事を言います。ボールとクラブヘッドがぶつかるインパクトに向かう、直前の動作です。
そのためダウンスイングの軌道や、そのときのクラブの向きなどによって、ボールの飛距離や弾道が変わってきます。一方、トップから切り返しての一瞬の動きであり、ダウンスイング中にいろいろと操作することは非常に困難です
【スイングの流れ】
1)アドレス(構え)
2)バックスイング(テイクバック)
3)トップで切り返し
4)【ダウンスイング】
5)インパクト
6)フォロースルー
誰もが気持ちの良いタイミングで無心で振り下ろしたいのがダウンスイングです。
そんな理想のダウンスイングができるようになるためのポイントは、ズバリ!
「軸」「前傾」「準備」の3つです!
「前傾」とは、背骨が前に倒れている角度「スパインアングル」のことを指します。
何故この「前傾=スパインアングル」の維持が大事かというと、それはクラブを動かしている体と、止まっているボールまでの距離感を保つ為です。
前傾の角度が浅くなる(すなわち上体が起き上がる)と、ボールとの距離が離れトップボールになりやすくなります。また手元が高くなってクラブのライ角通りに当てられなくなり、右方向にも飛びやすくなります。
この前傾が浅くなる点を直さずに他の部分で補おうとすると、リリースが早くなってしまったり、手の返しが強くなったりと、さらに間違ったスイングになってしまいます。
「前傾」を維持することによって正しいフェースの向きで力強くボールを打つことが出来るようになるのです。
準備とは、簡単に言うとアドレスの段階でしっかり整えることを指しています。
ダウンスイングの「軸」「前傾」も、この最初に始まるアドレスをベースにしています。
そのため、そもそも自分がイメージする球筋と、アドレスの形が合っていないとイメージ通りの球筋が出なくなります。
間違ったイメージのアドレスをして「軸」「前傾」を考えて打っていても、結局は理想的な球筋は出ないですし、それを無理やり打とうとすれば必ずと言っていいほど小手先に頼るようなスイングになってします。
自分がしっかりイメージを持ってそれに合ったアドレスとって「準備」することが、正しいダウンスイングにつながります。
いかがでしたでしょうか?
ダウンスイングは一瞬の動作であり、なかなか良し悪しがつかみにくい部分かと思います。
ご紹介した練習に取り組んでいただくとともに、ダウンスイングを確認する際は、ぜひ動画を撮影したり、ゴルフが上手な方に見ていただいたりしましょう。
また、ボールを打たない自宅で感覚を掴む練習も繰り返し行う事で、意識しなくても出来る様になるまで繰り返し練習する事が重要です。壁に頭やお尻を当てて行う練習方法も是非試してみて下さい。
自分自身の感覚だけでなく、外からの見た目もチェックする事やボールを打たずに行う基本練習を行う事で、気持ちの良いダウンスイングを身に着けましょう!