2021/06/30

ダンロップメンバーズテニスメルマガ 2021 6月号

住友ゴムグループの(株)ダンロップスポーツマーケティングは、テニスラケット、テニスボール、テニス用ストリングなど、プレーに欠かせないアイテムはもちろん、コートサイドでも快適にお過ごしいただくための「コートサイドグッズ」を提供しております。なかでもこれからの季節にご活用いただきたいのが2種類の「傘」です。

インドアテニスでは、いつでも同じ環境でプレーすることができますが、テニスは古くから明るい太陽の下で行なう屋外スポーツのイメージがあります。でも真夏となると、明るい太陽が「眩しい強敵」に変貌してしまう場合があります。

太陽光線は、命の源であると同時に、そのまま受け止めてしまうと、身体に有害な存在となってしまいます。太陽光線には、光を与えてくれる可視光線の他に、「赤外線」と「紫外線」があります。赤外線は熱を与えてくれ、紫外線は健康な身体を作るのに貢献してくれます。

紫外線はいつも悪者扱いされますが、「血行促進・基礎代謝促進」「ガン・アレルギー・皮膚疾患、骨の減少を抑制」「成人病予防」「睡眠の質を向上・体内リズムを整える」「ビタミンDの生成」など、たくさんのメリットがあります。

ただそれも「適度な」という範囲でのこと。波長の長い「UV-A」は、1年中を通じてゆっくり肌を黒くする生活紫外線で、波長の短い「UV-B」は急速に肌を赤くしてサンバーンを引き起こし、肌にダメージを与えます。

真夏のコートサイドは、赤外線によって高温化し、紫外線によって肌に有害となりますので、屋内で試合待ちや観戦できない場合は、どちらも防がなければなりません。UVカットの衣服を着ていても、頭や顔には太陽光線を浴びないほうがいいですね。

ダンロップは、2つのスタイルの「遮光傘」を用意しています。大きな範囲をカバーしてくれる「ロングスタイル」が【パラソル】、携帯に便利なのが【折り畳み傘】。それぞれに特徴がある2スタイルですが、あなたにはどちらがフィットしそうですか?

まずビックリするほど大きな日除け傘【TAC-808 パラソル】です。開かない状態の全長が「102 cm」で、傘部分の親骨の長さが「75 cm」あります。これを開くと、最大直径「128 cm」もの太陽光シールド、つまり「陰」を作ることができるのです。

これならば、コートサイドに座って、くつろいだ状態でも十分な日陰を作ってくれます。太陽光に曝されるだけで疲労は蓄積されますから、この大きなパラソルの下に入ればパラダイス。次の試合に向けて、ゆっくり休んで準備することができるでしょう。小型のタープと考えることもできますね。

親骨は、グラスファイバーによる強化を受けたプラスティック「GFRP」製ですから、金属の親骨よりも柔軟性があって丈夫。なおかつ軽いというメリットがあります。全長「102 cm」もありますから「ラケットバッグに入れて」持ち運ぶことはできませんが、車のトランクに常備し、いざというときは緊急出動できるように準備しておきましょう。

傘の表側がシルバーで裏側がブラックと、その逆で、表側がブラックで裏側がシルバーという2種類があるので、どちらかというと暑さを凌ぎたい場合は「表ブラック・タイプ」、紫外線を防ぎたい場合は「表シルバー・タイプ」がいいと思います。

TAC-808 パラソル

4,400円(税抜価格 4,000円)

もう一つのテニスコートサイド用ダンロップ傘が、携帯にとても便利な【TAC-8001 折り畳み傘】です。そのまんまのネーミングでわかりやすいでしょ。折り畳み傘は、そのへんの雑貨屋さんでも数多く売られていますが、選ぶのがむずかしいです。

なぜかと言うと、携帯性を重視したものは、安価ですが、小さくて華奢な作りで壊れやすいことが多いですね。女性が街中を歩くにはお洒落で可愛いですが、コートサイドではあまり機能的とは言えません。また逆に、傘部分が大きくて頑丈そうに見えるものは安心ですが、どうしても重くなってしまいます。

ダンロップ【TAC-8001 折り畳み傘】は、開いたときの親骨の長さが「60 cm」と、折り畳み傘としてはとても大きく、効率よくデザインされています。折り畳んだ状態での長さは「37 cm」で、これは105平方インチのラケットのフェイスの長さと同じくらいコンパクトです。

そしてなんといっても「軽さ」です! わずか「233 g」しかないという、徹底した軽量化が図られています。ラケットバッグはもちろん、小型トートに入れて持ち歩いても省スペース。重さの負担も少なく、入れてあったのを忘れるくらい。どちらも「晴雨兼用」ですから、突然の雨にも対応できます。

こちらは「表ブラック・裏シルバー」しかありません。その理由は、ソフトテニスの試合会場では、シルバーの傘が禁止されている場合があり、トラブルを避けるために、ダンロップが配慮したものです。

TAC-8001 折りたたみ傘

3,850円(税抜価格 3,500円)

いかがでしょう……。車にロングタイプか? バッグにコンパクトタイプか? あなたならどちらを選びますか?


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梅雨時期・雨天時の通勤通学、紫外線の強いとき、夏の大会の子供や生徒・友達の応援をする時や、試合の待機をしている時、まさにこの時期に欠かせないアイテムのパラソルと折りたたみ傘⛱
6月から10月頃までは傘・日傘の出番の多い季節ですね👍
今回は5名様に、ダンロップの晴雨兼用パラソルか折りたたみ傘(どちらかお好きな方)をプレゼントします!
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どんなに影響力のあるトッププロといえども「大会使用球」を自分好みで選ぶことはできません。それは大会開催側が、選手の希望を取り入れつつも、さまざまなしがらみや契約によって決めるものだからです。ですが、みなさんは自分が使うボールを自由に選ぶことができます! んっ? 本当に自由でしょうか?

まったく自由なのは、自分がフリーで楽しむ場合のみのような気もします。テニススクールヘ行けば、スクール側が選んだボールでレッスンされるし、試合に出ようというハイスキルプレーヤーは、その試合に使われるボールで練習します。それがもっと大きくなり、全中、インターハイ、インカレ、全日本ジュニア、全日本選手権、などになれば、試合前にはその大会球に合わせて練習しますから、消費量は膨大です。

もっと身近なケースもありますよ。たとえば週末のテニスクラブで、1日を過ごす場合、ほとんどがダブルスのゲームによって楽しまれますけれど、そこで使用するボールは各自の持ち寄り……だからフリー?
……じゃないんですよね。

多くの例では、そのクラブで使うボールについては、暗黙の了解で決まってしまうものです。いつも使っているのと違うボールを持ち込み「今日はこのボールで試合しよう」といっても、他の3人から睨まれるだけ。みなさんは「いつもと同じ」であることを強くご希望なのでありまして、いつしか全員が同じボールでプレーなさることになるのであります。

こうした条件下では、いつもと違うボールは使えませんから、他のボールとの違いを知る機会もありません。はたしてそれでいいんでしょうかね?

筆者は「現在の使用球にとって」も、「他のボールにとって」も、あまり喜ばしいことではないと感じています。【ダンロップフォート】は、愛され続けて60年という名品ですが、なぜそれがいいのか? を知る機会があってもいいように思いますし、たとえば【セントジェームス・プレミアム】がどんなに優れていても、それを試す機会も与えられない環境って悲しいと思います。

でもみなさんが、それくらいボールのことを大切に考えている……ということはわかります。ずっと同じボールを使い、ずっと同じ仲間と、ずっと同じコート環境で、ずっと同じ会費で……いやこれはいろんなご都合がございましょう(汗)

だけどたまには他のボールも使ってみて「おぉっ、こんなに違うんだ」ということを知ることは必要だと思いますし、そのうえで「やっぱり【ダンロップフォート】がイチバンだね!」「いやいや、【プレミアム】ってのもけっこういいんじゃない」 となっていいと思います。いろんな違いがわかったうえで、納得して使われることがベストではないでしょうか。

筆者が密かに尊敬している知人で、テニスショップを経営されている方がいます。彼はものごとを合理的に考えて判断できて、製品選びのセンスも抜群で、お客様のために、いろんなキャンペーンを催します。感心させられたのは『ボールお試しキャンペーン』でした。テニスボールは箱でイッキ買いされたり、逆に2個缶を1つずつ買う方が多いですけど、どちらにしても「いろんなボールを打ち較べる」なんてめったにできません。

それを「各社・各モデルを組み合わせて販売」することで、もう一度、テニスボールの性能的な違いに気付いてもらい、そのうえで「自分にとってどれが最適か?」を判断してもらう機会を設けたのです。

そのアイディアは素晴らしいと思います! ほとんどの人にとってボールを一度に打ち較べる機会など皆無と言っていいでしょう。順々に違うボールを使うとしても、ある程度集中的に使えば、その差はわかりやすいですね。でも時間的なズレが大きくなると、その感覚を記憶しておいて、振り返ってすべてを均等に並べて比較判断することができる人など、日本に一握りくらいしかいないと思います。

いろんなボールを使ってみると、打球感・打球性能はもちろんですが、均一性や不良率などにも気付かれると思います。「いつも同じ」は、ダンロップが昔から「肝に命じ」て取り組んできたことで、製造上の「気の遣いよう」を知ると、そんなことまでしているのか……と感心させられます。

独創的なアイディアによって、プレーヤーに「考える機会を提供した」知人への敬意を払いつつ、みなさんにも「ボールの違い」をよくご理解くださいというメッセージを贈らせていただきます。

松尾高司氏

松尾高司氏

おそらく世界で唯一のテニス道具専門のライター&プランナー。
「厚ラケ」「黄金スペック」の命名者でもある。
テニスアイテムを評価し記事などを書くとともに、
商品開発やさまざまな企画に携わられています。
また「ダンロップメンバーズメルマガ」のサポーターも務めてもらっています。