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春って、テニスシーンでも「スタート」のイメージがありますね。入学してテニス部に入る高校生。春風に吹かれながら大学のテニスコートの横を歩いたとき、ふっと「テニスかぁ…… やってみよっかな!」と呟く新入生。新しいことに挑戦するワクワクさで満たしてくれるのが「春」ですね。
もちろん生徒や学生さんたちだけじゃありません。「家事や仕事に一区切りついたから、外に出て身体を動かしてみようか」という人生のベテランもいらっしゃいます。どんな方でも、テニスを始めようってときには「テニスラケット」が必要です。最初は「借り物」で始めてみても、すぐに「マイラケット」がほしくなるものです。
今回は、そんなみなさんに「初めてのラケット購入アドバイス……をする人へのアドバイス法」を紹介します。誰かにラケットを選んであげるのは、自分が買おうというときとは、まったく視点も手順も違います。誰にでも「初心者にはエントリーモデルを与えときゃいいんだよ」と考える人もいるかもしれませんが、アドバイスして差し上げた方が「○○さんに教えていただいてよかったです!」と笑顔になってくれることをイメージしましょう。
テニスラケットは、それなりに高価なものです。とくに初心者にとっては、けっこうな買物ですから、もしも「どんなのがいいかアドバイスしてもらえませんか?」と訊かれたら、その方の立場になって、親身に付き合ってあげてください。これは、後輩のラケットを選んであげる先輩や、スクールのコーチといったみなさんに知っておいてほしいことです。
テニスはまったくの初めて……という方は、テニスショップの壁にびっしり並ぶラケットの中の、いったいどれが自分に最適なのか見当も付きません。そんな初心者のラケット購入に付き合う場合は、まず「これまでのスポーツ経験」についてヒアリングします。「どんなスポーツ?」「何年間やっていたの?」「どんなレベルだったの?」。それを聞けば、その方の運動パフォーマンスや、テニスへの適性を把握するきっかけになるでしょう。
次に「どんなふうにテニスをしたいの?」ですね。「バリバリ頑張りたいです!」という新入生もいれば、「ちゃんと打ち合えるようになって、ゲームを楽しめるようになるまでやりたいです」という方もいるでしょう。また「いやいや、健康のために始めるのだから、そんなハードにやるつもりはないんだよ」という新入スクール生もいらっしゃるでしょう。
こうした「テニスする目的」によっても、選んであげるべきラケットは違ってきます。どんどん上手くなりたい!と願う新入生は、きっとすぐに上達するでしょうから、エントリーモデルよりもちょっとだけ競技の方向を向いたモデルがマッチしますよね。
逆に「とにかくゆったりテニスを楽しみたいの」というご婦人や、健康のために身体を動かしたいという大先輩たちには、とりあえずのエントリーモデルではなく、負担が少なくて楽にボールを飛ばすことができて、ラリーが続きやすい「軽量・高反発系モデル」を、最初から薦めるのがいいですね。ダンロップならば【LX 800】【LX 1000】を選んで差し上げれば、きっと満足いただけるはずです。
さて、いよいよ難問に向かいます。具体的に「どのラケットを薦めるか?」は、アドバイスする側にとって、その責任はとても大きいといえるでしょう。「べつに金を払うのは自分じゃないんだから、テキトーに『これがいいんじゃない』って言っておけば……」なんて人もいるかもしれませんが、むしろ逆ですよ。自分を頼る初心者は、高価なラケットにお金を支払うのです。みんながお金持ちじゃありません。「テニスを始めたいから買ってほしい」と言いづらい誤解もあるでしょう。一所懸命バイトして貯めたお金を初めてのラケット購入に使う」という学生もいるでしょう。
その責任を考えれば、テニスをするのが辛くなってヤメてしまったりしないよう、ちゃんとアドバイスして差し上げたいですね。「先輩のアドバイスのおかげで、バッチリのラケットを買えました!」「コーチが教えてくれたラケット、とてもいいわよ」なんて言われたら、やっぱり嬉しいですよね!
「ダンロップって、選びやすいよね!」このひと言は、我々ダンロップスタッフの誇りとなっています。各ブランドには、バラエティ溢れるモデルが整然と並びますが、各モデル間の違いや指向性が、複雑に重なり合ってわかりづらくもしてしまいます。
ダンロップラケットは、シリーズの個性を明確に打ち出すことで、「自分がほしいラケット」へのアプローチを容易に設定しています。
各シリーズに、「フレーム重量のバリエーション」が揃えられています。フレーム重量が違うということは、カーボン積層や使用素材の量的バランスなど、中身の構成にも違いがあり、発揮できるパワーレベルにも差がありますから、アドバイスする側は「シリーズ内で、どの重さが適しているか?」「振りづらさを感じずに、プレーヤーのパフォーマンスを素直に発揮できそうか?」を吟味して、検討してあげてください。
さて最後に、もう一つの「ラケット選びアプローチ法」を紹介しておきましょう。それは「先にプレーヤーのパフォーマンスにマッチしそうなフレーム重量を選ぶ」という方法です。たとえばダンロップラケットで「スイングでの扱いやすさと、パワーサポートのバランスが秀逸」とされている『285g』を仮に決めておき、そこにマッチするモデルを、各シリーズからピックアップして比べてみる……という選択法です。
この『285g』メソッドを使うなら、【CXシリーズ】から【CX 400】、【SXシリーズ】から【SX 300 LS】、【FXシリーズ】から【FX 500 LS】をピックアップします。
また『270g』に照準を合わせれば、【SXシリーズ】から【SX 300 LITE】、【FXシリーズ】から【FX 500 LITE】で比べてみましょう。
まず本人に合わせた「操作性」から絞り込み、それから「シリーズの性能個性」をチョイスするわけです。この選択法は、初心者向けに限るわけではなく、すべてのダンロップラケットユーザーに応用できます。
さあ、こんな薦め方で「新しい仲間」のラケット選びをサポートしてあげてください。そして「よかったです」「ありがとう」のメッセージをもらってください。