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  • ウエッジの知識

クリーブランドゴルフについて

クリーブランドゴルフ社は創業者ロジャー・クリーブランド氏の名を冠して1979年に設立され、名器を超える美しい形状を持つクラブ作りをテーマに、1940〜50年代のクラシッククラブのレプリカ作りに始まりました。1980年代に、現在の主流であるティアドロップ型ウエッジの原型となったツアーアクションシリーズを開発し、なかでも、1988年に発売された『ツアーアクション588』ウエッジは、発売から20年を数える今日に至るまでのロングセラーを誇っています。1990年代には、最新の技術を取り入れた「VAS」シリーズを発表。1995年のUSオープンでコーリー・ペイビンが優勝すると、一躍世界にその名が広まりますが、先鋭的な外見のクラブはあまり多くのゴルファーの支持を得ることができませんでした。

1997年に状況は一変します。それまでの先鋭的な物づくりに代わって、クラブ本来の美しさを重視したクラブデザインが見直され、最新技術と新形状を融合させることによって、形状の美しさ、構えやすいヘッド形状を保ったまま競技性の高いクラブを提供することが物づくりの原点となりました。それと同時に、ビジェイ・シンら世界のトッププレーヤーへの積極的な支援をスタートし、ゴルフのメジャーブランドとしての地位を築き上げ、2005年までの8年間で米国内の売り上げにして約5倍もの急成長を成し遂げました。

ウエッジの開発においても、「伝統的な美しい形状を維持したまま、最先端技術を取り入れることでより高いパフォーマンス性を実現する」という哲学のもと、計算しつくされたフェイスプログレッションとソール幅、バンスの絶妙なバランス、操作性を追求したコンパクトなヘッドデザイン、打感とスピン性能を追求した素材開発など、ウエッジに求められる機能を追求する一方、太陽の照り返しを防ぎ、弾道のイメージをだしやすいノンメッキやガンメタルなどの仕上げにもこだわり、PGAプロの意見を取り入れ、数々のモデルを発表してきました。

2007年には世界で複数のブランドを手がけるダンロップスポーツグループの一員に加わり、さらに卓越した先進技術による開発が可能になりました。2008年US PGAツアーではビジェイ・シンの賞金王に、2011年にはキーガン・ブラドリーがメジャー(全米プロゴルフ選手権)初制覇、合わせて「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」に輝くなど、世界を舞台に活躍はますます加速しています。

クリーブランドゴルフのあゆみ

1979-1990
1979 年 ロジャークリーブランド・ゴルフカンパニー設立
1980 年 PGAショーにて処女作『カラミティ・ジェーン』の復刻モデルを発表
1985 年 今なお“不朽の名作” と称される『ツアーアクション588』ウエッジが誕生
1990 年 仏スキーロシニョールグループの一員に
1991-2000
1991 年 “近代ゴルフの父” と称されるバイロン・ネルソン考案の『バイロン・ネルソン』シリーズ登場
1992 年 スキー板に使われる振動吸収技術を活用した『VAS』シリーズが誕生
1995 年 クリーブランド契約(当時) のコーリー・ペイビンがVAS シリーズを使用し、US オープン優勝
1996 年 PGA ツアーにおいて他者に先駆けツアーグラインドをスタートした結果、初のノンメッキ仕上げ『RTG』(=Raw Tour Grind) が誕生
1997 年 『ツアーアクション588』がメジャーで勝利を収め、記念モデル『588 Super Raw』が日本限定発売
1999 年 デービッド・トムズと契約、この年ツアー2 勝を挙げる
2000 年 ビジェイ・シンと契約、この年のマスターズでメジャー初勝利を飾る。ウエッジでは、『ツアーアクション900』モデルで、フェースミリングとバウンスオプションを先駆けて採用
2001-2010
2001 年 デービッド・トムズがメジャー初勝利(全米選手権) を含むツアー3 勝、クリーブランド勢としてはツアー5 勝をマーク
2002 年 ビジェイ・シンの2 勝を含む、ツアー5 勝を挙げる
2003 年 パターブランド『ネバーコンプロマイズ』がクリーブランドに加わる。数々の勝利を挙げた『ランチャー』ウッドシリーズに、460cc サイズの大型ドライバーを発表。メジャー1 勝(全米選手権) を含むツアー10 勝をマーク。この年、ビジェイ・シンは4 勝を挙げ、初の賞金王に耀く。
2004 年 設計自由度の高い新素材『CMM』(カーボン・メタル・マトリックス) を開発。ウエッジ10 代目モデル『CG10』のほか、『CG1』『CG2』『CG4』などCG アイアンシリーズに採用
ツアーでは、ツアー9 週連続勝利(7/29 〜 9/26) を含む、年間17 勝利の快挙を達成。メジャー1 勝(全米選手権) を含む9 勝をマークしたビジェイ・シンは2 年連続賞金王へ
2005 年 米クイックシルバーグループの一員に。4 月にはビジェイ・シンが世界ゴルフ殿堂入りを果たす。ツアー9 勝をマーク
2006 年 飛びの常識を超えた新形状ドライバー『ハイボア』が誕生。ツアー6 勝をマーク。
また、この年の9 月、1989 年よりクリーブランドのスタッフメンバーとして、若手の育成や数多くのチャリティ活動に力を注いだバイロン・ネルソンが逝去
2007 年 ダンロップグループの一員に。スピンの常識を変える溝(グルーブ) 形状を備えた『ジップグルーブテクノノロジー』が誕生。開幕戦を含めツアー6 勝をマーク
2008 年 米国においてウエッジ販売金額11 年連続ナンバー1 を達成※2
(※2 98 〜 08 年年間金額シェア: 米ゴルフデータテック調べ)
2009 年 これまでの概念を覆す「ジップグルーブテクノロジー」をミーリングに応用した新技術「レーザーミーリングテクノロジ ー」を発表。
2010 年 ジップグルーブを新溝ルールに対応させたツアージップグルーブが誕生。
CG ウエッジが初めて国内でJLPGA 使用率No.1※4 に。
(※4 ダレルサーベイ調べ: 2010 年年間データ)
2011-現在
2011 年 この年にPGAデービューを果たしたキーガン・ブラッドリーがメジャー大会初挑戦の全米ゴルフ選手権で優勝。メジャー大会初挑戦で初優勝はPGA史上3人目の快挙。
2013 年 松山英樹、森田理香子が賞金王に。クリーブランドのウエッジ使用プロが国内男女ツアーダブルで賞金王獲得。

ウエッジの年表

ウエッジ系図はこちら

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1979-1990
1979 年
ロジャークリーブランド・ゴルフ・カンパニー設立
1980 年
クリーブランドゴルフにとって初のモデルとなる「カラミティ・ジェーン」のレプリカパターを発表。
また、初代ウエッジ(SW) を含む鍛造アイアン「クリーブランド・クラシック」を発表
1981 年
2 代目SW を含む鍛造アイアン『クリーブランド・クラッシックII』発売
1983 年
3 代目SW を含む鍛造アイアン『クリーブランド・クラッシックIII』発表
1985 年
4 代目モデル『485 ツアーエディション』がアイアンセットのSW (57°) として発売(後に単品ウエッジで販売)
初めて8620 マイルドカーボンスチール素材を採用
1987 年
TA485 にロフト60°追加。SW のロフトが57°から56°に変更。
さらにベリリウムカッパーを使用した『485BeCu』が追加
1988 年
不朽の名作ともいえるクリーブランド5 代目ウエッジ『ツアーアクション588』が50°56°60°の3 ロフトで発売
1990 年
TA588 のPW が50°から49°に変更され、さらに53°が追加。PW とSW の間を埋めるギャップウエッジの意味合いからラテン語で“真ん中” を意味する“DIADIC” という文字がヘッドに刻印された。
『ツアーアクション690』ロフト60°のみ完成。
1991-2000
1991 年
小ぶりなヘッドとオフセットが特徴の6 代目ウエッジ『691 ウエッジ』がロフト52°55°58°が誕生
90 年代に入り、PGA ツアーにおいてカスタムブラインドを開始。ノンメッキブームのきっかけとなる
1995 年
全米オープンにおいてクリーブランド契約(当時) のコーリー・ペイビンがTA485 を使用し優勝
1996 年
ツアーの人気を受け最初のノンメッキウエッジ『588RTG』が登場。
また、バイロンネルソン、ツアー11 連勝(1945 年達成) から50 年を記念して記念モデル『BYRON NELSON 50th WEDGE』(ベリリウムカッパー使用、ロフト56°60°) を発表
1997 年
打感の良さからベリリウムニッケル素材使用の7 代目ウエッジ『797BeNi』(ロフト52°56°60°) が誕生。
またこの年のマスターズで、タイガーウッズがTA588 を使用し優勝。
翌年、日本限定の記念モデル「588 スーパーロー」発売
1998 年
TA588 にロフト51°54°57°が追加。
また、588 シリーズにレディースモデル『588W』新登場
1999 年
さらに優れた打感を追求しスイスの鍛造技術を利用した8 代目『899 スイスフォージド』を開発。製法上の限界から発売を断念、幻のモデルとなる
2000 年
鋳造仕上げのヘッドに圧縮加工を加える“フォームフォージド” 製法採用の9 代目ウエッジ『900 フォームフォージド』開発(翌年発表)。
900 シリーズ以降フェイスとU 溝へのミリング加工を採用。
TA588 に太陽光の反射を防ぐガンメタル仕上げとロフト64°が追加される
2001-2010
2001 年
900 シリーズの販売を開始
2002 年
900 シリーズにブロンズ仕上げ追加
2003 年
TA588 にツアーサテンクローム仕上げを追加
また、日本限定ウエッジ「TA900J」を発売
2004 年
自在な重量配分を可能にした新素材“CMM (カーボン・メタル・マトリックス)” 使用の10 代目ウエッジ『CG10』を発表。
秋には、耐性が高く極薄3 層コーディングの「ブラックパール」仕上げを追加
2005 年
キャビティバックタイプの11 代目ウエッジ『CG11』『CG11 ミルド』(日本モデル)
2006 年
ツアープロのリクエストから“ダイナミック・ソール・グラインド” (DSG) が誕生。
『588 DSG』が発売される。 また、「CG11」にブラックパール仕上げ追加(US モデルのみ)。
2007 年
ボールとフェイスの直接のコンタクトが最大の摩擦=スピンを生むという考えから開発された“ジップ・グルーブ” 搭載の12 代目ウエッジ『CG12』『CG12 ブラックパール』発売。
同時に超ワイドソールの“リカバリーソール(RS)” を採用した『588RS』が登場。
秋にはジップグルーブと振動吸収“ジェルバック” をインサートした13 代目ウエッジ『CG14』「CG14 ブラックパール」を発売
2008 年
革新的なジップグルーブテクノロジーに多彩なショットを可能にするダイナミック・ソール・グラインド(DSG) 搭載の『CG12DSG』が新登場
2009 年
米国クリーブランドゴルフとSRI スポーツ両社の技術陣の交流から、鍛造ウエッジ2 機種を含む日本専用モデル『588 ツアーアクションフォージド』『CG-F1 フォージド』『588 ジップグルーブ』を春に発表。夏には『588TA フォージドノンメッキ』が登場。年末に常識を覆す新ミーリング「レーザーミーリングテクノロジー」を搭載した『CG15』『CG15 ブラックパール』『CG15 DSG』を発表。
2010 年
「CG15」の日本専用モデル『CG15 フォージド』が発売される。
新溝ルールが施行され、2007 年モデルから搭載されているジップグルーブを新溝ルールに対応したツアージップグルーブが登場する。
2011-現在
2011 年
キャビティ形状によるワイドスイートエリアが特長の幅広いゴルファーが使えるオールラウンドウエッジ「CG16」「CG16 ブラックパール」「CG16 フォージド」を発売。
スピン性能がさらに強化された「CG-F2」を発売。
名器の「ツアーアクション588」ガンメタル仕上げが新溝ルール対応モデルで登場。
「CG15 ブラックパール」の新溝ルール対応モデルを発売。
2012 年
ティアドロップ型の元祖といわれるオリジナル588 の形状を受け継いだモデル 「CG17 シリーズ」を発売、CG17 シリーズでは波型レーザーミーリングを採用。
従来の0.1mm 直線型から0.15mm 波型へと変更したことで、スピン安定性がより 高くソール形状もさらに進化を遂げ、伝統的な仕上げを保ちながら、優れた 操作性を実現。
2013 年
レーザーでフェース全面にカーブ状の溝を均等に施すローテックスミーリングを採用した588RTX が新発売。RTX は「Rotation Technology( ローテーションテクノロジー)」の略で フェースを開いたショット時にフェースの先の方にボールが当たったり、溝方向が変わってもボールをグリップし安定して打てるCG オリジナルの技術。
8 月よりバックフェースデザインや刻印の色を選べるカスタムオーダーサービス「MY RTX」をスタート。
秋には幅の広いソールがグリーン周りからやバンカーでのショットを容易にし、楽にスコアアップにつながる「SMART SOLE」を発売開始。
2014 年
前年に発売された588 RTXよりも溝とミーリングを進化させた588 RTX 2.0 シリーズが発売。
ローバンスグラインドソール(ローバンス)、スタンダードバンスグラインドソール(スタンダードバンス)、フルソール(ハイバンス)の3種のバンス別に異なるソール形状を搭載している。
2015 年
588 RTX 2.0 シリーズに松山英樹プロ監修の588 RTX 2.0 プレシジョンフォージドが追加。
小ぶりで操作性に優れている上級者向けのヘッドデザインが特長。
2013年発売の後継モデル「SMART SOLE 2.0」を発売。
2016 年
4月より“寛容”をコンセプトに開発されたアベレージ向け「RTX F-FORGED」発売開始。
やさしさを重視したワイドソール設計でありながら、洗練されたシャープなデザインが特長。
2017 年
2月よりRTX-3を発売。
ホーゼルを軽量化し余剰重量をヘッドへ配分したことにより、重心位置をセンターに近づけ、スピン性能、打感、飛距離性能を向上させる「フィール バランシング テクノロジー」と、ソールの抜けをよくし、キレのいいショットを実現する「Vソール」が初めて搭載される。

ウエッジの各部名称

BOUNCE / バンス
  • バンスとはソールのリーディングエッジとトレーリングエッジをつないだラインと地面の間の角度のことです。

    インパクト時、バンスが大きくなるほどソールの跳ね返る力が増し、ソールが砂や芝に刺さってしまうのを防ぎます。また、バンスが小さくなるほどこの跳ね返る力は減り、リーディングエッジを地面に対して自由に操作することができます。

SOLE WIDTH / ソール幅
  • ソール幅とはソールのリーディングエッジからトレーリングエッジにかけての長さです。
    ソール幅はバンスのような働きがあります。ソール幅が広いほどインパクト時のソールの跳ね返る力が増します。ソール幅が広くなればダフリにくくなるのでバンカーショットが改善されます。ただし、フェースを開いて芝から打つような多様性のあるショットには向いていません。
    開いたり閉じたり打つような多様性のあるショットには、操作がしやすい狭いソール幅の方が向いています。

OFFSET / オフセット(グース)
  • オフセットとはホーゼルの前面からリーディングエッジの前面までにある間隔のことです。グースとも呼ばれます。
    ウエッジのオフセットの選択はプレーヤーの見た目の好みです。また、ウエッジのオフセットはアイアンほど大きくないのが一般的です。グリーン周りでフェースを開いて打つといった多様性を持たせられるからです。フェースを開いて打つのが好きではないゴルファーはオフセットの大きいウエッジを選んでも良いでしょう。そうするとアイアンとウエッジのオフセットの差を強く感じず、スムーズに打つことができます。

  • 日本では一般的に、オフセットはスペック上、「フェースプログレッション値」で表されます。
    オフセット(グース) とフェースプログレッション値の関係性は以下の通りです。

SOLE RADIUS / ソールの丸み
  • ウエッジのソールはヒールからトウにかけて、そして、リーディングエッジからトレーリングエッジにかけて放射状にアイアンよりも大きく丸みを帯びています。
    これにより状況に合わせて手の位置を変えて打つことや、様々なライからのショットを可能にします。

LEADING EDGE CURVATURE / リーディングエッジの丸み

ウエッジにおいて、リーディングエッジの丸みはフェースを開いて打つ時にトウへの砂や芝の影響を抑え振り抜きやすくする効果があります。
一方、丸みの少ないストレートなリーディングエッジは打つ方向に対して垂直に構えやすいという効果があります。

FACE PROFILE/ フェース形状
  • ウエッジのトウはアイアンのトウよりも高いです。フェースを開いて打つバンカーショットや高い弾道のロブショットを可能にします。

GROOVES / 溝
  • ウエッジの溝はタイヤの溝が接地面の水分や異物を取り込むことで摩擦力を増幅させるのと同様の働きがあります。

  • ウエッジはバンカーやラフなどアイアンを使用する時よりも厳しいライで頻繁に使用されます。
    従いまして、、ボールとの接触面にある異物をなるべく多く取り込めるように、ウエッジの溝はアイアンよりも大きく、効果的な形状になっています。クリーブランドゴルフはこの原理を取り入れ、ボールとフェースにベストな摩擦がかかるよう、ルール内で最大容積の溝を作り上げました。
    この画期的な技術により安定したスピンと飛距離のコントロールがあらゆる場面で実現できるよう改良されることとなりました。

ウエッジの知識

DEFINITION OF A WEDGE / ウエッジの定義

重量が重く、ロフトが44度以上あり、グリーン周りでの操作性と安定感が増すヘッドシェープをしたショートアイアンがウエッジです。

IMPORTANCE OF GAP SPACING AND GAP CALCULATOR SUMMARY / 番手間の飛距離差とその測定値の重要性

ゴルフにおいて、60 〜 65%は100 ヤード以内のショットが占めています。100 ヤード以内のショットの安定感アップは、スコアメイクに少なからず影響するので、みなさんのウエッジ選択を含めたクラブセッティングは、そういった事実に基づいたものが望ましいのです。

試打では、ハーフスイングのショットや力を加減したショットが、ウエッジのミスショットの大勢を占めていることが証明されています。番手間の飛距離差を認識することで、新たなフィッティングが可能に。安定感のあるフルスイングのショットを打つ機会 も、増すのです。

PITCHING WEDGE / ピッチングウエッジ

一般的にロフト角が44度から48度で、9番アイアンよりもバンス角が大きいウエッジを指します。フルショットやグリーン周りでのチップショットで使用される機会が多いクラブです。

GAP/DUAL/APPROACHI WEDGE / ギャップ、デュアル、アプローチウエッジ

フルショット時のピッチングウエッジとサンドウエッジのギャップ(飛距離差)を縮めることから名付けられました。

一般的にロフト角が50度から53度で、フルショットやグリーン周りでのチップショットやピッチショットで使用される機会が多いクラブです。

SAND WEDGE / サンドウエッジ

現代のサンドウエッジは、ハワード・ヒューズの影響を受けたジーン・サラゼンにより発明されました。ソールは大きな丸みをおびており、計算尽くされた大きさになっています。
大きめのソールは飛行機の翼のような役目があり、揚力を増加させ打ち込みを防ぎます。

ロフトは54度から57度でソールは大きめ。バンカーや長いラフ、荒れたライなどダフりやすい場所からのショットに最適です。

またスピンと正確性が求められるフルショットでのアプローチ時にも使用されています。

LOB WEDGE / ロブウエッジ

サンドウエッジのソールと同じデザインですが、ロフト角は58度から61度。グリーン周りでのショットバリエーションがロブウエッジのお陰で広がりました。

一般的に、高弾道でソフトにボールを着地させる必要がある60ヤード以内のショットに使用されています。また、サンドウエッジでフェースを開いて打つにはハイレベルな技術が要求されますが、ロブウエッジならその代用クラブとして使用可能です。フルショットとグリーン周りでのアプローチでも多用されています。

SCORING CLUB / スコアリングクラブ

アイアンでもなければウエッジでもない、ロフト角が25度から47度のクラブ。ショートゲームの精度を向上させるために使われています。(例:チッパー)

SWING TYPE / スイングタイプ

クラブの入射角により、ゴルファーを「打ち込み型」と「払い打ち型」に分類することができます。

打ち込み型のゴルファーは、インパクトでボールを打ち込みにいくためディボットが多めに取れる傾向があります。ダフりが一般的なミスとなるため、クラブが滑りやすいソール形状のウエッジを使うとボールコンタクトが高まります。

一方で払い打ち型のゴルファーは、ターフをあまり取らず、ボールを拾うように、または払うようにショットするため、ローバンスかソール幅の狭いウエッジが向いています。

OPEN FACE / オープンフェース

フェースをオープンにして高弾道にすると、ボールをソフトに着地させることができます。

フェースをオープンにすると、ショット時のソールの影響力が増し、ボールとフェースの接地面積が減少します。

ソール幅の狭いクラブはフェースを開きやすく、オープンにしてもリーディングエッジと地面でできる高さを低く抑えることができます。ヘッドをボールの下に通し高弾道のショットを打つことも可能になるのです。

TURF CONDITIONS / ターフコンディション

ツアープロは、毎週、各コースのコンディションによって、違うバンスやソール形状のウエッジを選択してプレーしています。アマチュアゴルファーもコースコンディションに合わせてウエッジを選ぶことをオススメします。

ウェットでライが荒れたコースコンディションは、ダフりやすくなります。ソフトで砂の量が多いバンカーでも傾向は同じです。そんな時は、ソール幅が広くバンス角の大きいウエッジを使えばミスショットを軽減することが可能です。

反対に、硬く乾燥しているターフやバンカーでは、幅が狭いソールやローバンスのウエッジを使用すると、地面にクラブが跳ね返ることで起こるトップや、薄めに当たるショットを防ぐことが可能です。

GREEN SPEED / グリーンの速さ

グリーンの速さは、正式にはスティンプメーターを用いて行います。スティンプメーターをグリーンの平らなところに置き、滑り台のような規定の傾斜面の上からボールを転がして、グリーン上でボールが転がる距離を数回計測。その平均(フィート)がグリーンの速さとなるのです。4.5フィートは遅め、6.5は平均、8.5フィート以上になると早いグリーンと考えられています。

COURSE TERRAIN / コース地形

起伏の多いフェアウェイやグリーンでは、大体ボールが足よりも低いか高い位置にある場合のショットが求められます。 平均的なコースでは、フェアウェイ以外でそのようなショットが要求されます。一方でフラットなコースでは、どのエリアでも平らなライからショットすることが可能です。

ROUGH LENGTH / ラフの長さ

ショートゲームでは、ラフの長さが番手を選ぶ上で非常に重要です。短いラフからは、どの番手(ロフト) のクラブでもクリーンに打つことができます。グリーンの手前に落として 転がし、グリーンオンさせることも可能でしょう。しかし、長いラフからはクリーンに当てることが難しく、短い番手のクラブを使用することが好ましくなります。短い番手でラフから脱出するには速いヘッドスピードが要求されますが、ヘッドスピードが速ければ多くの芝を溝に押し込むことが可能となり、クリーンコンタクトとスピン量増加が実現。ボールとクラブのコンタクトも向上します。

クリーブランドウエッジのテクノロジー

ROTEXミーリング(ROTEX 2.0 フェースパターン)
  • クリーンなインパクトでスピン量が安定する『ROTEXミーリング(ROTEX 2.0 フェースパターン)』

    インパクト時にボールとフェースとの間から水や異物が逃げやすく、またフェースを開いたときにしっかりとグリップするカーブ状のパターンにより、クリーンなインパクトでスピン量も安定します。

レーザーミーリング
  • 大きな摩擦力で優れたスピン性能を引き出す『レーザーミーリング』

    コンピュータ制御によるレーザーミーリングにより、表面精度がさらに向上。ROTEXミーリングとの相乗効果でグリップ力がアップし、優れたスピン性能を発揮します。

  • サンドブラストではフェース表面の粗さの度合いを調整できるが、磨耗が早いという弱点がありました。レーザーミーリングはその点を克服しており、耐久性に優れています。

  • ミーリングされた溝が異物を取り込み、フェースとボールとの摩擦の影響を最小限に抑えます。 また、フェース表面の形状と、ミーリングの位置は一定なのでボールとフェースの摩擦が均一です。なので、どのようなライからでも、打点がばらついても安定したスピン性能を発揮します。

ツアージップグルーブ
  • 溝の精度が高く優れたスピン性能を発揮する『ツアージップグルーブ』

    通常の製法で仕上げられた溝はサンドブラスト*加工を施すと溝のエッジが丸くなったり荒れたりしやすいです。これに比べ、フェース仕上げ時にすべての溝を保護する「ツアージップグルーブ」ではエッジがシャープに保たれるため、どんな状況でも優れたスピン性能を発揮します。

    *サンドブラスト…細かい砂をフェース表面に吹き付け、摩擦係数を上げる工程

    ツアージップグルーブのスピン性能

    一般的な形状より容積が大きいため、ツアージップグルーブはインパクト時にフェースとボールとの間の異物(芝や砂、水分など)の影響を最小限に抑えます。このため、どんなライからでもスピンの利いたショットを可能にします。

RTG(ノンメッキ仕上げ)
  • RTG+(=Raw Tour Grind)仕上げは最初から錆びているような独特の風合いを持つのが特徴です。柔らかい打感とアドレス時の光の反射を防ぐクラブヘッドを求める、ツアープレーヤー達のリクエストから生まれました。

  • RTG+仕上げは3〜5回のラウンドの後、ソールやフェースを中心に自然の錆が発生し始めます。錆びる程度は、保管場所、使用頻度、天候などの条件によって異なります。

  • 使用回数を重ねるほど、ソールやフェースを中心にノンメッキ特有の錆びた風合いになります。

ハイボア・テクノロジー
  • 飛びのための新形状ジオメトリー

    クラウンを凹ませることで重心を低く、深い位置に配置し、スイートスポットとフェース中心にあるホットスポット(高反発点)を一致させ、余分なバックスピンの少ない高弾道で大きな飛距離を実現しています。

  • エネルギートランスファーコア

    インパクト時のエネルギー効率を高めるためボディ内にはリブがセットされています。このデジタル解析されたリブによって、インパクトのエネルギーがアップします。

  • フルフェースパフォーマンス設計(FFP)

    ハイボアコンセプトにより、スイートスポットとフェース中心にある高反発点を一致させた結果、高い打ち出し角が得られると同時に余計なバックスピンが減少し、より大きな飛距離が得られます。

VAS(振動吸収システム)
  • VAS(=Vibration Absorbing System)は、クリーブランドゴルフの特許技術を生かした粘弾性の振動吸収プレートです。インパクト時の不快な振動を和らげ、ソフトでありながら、しっかりした打感をもたらします。

CMM(カーボン・メタル・マトリックス)

CMM(カーボン・メタル・マトリックス)は、最適な重量配分を実現するために生まれた比重の軽い画期的なメタル素材です。クリーブランドゴルフが特許を所有するこの素材は、CG10ウエッジをはじめ、CG1、CG2、CG4、CG4プラスなど多くのアイアン製品に使用されています。

微小サイズのカーボン球体とスチールからなるCMMは、ゴルフクラブに使われるスチール素材としては例を見ないほど比重が軽いのが特徴です。また、球体状に配合されたカーボン素材がインパクト時の不快な振動を和らげるため、非常にソフトな打感をもたらします。

  • NEW CMM METAL=CMM素材

    拡大図(100×)
    微小サイズのカーボン球体をスチール素材に最適な間隔で配分することで、素材比重を10%削減しました。また、球体状のカーボンが不快な振動を軽減します。

  • TRADITIONAL CARBON STEEL=一般的なカーボンスチール

    拡大図(100×)
    分子レベルで見ると、一般的なカーボンスチールやスチール素材では、カーボン含有量が非常に少なくなっています。

比重の軽いCMM素材を使用することで、ヘッドの重量配分がこれまで以上に自在になり、重量配分を最適化できるようになりました。このため、芯を外したショットでも安定した飛距離が得られます。

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