2019/06/19

D-Cafeレポート

<D-cafe> 新企画!『新垣比菜、勝みなみ、小祝さくら Angels on the Fairway』 2019年上半期で最も印象に残った出来事は?

新垣比菜、勝みなみ、小祝さくら、という同級生仲良し3人組の近況をマンスリーでお伝えするこのコーナー。今回は、今年ももうすぐ折り返しということで、上半期の最も印象に残った出来事と、最近の自身のプレーについて聞きました。

今季のベストフィニッシュ:ダイキンオーキッドレディス 2位タイ

 「やっぱり全米女子オープンに出場したことですね」。“今年上半期で最も印象に残った出来事は?”という質問に、迷わずこう答えてくれた新垣比菜プロ。アマチュア時代を含めると今回で4度目となる予選会挑戦で初めて本選への出場を果たしました。「(女子ゴルフでは)世界でいちばん大きくて、権威のある試合という感じがするので」というのが、長年憧れてきた理由だそうです。念願だった大会の印象について聞いてみると、「なんだか全体がすごく明るい雰囲気で、いかにもアメリカだなぁと感じました。コース(チャールストンCC)は、グリーンは硬くて難しかったのですが、すごくフラットでフェアウェイも広くて、ティショットは打ちやすかったです。ラフもそれほど深くはなかったですし」と、コースセッティングは想像していたほど厳しくはなかった様子。ただ、34位タイという結果については、「悪くても予選は通過したかったので、それができたのはよかったのですが、最終日にスコアを落としてしまったのはショックでした(苦笑)。耐えたところもあったのですが、バーディが出ないと我慢するのは難しいですね」とやや不満気な新垣プロ。それでも最後は「また行きたいですし、行けるように頑張ります!」と笑顔で話していました。

 全米女子オープンから帰国後、地元沖縄に戻り、今大会に備えて休養と調整を行なったという新垣プロ。沖縄では、スイングのチェックポイントを意識しつつ球を打ち込んだそうです。4月上旬から4試合連続でトップ10入りを果たした新垣プロ。「あの時期は成績はよかったけれど、技術的にはまだまだでした。レベルアップするために、もっと練習しないといけないなと思ったし、“もっと頑張ろう!”という感じです」と、現在の自身の状態について話してくれました。今大会を前に、開催コースの六甲国際ゴルフ倶楽部について「嫌いなコースではないですけど、まだいい成績を残したことがないので……」と苦笑いしていた新垣プロですが、大会が開幕すると初日に6アンダー「66」をマークし単独2位発進。その後も常に上位をキープすると、最終順位でトップに2打差の3位タイに入賞し、今大会でのベストフィニッシュを記録しました。

今季のベストフィニッシュ:パナソニックオープンレディース、中京テレビ・ブリヂストンレディス 優勝

 勝みなみプロが今年上半期の最も印象に残った出来事として挙げてくれたのは、今季初勝利を飾った「パナソニックオープンレディース」(5月第1週)の翌週にプロ同期生たちが開いてくれたお祝いの会。場所は、ジャンケンで“勝った”小祝プロが選んだ韓国料理店だったそうですが、「その週に同期会を開くことは以前から決まっていたんですけど、私のお祝いをしてくれることは全然知らなくて」と、勝プロにはサプライズだったのだとか。“祝 かっちゃん おめでとう”というメッセージの入ったケーキは新垣プロが用意し、ジュースで乾杯。「今回はご飯代もごちそうしてもらいました(笑)。みんな忙しいので、そんなに頻繁には集まれないのですが、やっぱり同期のみんなにお祝いしてもらえるのはうれしいですね。今年に入っていちばんうれしかった出来事です」と、同期生たちのは粋なはからいに感謝する勝プロでした。

 前出の今季初優勝からわずか3週間後の「中京テレビ・ブリヂストンレディス」(5月第4週)で今季2勝目を飾るなど、ただいま絶好調の勝プロ。その要因について尋ねると、「やっぱりショットが安定しているからだと思います」とコメント。それに加え、今大会前までの平均パット数(パーオンしたホール)が第1位と、巧みなパッティングも好成績を支えています。そして新垣プロと同様、5月末の「全米女子オープン」に出場した勝プロ。海外メジャー初参戦の収穫について、「やっぱりアプローチですね。ボギーのほとんどはアプローチのミスが原因だったので。グリーンは速かったし、硬さも今までに経験したことのないものだったので勉強になりました。58°のウエッジだけでは対処できなくて、日本ではあまりやらない50°での転がしもやりました。高く上げるショットも含めて、アプローチの精度をもう少し上げたいなと感じました」と振り返っていた勝プロ。その経験を生かし、今後の試合で勝プロがどんなアプローチショットを見せてくれるか注目です。

今季のベストフィニッシュ:Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント 4位タイ

 今回のテーマ「上半期でいちばん印象に残った出来事」という質問に対し、小祝さくらプロから返ってきたのは、「映画『キングダム』を観たことです」という意外な(?)答え。その評価はというと、「周りの人たちみんなが“面白い”と言うので、気になって5月の半ばぐらいに観に行ったのですが、想像していたよりはるかに面白くて。私は映画好きなんですけど、あまり邦画は観ないんです。でも、『キングダム』は本当に面白くて、今まで私が観た邦画の中でいちばんいい映画だと思います」と、星5つレベルの大絶賛。では、なぜそんなにお気に入り? 「主役の山崎賢人とか長澤まさみさんとか、出ている人がみんなカッコいいんです。吉沢亮さんも、実はそんなに好きな役者さんじゃなかったんですけど(笑)、この映画ではすごくカッコよくて。俳優さんて、演じる役によって見え方が全然違うんだなと思いました」。さらに、「感動する場面もあるんですけど、やっぱり面白さが勝りますね。かなりオススメです!」と最後にもうひと推しする小祝プロでした。

 今大会の前週に、今シーズン初の予選カットを喫した小祝プロ。ただ、それまで開幕から全14試合に出場し、ただ一人予選落ちがなかったことからも分かるように、常に安定感のあるプレーを見せてきました。「ショットはずっといいです」と語るように、前週までトータルドライビング(※1)が1位、ボールストライキング(※2)が2位と、飛距離と正確さを兼ね備えたショットが好調の要因です。一方、グリーン上はというと、「“なんなんだろう?”というぐらい、パットがひどくて(苦笑)」とずっと苦戦が続いている様子。そして、今大会のコースについても、「去年は結果がよかった(7位タイ)のですが、最終日のスコア(「65」)をもう1回出してみてと言われてもイメージが湧かないです(苦笑)」と話していた小祝プロでしたが、本番では好調なショットを武器に2度60台をマーク。トップ10まであと一歩の12位タイに入る健闘を見せました。

※1:ドライビングディスタンスの順位とフェアウェイキープ率の順位を合計して算出した順位
※2:トータルドライビングの順位とパーオン率の順位を合計して算出した順位

次の取材予定は、「資生堂 アネッサ レディス」(7月第1週)です。

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