トップと4打差の通算11アンダー、最終組の3組前で最終ラウンドをスタートさせた片岡。序盤はパーが続いたが、4番から3連続バーディを奪うと、9番、11番もバーディとし、16アンダーまでスコアを伸ばした。
だが、午後になって急に強くなった風がプレーヤーたちを苦しめる。片岡も12番でこの日初めてボギーとすると、16番ではバーディを奪ったものの、続く17番パー3では、ティショットを風に流されボギー。15アンダーで18番パー4を迎えた。
左サイドには、ティーイングエリアからグリーンまで池が続き、風は右からのアゲンスト。そんな難しい状況で、片岡はティショットでセンターをキープした。残りはピンまで185ヤード。「16アンダーにすれば勝てると思って、ピンを狙った」という片岡の低く抑えたセカンドショットは、ピンの右手前約8メートルにオン。惜しくもバーディはならなかったもののパーで上がり、通算15アンダーで“クラブハウスリーダー”となった。この時点で15アンダーに5人が並ぶ大混戦となったが、結果的に最終日のこのホールの平均スコアは18ホール中最難の4.479。後続組の9人中、パーセーブできたのはわずか2名だけで、トップタイにいた選手たちは軒並みスコアを落とし、片岡のツアー初優勝が決まった。
「ショットの調子はあまりよくなかった」という片岡だが、練習してきたという高さを抑えたショットと、ルーキーながら早くもツアーで定評のある巧みなパットで、トリッキーなホールの多い西那須野カントリー倶楽部を見事攻略。さらに、4日間で23個のバーディを奪った攻めのゴルフを、『ZX7ドライバー』をはじめとする『スリクソン ZXシリーズ』や『クリーブランド RTX ZIPCOREウエッジ』、さらにNEW『スリクソン Z-STAR XV』が、その高いパフォーマンスで強力にサポートした。
日本人としてはツアー史上3番目というスピード優勝に加え、新規大会の記念すべき初代チャンピオン、コロナ禍での特別措置として昨年から導入されたセルフプレーによる初めての優勝者と、まさに“シンデレラボーイ”の誕生を鮮烈に印象づけた片岡。「これがマグレだと言われないよう、2勝、3勝とできるように頑張りたい」という本人の言葉通り、今後のさらなる飛躍に期待は高まるばかりだ。
《片岡尚之選手の使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR XV
■ ドライバー:スリクソン ZX7(9.5°)
■ フェアウェイウッド:スリクソン ZX(#3、#5)
■ ユーティリティ:スリクソン ZX(#3、#4)
■ アイアン:スリクソン Z-FORGED(#5〜PW)
■ ウエッジ:クリーブランド RTX ZIPCORE(52°、58°)
■ キャディバッグ、ヘッドウェア、グローブ、アンブレラ:スリクソン
■ シューズ:アシックス GEL-ACE® PRO 5 BOA(1111A180)※1
※プロ選手は製品を個別にカスタマイズして使用している場合があります。
※1 住友ゴム工業(株)は(株)アシックスとゴルフシューズ分野において業務提携を行っています。
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