ミンジー・リー、サンデーバックナインで後続を突き放し今季初優勝！
～米国女子ツアー「コグニザント ファウンダーズカップ」で同ツアー7勝目～

　2日目に9アンダー「63」というビッグスコアをマークし単独トップに立つと、3日目も3つスコアを伸ばし、2位に1打差の単独首位で最終日を迎えたリー。１番から7番までパーが続くと、8番パー3ではティショットがバンカーの壁に突き刺さる不運もあり、この日初めてのボギー。前半を1オーバー、通算16アンダーで折り返すと、続く10番を終えて首位に並ばれた。
　すると、ここからリーが反攻に転じる。12番パー5で2オンに成功。この日初めてのバーディを奪うと、14番パー5でも2オン2パットのバーディ。再び単独トップに立った。
　そして、1打リードのまま迎えた最終18番パー4。フェアウェイ中央からのウェッジでの第2打は、ピンの左80cmにつけるスーパーショット。そのバーディパットを確実に沈め、この日2アンダー「70」、通算19アンダーでホールアウト。2位を2打差で振り切り、今季初めての栄冠を手にした。
　今シーズンのリーは、今大会前まで7試合に出場して2位タイと3位タイに一度ずつ入賞。さらに平均ストロークで1位に立ち、
「今シーズンは本当にいい感じでショットが打てていて、もうちょっとで勝てるというところまで来ていた」
　と語ったリー。そして最終日の自身のプレーについて、「今日は一日中、本当に冷静でいられた。感情の起伏がまったくなくプレーできたことが勝因だと思う」と振り返った。
　心技ともに充実したプレーの末に勝ち取ったリーの勝利に、『スリクソン Z-STAR』や『スリクソン ZXシリーズ』のクラブが、そのすぐれた性能で貢献した。
　この優勝により、平均ストローク1位の座をキープするとともに、賞金ランキングで2位に浮上したリー。再来週に迫った今季メジャー第2戦「全米女子オープン」をはじめ、残りシーズンでのリーのさらなる活躍に期待したい。