3日目を終え、首位から5打差以内に14人がひしめく大混戦となった今大会。2日目、3日目と続けて6アンダー「66」をマークした稲森は、通算16アンダー、首位と1打差の2位タイで最終ラウンドをスタートさせた。
好調をキープする稲森は、3番ホールから3連続バーディ。7番でもバーディを奪い、フロント9を「33」で回った。ただ、この日もバーディ合戦は続き、稲森の順位は首位と1打差の2位タイのまま。勝負はバック9に持ち込まれた。
折り返した後も稲森のショットは好調。10番パー4でバーディを奪うと、13番でもバーディ。その後の3ホールはパーをセーブし、トップと1打差で迎えた17番パー3。稲森は、ティショットをピンそば80cmにつけると、このバーディパットを沈め通算22アンダー。ついにトップに並んだ。
首位タイで迎えた最終18番パー4。稲森は、ティショットでしっかりフェアウェイをキープすると、第2打でグリーンをとらえた。そして、およそ5mのバーディパットは、スライスラインを描いてカップイン。最終ホールでの劇的バーディで後続を振り切り、逆転で今季2勝目を飾った。
この日の稲森は、フェアウェイキープ率92.857%、パーオン率100%でともに1位タイ。正確そのもののショットに加え、冴えたパッティングが8バーディの猛チャージを生んだ。
稲森と言えば、「日本オープン」2勝に象徴されるように、ロースコアの優勝争いになるほど強さを発揮し、本人も「我慢くらべが好き」と公言。だが、今季1勝目の「中日クラウンズ」、そして今回の優勝は、スコアの伸ばし合いを制したもの。そんな新しいスタイルで勝利を積み重ねる稲森のプレーを、『スリクソン Z-STAR』や『スリクソンZXシリーズ』をはじめとするギアが、そのすぐれた性能でサポートした。
自身初の年間複数回優勝を、早くも中盤戦で達成した稲森。今季の目標として掲げる賞金王に向け突き進むそのプレーから目が離せない。
《稲森 佑貴選手の使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR
■ ドライバー:スリクソン ZX7(9.5°)
■ フェアウェイウッド:スリクソン ZX(#3、#5)
■ ハイブリッド:スリクソン ZX(#3)
■ ユーティリティアイアン:スリクソン ZX(#4)
■ アイアン:スリクソン ZX5(#5~PW)
■ ウエッジ:クリーブランド RTX ZIPCORE(50°)/ クリーブランド DEEP FORGED(58°)
■ キャディバッグ:スリクソン
■ ヘッドウェア:スリクソン SMH1130X
■ グローブ:スリクソン GGG-S028
■ アンブレラ:スリクソン GGP-S006
■ ウェア:スリクソン by DESCENTE
■ シューズ:アシックス ゲルエース プロ 5 ボア(1111A180)
※プロ選手は製品を個別にカスタマイズして使用している場合があります。