初日に12個ものバーディを量産し(ノーボギー)、JLPGAツアーの18ホール最少ストロークを更新する「60」をマーク。いきなり2位に5打という大差をつけるロケットスタートを切った山下。2日目も5バーディ・ノーボギーの「67」でラウンドし、2位との差を8打に広げた。
「優勝できてうれしいですし、ホステスプロとして優勝することができたのでよかったです」
と、ホステス大会を自身2度目の完全優勝で飾った喜びを語った山下。そして、「(最終日も)しっかり攻めのゴルフができました。100点です」と自身のプレーを振り返った。
そんな山下のゴルフを支えたのが、「今週から替えて、ショットがすごく安定していた」と語ったスリクソンの新しいドライバーと2本のフェアウェイウッド(すべてプロトタイプ)。さらに『スリクソン Z-STAR XV』も、大会最多となる19個のバーディ奪取に貢献した。
6月上旬の今季2勝目から前週まで11試合連続でトップ10入りし、そのうち5試合が3位以内という驚異的な安定感を見せていた山下。この勝利により、さらにその記録を伸ばすとともに、現在トップを快走するメルセデス・ランキングで2位との差をさらに広げた。そして、
「(今季は)複数回優勝が目標でしたが、メルセデス・ランキング1位もしっかり獲りたい」
と、初めて〝女王〟獲得を宣言した。好調をキープしている山下が、シーズン終盤を迎えた国内女子ツアーで、さらなる栄冠を手にする姿を楽しみに待ちたい。
なお、他のダンロップ契約プロでは、ルーキーの竹田 麗央と上野 菜々子がそれぞれ2位タイと4位タイに入賞する健闘を見せた。また、ステップ・アップ・ツアー(下部ツアー)では、同じくルーキーの櫻井 心那が2週連続優勝(同ツアー今季3勝目)を成し遂げた。
《山下 美夢有選手の使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR XV
■ ドライバー:スリクソン ZX〔プロトタイプ〕(9.5°)
■ フェアウェイウッド:スリクソン ZX〔プロトタイプ〕(#3、#5)
■ ハイブリッド:スリクソン ZX(#4、#5)
■ アイアン:スリクソン ZX5(#6〜PW)
■ ウエッジ:クリーブランド RTX ZIPCORE (48°、52°、58°)
■ キャディバッグ:スリクソン
■ ヘッドウェア:スリクソン SMH1331X
■ グローブ:スリクソン GGG-S028
■ アンブレラ:スリクソン GGP-S006
※プロ選手は製品を個別にカスタマイズして使用している場合があります。