今季からメジャーと同様の高額賞金をかけて争う〝格上げ大会〟となった今大会。ブラドリーは第1ラウンドで5連続を含む9つのバーディを奪い、8アンダー「62」の2位タイと好スタートを切った。そして2日目に「63」をマークし首位に並ぶと、3日目にも6つスコアを伸ばし、通算21アンダーの単独トップに躍り出た。
そうして迎えた最終日も、ブラドリーは序盤から順調にスコアを伸ばす。3番パー4で第2打をピンの左2mにつけ、これを沈めて初めてのバーディを奪うと、続く4番パー4でも第2打をピンの奥2.5mにつけるバーディチャンス。これを決めて連続バーディとすると、6番パー5ではツーオンに成功。イーグルこそならなかったものの楽々バーディを奪った。
フロント9をボギーなしの3アンダー「32」でプレーしたブラドリーは、後半に入っても攻め続ける。11番パー3では、ティショットをピンの右50㎝にピタリとつけバーディ。続く12番では3mのバーディパットを沈め、この時点で26アンダーまでスコアを伸ばした。
その後、3つスコアを落としたものの、最終18番パー4では第2打をグリーン奥まで運ぶと、そこからパターで50センチに寄せ、慎重に沈めてパーをセーブ。トータル23アンダー、2位に3打差をつけて逃げ切ると、両手を力いっぱい突き上げて勝利の喜びを表現した。
今大会でのブラドリーは、パーオン率で5位タイとなったキレのよいアイアンショットを武器にチャンスを数多く演出。大会最多の27バーディを奪う一方、初日は1ボギー、2日目と3日目はノーボギーという抜群の安定感を見せた。そんなブラドリーのプレーを『スリクソン Z-STAR♦︎(ダイヤモンド)』をはじめとするスリクソンのギアが、そのすぐれた性能でサポートした。
ツアールーキーとして「全米プロゴルフ選手権」を制した2011年以来のシーズン2勝目を飾り、FedExCupポイントランキングで15位から5位に浮上したブラドリー。来月開催されるメジャー最終戦「全英オープン」をはじめ、今シーズンのさらなる勝利に大いに期待したい。
《キーガン・ブラドリー選手の使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR ♦︎(ダイヤモンド)
■ ユーティリティアイアン:スリクソン ZX Mk II(#3)
■ アイアン:スリクソン(#4、#5)、スリクソン(#6〜PW)
■ ウエッジ:クリーブランド(52°、58°)
■ キャディバッグ、ヘッドウェア、グローブ:スリクソン
※プロ選手は製品を個別にカスタマイズして使用している場合があります。
また、同週にドイツで開催された欧州DPワールドツアー「BMWインターナショナルオープン」では、最終日を6位タイで迎えた星野 陸也が4バーディ・1ボギーの「69」をマーク。トップと2打差の通算11アンダーまでスコアを伸ばし、同ツアーで自己最高の3位タイに入る健闘を見せた。