櫻井 心那、フィニッシングホールの劇的バーディで今季3勝目！～ TEAMスリクソンはトップ3を独占の快挙！ ～

　2日目を終えて通算7アンダー、首位に1打差の2位と絶好の位置につけた櫻井。そうして迎えた最終日は、持ち前の長打力を遺憾なく発揮した。
　まず、2番パー5ではドライバー、3Wでツーオンに成功。イーグルは逃したものの、この日初のバーディを奪った。さらに5番パー5でも第2打をグリーンの手前エッジまで運ぶと、そこからパターで1mに寄せて楽々バーディ。単独トップに立った。
　その後、首位タイとなって迎えた357ヤードの12番パー4。ドライバーで放ったティショットは、フォローの風にも乗って288ヤードの超ビッグドライブ。そこからウエッジでのアプローチショットをピンの右1mにつけ、この日3つ目のバーディを奪った。
　そして、通算9アンダーで、他の2人と首位に並ぶ状況で迎えた最終18番パー4。ドライバーでしっかりフェアウェイをキープすると、残り124ヤードの第2打を、ピンの左手前2.5mのバーディチャンスにつけた。わずかにスライスするラインを読み切り、このパットを見事に沈めた櫻井は右手で小さくガッツポーズ。この日3アンダー「69」、通算10アンダーとして、他を1打差で振り切り、逆転で今季3勝目を飾った。
　今大会で櫻井は、3日間トータルのドライビングディスタンスが259ヤードで堂々1位を記録。パーオン率も81.5％の5位と、飛距離と正確性を兼ね備えたショットを武器に大混戦を制した。そんな櫻井を、『スリクソンZX5 Mk II LS ドライバー』をはじめとするスリクソンのクラブと、『スリクソン Z-STAR ◆（ダイヤモンド）』が、そのすぐれた性能でサポートした。
　7月のツアー初優勝と2勝目に続くこの勝利により、国内女子ツアー史上3人目となる10代でのツアー3勝目を達成した櫻井。20歳の誕生日を迎えるのは来年2月だけに、10代でのツアー4勝目の可能性は十分にある。メルセデス・ランキングでも5位に浮上した櫻井のツアー後半戦でのさらなる活躍に大きな期待がかかる。

　なお、この勝利により、『スリクソン Z-STAR シリーズ』は国内女子ツアーで今季26戦中13勝と驚異的な勝率をキープしている。