TEAMスリクソン、日欧の男女ツアーでダブル優勝！ ～ 岩井 明愛が〝完全優勝〟で今季2勝目、ライアン・フォックスは欧州ツアー4勝目！ ～

　国内女子ツアーの今季第28戦「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」。初日に5連続を含む9バーディを奪い（ノーボギー）、大会コースレコードに並ぶ「63」というロケットスタートを見せた岩井 明愛は、2日目も4つスコアを伸ばし、トータル13アンダー、2位に3打差をつけ単独トップで最終ラウンドをスタートさせた。
　1番パー4で第2打をピンの左2.5mにつけ、幸先よくバーディを奪取。その後はパーが続いたものの、11番パー3、12番パー5と連続してバーディを奪い、後続との差を広げた。
　そのまま独走かと思われたが、ここから岩井に試練が訪れる。14番パー4で2つスコアを落とし、2位との差は2打に。さらに後続のプレーヤーが追い上げ、1打差に迫った。
　だが、ここで岩井がショットメーカーとしての本領を発揮する。
　16番パー3で、岩井が5番アイアンで放ったショットは、ピンの手前40㎝につくスーパーショット。その直後、一度は並ばれたものの、このバーディパットを慎重に沈め、すぐに首位の座を奪い返した。最終18番パー4では惜しくもバーディパットは外れたが、タップインでパーをセーブ。勝利の瞬間、両手を突き上げ、歓喜の涙を流した。
　今年4月に念願のツアー初優勝を飾って以降、2位（タイを含む）に5度入りながらも、なかなか勝利に手が届かなかった岩井。だが、今大会、3日間平均のドライビングディスタンスが265.333ヤードで1位を記録したティショットと、今季パーオン率でトップを走る正確なアイアンショットを武器に、3日間で21個ものバーディを量産。終わってみれば3日間首位を守り通す完全優勝で、ついにツアーで2度目の栄冠を手にした。
　この勝利により、メルセデス・ランキングで3位に浮上した岩井の強さを、飛距離性能とスピンコントロール性能を高次元で両立した『スリクソン Z-STAR XV』が支えた。
　また、1打差の単独2位には最終日に5バーディ・ノーボギーの「67」をマークした小祝 さくらが入り、「スリクソン Z-STARシリーズ」による1・2フィニッシュを達成した。

　一方、欧州男子ツアー（DPワールドツアー）の今季第39戦「BMW PGA選手権」。首位に3打差の通算13アンダー、4位タイで最終日をスタートさせたライアン・フォックスは、3番パー4で「7」を叩く苦しい立ち上がりとなった。
　だが、6番、8番と、2つのパー4で取り返すと、折り返し直後の10番から3連続バーディ。さらに、14番、15番でも連続バーディを奪った。そして首位タイで迎えた18番パー5。フォックスは、フェアウェイからの第3打をピンの奥約2mに乗せると、これを決めてこの日8個目のバーディ。通算18アンダーでホールアウトすると、2位を1打差で振り切り逆転で今季初優勝（同ツアー通算4勝目）を挙げた。
　今季5試合ある同ツアーの高額賞金大会のひとつである今大会。ヨーロッパのトッププレーヤーが集結したハイレベルの争いを、ツアー屈指の飛距離に加え、高精度のアイアンショットと巧みなパットで制したフォックスを、『スリクソン Z-STAR XV』や『スリクソン ZX Mk IIシリーズ』のウッド＆アイアン、そしてクリーブランドのウエッジが力強くサポートした。

　さらに、国内女子下部ツアーのステップ・アップ・ツアー第14戦「山陽新聞レディースカップ」では、酒井 美紀が、トップと1打差の4位タイで迎えた最終日に7バーディ・1ボギーの「66」をマーク。2位以下を1打差でかわし、逆転で同ツアーでの初優勝を果たした。