2日目に1イーグル・7バーディの猛攻で7アンダー「65」をマークし単独首位に立つと、3日目には1つスコアを伸ばし通算12アンダーの首位タイで最終日を迎えた菅沼。同じスリクソン契約の山下、尾関とともに最終組でティオフすると、3番まではパーを重ねた。
そして迎えた4番パー3。菅沼はティショットをピン右奥4mに乗せると、これを沈めてこの日最初のバーディを奪い、単独トップに立った。その後はまたパーが続いたが、9番パー4で第2打をピンの左4mにオンさせ、これを決めてバーディ。前半で2つスコアを伸ばして折り返した。
そして、12番パー5で第3打をピンそば50cmにつけると、これを慎重に沈めてこの日3つ目のバーディ。通算15アンダーとし、2位との差を広げた。17番パー3は、この日唯一のボギーとしたものの、最終18番パー4はツーオン・ツーパットのパー。この日2アンダー「70」、通算14アンダーでホールアウトし、2位に3打差をつける完勝で、8月以来の今季2勝目を飾った。
「今日(最終日)はティショットが安定していて、フェアウェイキープ率も高かった」
とドライバーショットを勝因に挙げた菅沼が、今大会の初日に使用を開始したのが『XXIO(ニューモデル)』ドライバー(※未発売。11月9日全貌公開)。弾道が力強く、キャリー、トータルともに飛距離がこれまで使用していたモデルより出ることから、同じXXIO(ニューモデル)のハイブリッド(#5)とともに実戦投入を決めたという。
また、大きな飛距離だけでなく、すぐれたスピン性能を誇る『スリクソン Z-STAR XV』が、菅沼の深いラフと高速グリーン攻略をサポート。4日間でボギーが最少の4個という安定感抜群のプレーに一役買った。
自身初の4日間優勝を果たし、メルセデス・ランキングが8位に浮上し、ツアー屈指の高額賞金大会を制したことで、賞金ランキングでも7位に躍進した菅沼。残り5試合となった今季のツアーでのさらなる勝利に大いに期待したい。
なお、『スリクソン Z-STARシリーズ』としては、先週の櫻井 心那に続く2週連続優勝で、今季の国内女子ツアーでは33戦中17勝と勝率がさらにアップ。また、2位タイに福田 真未(スリクソン・ボール契約)、山下 美夢有、尾関 彩美悠の3人が入賞。TEAMスリクソンが上位4人を独占し、上位6人のうち4名までを占めた先週と同様、スリクソン旋風が吹き荒れた。
《菅沼 菜々プロの使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR XV
■ ドライバー:XXIO(ニューモデル)※11/9全貌公開
■ フェアウェイウッド:ゼクシオ エックス(#4、#7)
■ ハイブリッド:XXIO(ニューモデル)※11/9全貌公開(#5)
■ アイアン:スリクソン ZX5 Mk II(#5〜PW)
■ ウエッジ:クリーブランド RTX 6 ZIPCORE(48°、52°、56°)MY RTX(マイローテックス)バージョン※1
■ キャディバッグ:XXIO(ニューモデル)
■ ヘッドウェア:XXIO(ニューモデル)
■ グローブ:スリクソン GGG-S028
■ アンブレラ:ゼクシオ
※プロ選手は製品を個別にカスタマイズして使用している場合があります。
※1 MY RTXは、クリーブランドウエッジのバックフェースの刻印の色やデザインを選べる特別注文システムです。
そして、同週に開催されたステップ・アップ・ツアー(国内女子下部ツアー)の今季第19戦「サロンパスレディスオープン」では、ルーキーの大須賀 望(スリクソン・ボール契約)が最終日に4バーディ・ノーボギーの「68」をマーク。通算4アンダーまでスコアを伸ばし、スタート前の9打差をひっくり返す大逆転で、記念すべき同ツアー初優勝を飾った。
《大須賀 望プロの使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR ♦︎(ダイヤモンド)
■ キャディバッグ:スリクソン GGC-S186L
■ ヘッドウェア:スリクソン SMH3130X
■ グローブ:スリクソン GGG-S028
■ アンブレラ:スリクソン GGP-S006
※プロ選手は製品を個別にカスタマイズして使用している場合があります。