3日目を終え、通算12アンダーの首位タイに立ったリー。最終日は、自身から4打差以内に10人がひしめく混戦の中、最終組でプレーをスタートさせた。
4番パー3でこの日初めてのバーディを奪うと、続く5番パー4でもバーディ。この時点で単独トップに立つ。その後、9番をこの日唯一のボギーとし一歩後退したものの、10番パー4ですかさずバウンスバックのバーディ。13番パー4、15番パー5でもバーディを奪ったが、周囲もスコアを伸ばし、優勝の行方は最後までわからない展開となった。
そして、首位タイのまま最終18番パー4を迎えたリーは、グリーン手前からの第3打でチップインバーディを狙ったが、惜しくも外れパー。同じ通算16アンダーでホールアウトしていた一組前のプレーヤーと、2人によるプレーオフを戦うことになった。
18番ホールを使って行われたプレーオフ1ホール目で、リーのティショットはフェアウェイ左サイドをキープ。そして、ピンまで残り95ヤードの位置から、ウエッジで放ったセカンドショットはピンに向かって真っすぐ飛び、奥1mにピタリ。このバーディパットをきっちり沈めたリーが、先月に続く今季2勝目を挙げた。
2015年、18歳で米国女子ツアーにデビューし、いきなりその年にツアー初優勝。以来、メジャー2勝を含む9勝を積み重ねてきたリー。そして今回、両親の故郷である韓国で区切りの同ツアー10勝目を飾った。
今大会でのリーは、4日間平均のドライビングディスタンスが263ヤードを記録する一方、フェアウェイキープ率も驚異の89.3%と、飛距離と方向安定性をハイレベルで両立。さらに、硬く、傾斜の強いグリーンに対し、72ホール中62ホールでパーオンに成功した(注:パーオン率86.1%)。そんなツアー屈指のショットメーカーぶりに加え、持ち前の勝負強さを発揮したリーを、『スリクソン Z-STAR』をはじめとするスリクソンやクリーブランドのギアが、そのすぐれた性能でサポートした。
27歳にして世界最高峰のステージで10個目の栄冠を手にしたリー。メジャータイトルを含め今後いくつ勝利を積み重ねていくのか、大いに楽しみだ。
《ミンジー・リー選手の使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR
■ ドライバー:スリクソン(10.5°)
■ フェアウェイウッド:スリクソン ZX Mk II(#3、#5)
■ ユーティリティアイアン:スリクソン ZX Mk II(#4)
■ アイアン:スリクソン ZX7 Mk II(#5~PW)
■ ウエッジ:クリーブランド RTX 6 ZIPCORE(50°、54°、58°)
■ キャディバッグ:スリクソン
■ ヘッドウェア(サイドロゴ):スリクソン
■ グローブ:スリクソン
※プロ選手は製品を個別にカスタマイズして使用している場合があります。