初日に3アンダー「69」で回り7位タイにつけると、2日目に「68」をマークし2位タイ、そして3日目には再び「69」でプレーし、通算10アンダーのトップタイに浮上した星野。最終日は首位から3打差以内に11人がひしめく大混戦の中、最終組でティオフした。
フロント9は3バーディ・2ボギーと出入りの激しいプレーとなり2位に後退。だが、折り返し直後の10番パー5でしっかりとバーディを獲り、首位に並んだ。その後、後続のプレーヤーがスコアを伸ばし、トップに3人が並んで迎えた16番。281ヤードと距離のないパー4で、星野はティショットをグリーン手前まで運ぶと、そこからのアプローチを60cmに寄せてバーディを奪い、単独トップに立った。
「(2023シーズンは)ツアーの半分以上の試合に出場できたことでコースの様子がわかったし、優勝スコアがどのくらいになるかという感触もつかめた。2024年はもっと上位で戦えそうなイメージがある」
欧州ツアーでの1年目を振り返り、そう語っていた星野。休む間もなく昨年11月に開幕した2024シーズンは、オーストラリアで開催された開幕戦と2戦目でともに単独2位に入賞。特に2戦目はプレーオフの末の惜敗と、確実に優勝に近づいていた。そして欧州ツアー参戦34試合目となる今大会で、ついに栄冠を手にした。欧州ツアーでの優勝は、同じスリクソン契約プロの青木 功、松山 英樹らに続く日本勢史上4人目の偉業となった。
日本ツアーと同様、欧州ツアーでも強みとなっている巧みなパッティング。それに加え、今季はまだ出場6試合ながら、ドライバーの飛距離、フェアウェイキープ率、パーオン率とすべておいて昨季にくらべ向上している。そんな好調なプレーを、『スリクソン ZX5 Mk II ドライバー』や『スリクソン Z-STAR ♦︎(ダイヤモンド)』が、星野本人が厚い信頼を寄せる大きな飛びや高いコントロール性能で支えた。
欧州ツアーで念願の1勝を挙げたことで、ツアープロとしてのステップをまた一段上がった星野。同ツアーのポイントランキングは2位、ワールドゴルフランキングも75位に浮上した。目標に掲げるアメリカPGAツアーをはじめ、世界を股にかけてのさらなる活躍に大きな期待がかかる。
《星野 陸也プロの使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR ♦︎(ダイヤモンド)
■ ドライバー:スリクソン ZX5 Mk II(9.5°)
■ ユーティリティアイアン:スリクソン ZX Mk II(#2)
■ アイアン:スリクソン(#4~PW)
■ ウエッジ:クリーブランド(52°、56°、60°)
■ キャディバッグ:スリクソン GGC-S186L
■ ヘッドウェア:スリクソン SMH3130X
■ グローブ:スリクソン
■ アンブレラ:スリクソン GGP-S006
■ ウェア:スリクソン by DESCENTE(デサント)※1
※契約選手はカスタマイズされたギアを使用していることがあり、販売していない場合があります。
※1 住友ゴム工業(株)は(株)デサントとスリクソンブランドのゴルフアパレルにおいて業務提携を結んでいます。