初日の15位タイ発進から、9位タイ、7位タイと日毎に順位を上げた松山。最終日は首位を6打差で追いかける展開となったが、序盤から猛チャージをかける。
1番パー5で第2打をグリーン手前まで運び幸先よくバーディを奪うと、続く2番パー4ではグリーン右横からの第3打をチップインさせバーディ。さらに3番パー4では5mのパットを沈め3連続バーディを奪った。
その後はパーが続き、フロント9を「32」で折り返すと、ここから再びバーディラッシュを見せる。
10番パー4で3mのバーディパットを決めると、11番パー5ではグリーン左のラフからの第3打をOKの距離に寄せバーディ。さらに、12番パー4では下りのロングパットを決め再び3連続バーディ。通算14アンダーとし、この時点で2位タイに浮上した。
そして、他の4人と首位に並んで迎えた15番パー4。ドライバーでフェアウェイをキープし、残り約190ヤードをアイアンで放ったボールは、ピン横15㎝につくスーパーショット。タップインバーディとすると、続く16番パー3のティショットも、前のホールの再現のようにピンそばにピタリ。このバーディでついに単独トップに躍り出た。さらに松山は、17番パー5でグリーン奥からの第3打を80㎝に寄せると、これをしっかり沈め、この日3度目の3連続バーディとした。
最終18番では、決まればコースレコードタイというバーディパットは惜しくも外れたものの難なくパーをセーブし、この日ボギーなしの9アンダー「62」、通算17アンダーでホールアウト。6打差を追いかけるスタートから、逆に2位に3打差をつけるという完勝で、今季から賞金、付与ポイントともにアップしたシグネチャー・イベント(昇格大会)の一つであり、昨シーズンの年間ポイント上位者など80人しか出場できないビッグイベントを制した。
最終日の松山は、ドライバーのティショットが最長320ヤードを記録。18ホール中14ホールでパーオン(全体2位タイ)とアイアンも好調だった上、リカバリー率でトップ、さらにパット数もこの日最少タイの23パットと、ショートゲームでも冴えを見せた。ティからグリーンまで完璧なゴルフを見せた松山の要求に、『スリクソン Z-STAR XV』をはじめ、『スリクソン ZX5 Mk II LS ドライバー』『スリクソン Z-FORGED II アイアン』といったスリクソンのギアがすぐれたパフォーマンスで応えた。
松山にとって、2年ぶりの米国PGAツアー通算9勝目は、8勝で並んでいた同じスリクソン契約の崔京周(韓国)を上回り、アジア勢として最多となった。自身、今季6戦目にして早くも1勝を挙げた松山が、今後どんなプレーや雄姿を見せてくれるのか、楽しみは尽きない。
《松山 英樹プロの使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR XV
■ ドライバー:スリクソン ZX5 Mk II LS(9.5°)
■ アイアン:スリクソン Z-FORGED II(#4~PW)
■ ウエッジ:クリーブランド(52°、56°、60°)
■ キャディバッグ:スリクソン GGC-S186L
■ ヘッドウェア:スリクソン SMH3130X
■ グローブ:スリクソン
■ アンブレラ:スリクソン
■ ウェア:スリクソン by DESCENTE(デサント)※1
■ シューズ:アシックス ※2
※契約選手はカスタマイズされたギアを使用していることがあり、販売していない場合があります。
※1 住友ゴム工業(株)は(株)デサントとスリクソンブランドのゴルフアパレルにおいて業務提携を結んでいます。
※2 住友ゴム工業(株)は(株)アシックスとゴルフシューズ分野において業務提携を結んでいます。