2日目に5アンダー「67」をマークし、通算10アンダーの単独トップに立ったものの、3日目はパープレーとスコアを伸ばせず2位に後退した竹田。だが、トップを1打差で追いかけることとなった最終日は、文字通りのロケットスタートを見せた。
1番パー4で、グリーン奥からの第3打をチップインさせ、いきなりバーディを奪いトップに並ぶと、2番パー5でも、グリーン右からの第3打を1m弱に寄せ、これを沈めて連続バーディ。続く3番パー4では、ティショットで今大会最長の305ヤードを飛ばすと、第2打をピンの手前1.5mにつけ、これを決めて3連続バーディを奪った。
竹田の猛攻はさらに続き、5番パー3で約16mのロングパットを沈めてバーディとすると、6番パー4では約4mのパットを決めてバーディ。スタートからの6ホールで5バーディを奪う怒涛のバーディラッシュで、前半を5アンダー「31」、後続に4打もの大差をつけて折り返した。
竹田自身が「あまり得意ではない」と語った10番から15番では1つスコアを落としたが、16番パー5では第2打をグリーン左まで運び、そこからのアプローチを1mに寄せ、これを沈めて、このホール4日連続のバーディ。最終ラウンドを4アンダー「68」でプレーし、従来のトーナメントレコードを1打更新する通算14アンダーでホールアウトした竹田が、2位に2打差をつけ逆転優勝を果たした。
今大会でも、竹田は飛ばし屋ぶりを存分に発揮し、4日間平均のドライビングディスタンスで、2位を15ヤード以上引き離す284.625ヤードを記録するなど他を圧倒。そして、第2打ではショートアイアンから放つ高弾道のショットでピンを狙い、バーディチャンスを数多く作った。さらに、多彩なアプローチショットと勝負強いパッティングを随所に披露。6741ヤード・パー72という長さに加え、硬く引き締まったグリーンの袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コースを見事に攻略した。そんな総合力の高い竹田のゴルフを、飛距離、ソフトな打感、スピンコントロール性能のすべてを備えた『スリクソン Z-STAR』や、ドライバーをはじめとする『スリクソン ZX Mk II シリーズ』が支えた。
自身初の4日間競技制覇を達成し、今季の国内女子ツアーで3勝目一番乗りを果たした竹田。年間ポイントランキングでも再びトップに立った。初出場を確実なものとした今月末の「全米女子オープン」をはじめ、今後のさらなる活躍に期待は高まるばかりだ。
《竹田 麗央プロの使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR
■ ドライバー:スリクソン ZX7 Mk II (8.5°)
■ フェアウェイウッド:スリクソン ZX Mk II(#3)
■ ハイブリッド:スリクソン ZX Mk II(#3、#4)
■ アイアン:スリクソン ZX5 Mk II(#5)、スリクソン ZX7 Mk II(#6〜PW)
■ ウエッジ:クリーブランド RTX 6 ZIPCORE(50°、54°、58°)
■ キャディバッグ:スリクソン
■ ヘッドウェア:スリクソン SMH3130X
■ グローブ:スリクソン GGG-S028
■ アンブレラ:スリクソン GGP-S006
※契約選手はカスタマイズされたギアを使用していることがあり、販売していない場合があります。
なお、この竹田の優勝により、『スリクソン Z-STARシリーズ』は先週の岩井 千怜(スリクソン・ボール契約)に続き国内女子ツアーで2週連続優勝を達成するとともに、今季12戦して6勝目。さらに、2位タイに山下 美夢有が入ったことで、TEAMスリクソンとして先週に続く1・2フィニッシュを果たした。
《山下 美夢有プロの使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR XV
■ ドライバー:スリクソン ZX5 Mk II (8.5°)
■ フェアウェイウッド:スリクソン ZX Mk II(#3、#5)
■ ハイブリッド: スリクソン ZX Mk II(#4、#5)
■ アイアン:スリクソン ZX5 Mk II(#6〜PW)
■ ウエッジ:クリーブランド RTX 6 ZIPCORE(48°、52°、58°)MY RTX(マイローテックス)バージョン※
※契約選手はカスタマイズされたギアを使用していることがあり、販売していない場合があります。
※MY RTXは、クリーブランドウエッジのバックフェースの刻印の色やデザインを選べる特別注文システムです。
山下プロは、バックフェースデザインを48°はトランプ、52°はスパイダー、58°はスターのウエッジを使用しています。