24位タイからスタートした2日目に6バーディ・ノーボギーの「66」をマークし、一気に3位に浮上した岩井。首位を4打差で追いかけてのスタートとなった最終ラウンドも、前日の勢いそのままにバーディラッシュを見せた。
1番から3番まで3連続バーディを奪うと、5番パー5、そして8番パー4もバーディとし、早くもトップに並んだ。続く9番で再びリードを許したものの、フロント9をボギーなしの「31」でプレーした岩井は、バック9に入っても攻勢をかける。
13番パー4でバーディを奪い、再び首位に並ぶと、15番パー5では4mの下りのパットを沈めてバーディ。ついに今大会で初めて単独トップに躍り出た。
そして、16番で再び並ばれた後に迎えた17番パー4。ティショットをアイアンでフェアウェイをキープすると、ピッチングウエッジで放った第2打はピンの左4mにオン。これを決めて、この日8つ目のバーディを奪い、再び単独トップに立った。続く最終18番パー4では1mのパーパットを残したが、これを決めると両手を突き上げ喜びを表した。結局、この日8アンダー「64」、昨年の自身の優勝スコアを1打上回る通算16アンダーで、自身初の大会連覇を果たした。
ドライビングディスタンス(3日間平均)で2位を記録したティショットで距離を稼ぐと、最終日に全18ホールでパーオンに成功した正確なアイアンショットでチャンスを演出。さらに、平均パット数(3日間平均)でも2位にランクインと、ティからグリーンまでスキのないゴルフを見せた岩井を、大きな飛びとすぐれたスピンコントロール性能を誇る『スリクソン Z-STARシリーズ』〔プロトタイプ〕が強力にサポートした。
6月以来の今季3勝目を挙げ、年間ポイントランキングで4位に浮上した岩井。次週、ホステスプロとして出場する「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」でも、昨年に続く大会連覇に挑む。
《岩井 明愛プロの使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STARシリーズ(プロトタイプ)
※契約選手はカスタマイズされたギアを使用していることがあり、販売していない場合があります。
なお、岩井のこの勝利により、『スリクソン Z-STARシリーズ』は国内女子ツアーで3週連続優勝を達成するととともに、今季27戦中13勝と高い勝率をキープ。最後まで激しい優勝争いを演じた山下 美夢有が、自身3試合連続・今季7度目の2位に入る健闘を見せた。
また、ダンロップモニターである14歳のアマチュア、廣吉 優梨菜さん(北九州市立折尾中学校3年)が17位に入り、見事ベストアマチュア賞を獲得した。