TEAMスリクソン、圧勝で日米女子ツアーをダブル制覇！ ～ 竹田 麗央が米ツアー2勝目！ 岩井 千怜は国内ツアー開幕戦を連覇！ ～

　中国で開催されたLPGA（米国女子）ツアー第5戦「ブルーベイLPGA」。初日から3日連続で3アンダー「69」をマークした竹田 麗央は、通算9アンダー、2位に2打差をつけ単独トップで最終ラウンドをスタートさせた。
　1番パー4で4mのパットを沈め幸先よくバーディを奪うと、3番パー5で3m、4番パー3では2.5mのパットを決め連続バーディ。フロント9を3アンダー「33」、通算12アンダーで折り返した。
　バック9に入っても竹田は順調にスコアを伸ばす。10番パー4で2.5ｍのバーディパットを沈めると、13番パー4、14番パー5で連続バーディ。16番パー3でティショットを1.5ｍにつけバーディを奪うと、最終18番パー5では、第3打を80cmに寄せ、これを慎重に沈めてバーディフィニッシュ。この日8バーディ・ノーボギーの「64」というビッグスコアをマークし、通算17アンダーでホールアウト。2位に6打という大差をつけ圧勝した。
　今大会での竹田は4日間平均のドライビングディスタンスが264ヤードを記録。その飛距離をアドバンテージに、第2打では高弾道のアイアンショットで、アンジュレーションの激しいグリーンを攻略。特に最終日は、4つあるパー5のうち3ホールでバーディを奪った。日本でのプレースタイルそのままに、他のプレーヤーたちを圧倒し強烈なインパクトを与えた竹田のゴルフに、ソフトな打感とすぐれたスピンコントロール性能を誇る『スリクソン Z-STAR』 や『スリクソン ZXi シリーズ』、『クリーブランド RTZ ウエッジ』が、その高いパフォーマンスで貢献した。
　LPGAツアーに初めて本格参戦している今季、5戦目で早くも勝利を手にした竹田。再びアメリカ本土に舞台を移すツアーでのさらなる活躍に期待が高まる。
　また、他のTEAMスリクソンでは、畑岡 奈紗と山下 美夢有がともに8位タイに入る健闘を見せた。

　一方、JLPGA（国内女子）ツアーの今季開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」。3日目を終えて首位と1打差の通算4アンダー、単独2位で最終日を迎えた岩井 千怜は、前半を2バーディ・1ボギーの「35」でプレー。首位と1打差のまま折り返すと、ここから持ち前の爆発力のあるゴルフを披露する。
　10番パー4で5mのバーディパットを沈めて首位に並ぶと、12番パー4では第2打を1.5mにつけバーディ。単独トップに立つと、14番パー4でも第2打をピンの右1.5mにつけ、これを沈めてバーディを奪う。さらに岩井は、16番パー3でティショットをピンそば20cmにつけるスーパーショット。難なくバーディとすると、最終18番パー5では花道からの第3打を1mに寄せ、これを沈めてバーディ。バック9はボギーフリー、怒涛の5バーディを奪い、この日6アンダー「66」、唯一人2桁アンダーに乗せる通算10アンダーまでスコアを伸ばし、2位に4打差をつけ、逆転で大会史上2人目の連覇を飾った。
　ツアー屈指のドライバーの飛距離に加え、勝負どころでショットメーカーとしての実力を発揮し、バーディチャンスを数多く演出した岩井のゴルフを、大きな飛びを誇る『スリクソン Z-STAR XV』が強力にサポートした。国内ツアー開幕戦での勝利を弾みに、今季主戦場とするLPGAツアーでの初優勝にも期待がかかる。
　なお、プロ2年目・19歳の菅 楓華が最後まで優勝争いを演じた末に2位タイに入り、TEAMスリクソンとして1・2フィニッシュを果たしたほか、岩井 明愛（ボール契約）が7位タイに入賞した。