3位から出た2日目に7アンダー「65」のビッグスコアをマーク。通算11アンダーとして単独トップに立つと、3日目は2つスコアを落としたものの、1打差で首位を守った山下。海外での初優勝、さらにはメジャータイトルをめざし最終ラウンドをスタートさせた。
1番から3番までパーを重ねたあと、4番パー4で第2打をピンの左4mに乗せると、このパットを決めこの日初めてのバーディ。同組で回る2位のプレーヤーとの差を3打に広げた。
その後3ホールはスコアカード通りにプレーすると、8番パー3の第1打は、ピン左手前約1mにつけるナイスショット。これを慎重に沈めて11アンダーとした。さらに9番パー5では、第2打をグリーン手前のエッジまで運ぶと、第3打をパターで1mに寄せ、そこからのパットを沈めて連続バーディ。前半で3つスコアを伸ばし、通算12アンダーの単独トップで折り返した。
だが、後半に入ると風も強まり、なかなかチャンスを作れない。ピンチにも見舞われ、13番パー5では約5mのパーパットが残ったが、これを沈めて凌いだ。その後もパーをセーブし続けた山下。16番パー4をこの日唯一のボギーとしたものの、単独トップのまま最終18番パー5を迎えた。このホールで山下は惜しくもバーディを逃したがパーをセーブし、この日2アンダー「70」、通算11アンダーでホールアウト。2位に2打差をつけて逃げ切り、両手を高々と突き上げると、両目からは歓喜の涙がこぼれた。
遮るものがないリンクスに吹く気まぐれな風に対し、見事にボールをコントロール。徹底してバンカーを避けるなど、コースマネージメントも光り、パーオン率は4日間で77.8%という高い数値を記録した。
そんな山下を、飛距離性能に加え、風に対して抜群の強さを発揮する『スリクソン Z-STAR XV』が強力にサポート。さらに、ドライバーをはじめとする『スリクソン ZXi シリーズ』や『クリーブランドゴルフ RTZ ウエッジ』が、そのすぐれたパフォーマンスで山下の要求に応えた。
日本人プレーヤーによる今大会での優勝は、2019年の渋野 日向子(スリクソン・ボール契約)に続き2人目。メジャー優勝としては日本人6人目の快挙となった。
今季から本格参戦する米国LPGAツアーで念願の初優勝を飾った山下。残るシーズンでのさらなる活躍に大いに期待したい。
《山下 美夢有プロの使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR XV
■ ドライバー:スリクソン ZXi(9.0°)
■ フェアウェイウッド:スリクソン(#3、#5)
■ ハイブリッド:スリクソン(#4、#5)
■ アイアン:スリクソン ZXi5(#6)、スリクソン ZXi7(#7〜PW)
■ ウエッジ:クリーブランドゴルフ RTZ(48°、52°、58°)
■ キャディバッグ:スリクソン GGC-S203L
■ ヘッドウエア(サイドロゴ):スリクソン
■ グローブ:スリクソン GGG-S028
※契約選手はカスタマイズされたギアを使用していることがあり、販売していない場合があります。
なお、トップと2打差の2位タイに勝 みなみ、4打差の4位タイに竹田 麗央がそれぞれ入賞。TEAMスリクソンが上位5人のうち3人までを占め、メジャーの舞台を席巻した。