スポーツが地域を盛り上げ、そして世界へ〜ダンロップがゴルフトーナメントを主催・協賛する理由〜<前編>
住友ゴム工業は、3つのゴルフトーナメントを主催・特別協賛しています。日本のゴルフ振興のパイオニアである同社は、ゴルフトーナメントを通じてどういった取り組みをしているのでしょうか?
山本)2014年にスタートした、6月に福島県で開催している東北唯一の男子トーナメントです。この大会には、4つの特徴があります。
1つ目は、男子ツアーが開催されていないエリアでトーナメントを開催していることです。プロの卓越したプレーを目の当たりにすることでゴルフの魅力や感動を感じていただきたい。
それが、ゴルフの活性化と地域のスポーツ振興にもつながると考えています。
2つ目の特徴としては、総事業費をスリム化した低コストでのトーナメント運営です。スタート当時は男子トーナメントの試合数が減少傾向にあり、本大会がモデルケースとなり、試合数増加の呼び水となればと考えました。
山本)東北の復興は地元の人たちの手で進めていただき、我々は地元の皆さんのお手伝いをすることが復興の支援につながるのではないかと考えています。
本大会には、100社以上の地元企業の皆さんにご協賛やご協力をいただいており、まさに地域密着の運営ができていると思っています。地産地消で、出場選手や関係者、観客の皆さんの大会中の宿泊や飲食はもちろん、大会看板やパンフレットなどの制作も地元の企業にお世話になっています。また、福島県には本当においしいものがたくさんあります。福島産の食材の安全安心をPRする「ふくしま交流の夕べ※」というイベントや、地元で獲れた野菜を観客の皆さんに配る取り組みを、地元の皆さんと一緒に進めています。
山本)一例として「スナッグゴルフ」の普及に取り組んでいます。スナッグゴルフはプラスチック製のゴルフクラブと柔らかいボールを使用し、小学校低学年の子どもたちでも安全に楽しくゴルフの基本が学べます。