2019/11/21

SRIXONツアー情報契約プロSRIXON×松山英樹レポート

今週開催!『ダンロップフェニックストーナメント』プロサービスカーレポート ~水曜日:宮崎は本日も快晴。最終調整に励む選手たち~

 前日に続き快晴に恵まれたフェニックスCC。午前7時の気温が5℃とかなり冷え込んだものの、ドライビングレンジには、本日開催されるプロアマトーナメントに出場するプロやアマチュアのみなさんが早々に姿を見せました。8時過ぎにティオフする松山 英樹プロも、朝日に向かってショット練習を開始。クラフトマンの小池(月曜日の項参照)によると、今週は松山プロからのリクエストで、月曜日に52°のウエッジを、火曜日には7本のアイアンのライ角をそれぞれ調整したそうです。プロアマトーナメントでプレーした後は、パッティンググリーンを経て、再びドライビングレンジへ。今大会のテレビ中継解説者で、打席後方で練習を見守っていた加瀬秀樹プロに松山プロのスイングについて尋ねると、「去年にくらべてトップの位置がいいですね。ドローボール主体のスイングが固まりつつあると思います」とのこと。この日の記者会見で、「一度優勝しているのでとても思い入れのある大会だし、ここで勝って、今年がいい年だったなと言いたいですね」と話していた松山プロ。5年ぶりの大会2勝目に大きな期待がかかります。

 
 

 午前8時すぎ、2008年大会のチャンピオンであるプラヤド・マークセン選手がドライビングレンジに姿を見せました。マークセン選手は、3年連続で賞金王に輝いている国内男子シニアツアーでは今季も賞金ランキングトップ。レギュラーツアーでは、トップ10入りは1試合のみですが、出場10試合中8試合で予選を通過。ドライビングディスタンスも285.35ヤードと、53歳となった今も若手に負けない飛距離を誇ります。そんなマークセン選手が10月上旬から使用を開始したのが、今年12月に新発売される『ゼクシオ イレブン』ドライバー。プロ本人いわく「ゼクシオらしい、青みがかったヘッドはナイスショットのイメージが湧く」「打ってみると、弾きのよさを感じるし、飛距離も出る」とのことで、多くの栄冠をもたらした前作と同様、このNEWモデルも飛距離や直進性など完成度の高さでマークセン選手をサポートしてくれるはずです。

 
 

 今年、主催者推薦選手としてDPTに初出場を果たすのが、昨季PGAツアーで初優勝を飾ったマーティン・トレイナー選手(アメリカ)。今回が初来日となるトレイナー選手は月曜日から練習ラウンドを実施。初体験のフェニックスCCについて「美しいコース。でも、PGAツアーのコースにくらべるとフェアウェイがかなり狭いので、より正確なティショットが必要ですね」とその印象を語ってくれました。そして自身のプレーの特長について尋ねると「よく飛距離が出るところだと思います。それにギャラリーのみなさんは、ドライバーショットを見るのが好きでしょ(笑)」とコメント。そんなトレイナー選手が、昨日の実打計測テストで高く評価していたのが現在愛用中のボール『スリクソン Z-STAR』。「いちばん気に入っているのがソフトなフィーリング。それに、ウエッジショットでしっかりスピンがかかってくれるのも素晴らしい」と、グリーン周りでのスピン性能を絶賛していました。そして、明日開幕するDPTへの抱負についても聞いてみました。「過去にプレーした選手たちからすばらしい大会だと聞いていたので、出場が決まった時にはうれしかったし、この大会に向けて調整してきました。来年いいスタートを切るためにも、今週はいいプレーをしたいですね」。

 
 

 星野 陸也プロも、この日のプロアマトーナメントに出場。心配された首痛も、朝のドライビングレンジでの明るい表情や、パワフルなドライバーショットを見るかぎり順調な回復を見せているようです。昨年の大会では日ごとに調子を上げ、最終日には「65」をマークして見事4位タイに入賞。そして迎える今年のDPTについて、「フェニックスはプレーしていて面白いコースなんですけど、いいスコアが出せるかどうかはアイアンショット次第。フェアウェイでもボールが沈みますからね。ただ、コースマネージメントに関しては頭の中でイメージできているので、あとは自分の流れにもっていければ。今シーズン中にもう1勝したいと思っているし、今週はそのチャンスだと思います」と話してくれた星野プロ。プロアマトーナメントのホールアウト後は、練習場がクローズとなる午後5時直前まで最終調整に励んでいました。

 
 

 今回DPTに出場する主催者推薦選手の中で、松山プロ、今年の全米オープン覇者のゲーリー・ウッドランド選手(アメリカ)とともに大きな注目を集めているのが、大会初出場となるキャメロン・チャンプ選手(アメリカ)。『スリクソン Z-STAR XV』を武器に、ルーキーだった昨シーズンにPGAツアー初優勝、さらに今季早くも2勝目を飾っています。チャンプ選手は先週メキシコで開催された試合が一日順延となったため、この日(水曜日)の朝にようやく宮崎に到着。11時にコースに入ると、さっそくドライビングレンジで練習を始めました。チャンプ選手の魅力はなんといっても昨年PGAツアーで平均飛距離317.9ヤードを記録し第1位に輝いたドライバーショット。この日の練習でも、番手が上がるごとに見つめる関係者の数が増えはじめ、ドライバーを手にした時には、二重三重の人だかりに。その期待に応えるかのように、ゆったりとしたスイングから放ったボールは、ドライビングレンジ奥の林の中に消える超絶ビッグドライブでした。1時間ほどでショット練習を切り上げたチャンプ選手は、その後、公式会見に出席したあとコースチェックへ。「日本のトップ選手と回れるのは楽しみ」と語っていた予選ラウンドは、松山プロ、現在国内賞金ランキング1位の今平周吾プロとのペアリングです。

 
 

 午後3時過ぎ、プロアマトーナメントのプレーを終えた秋吉 翔太プロがドライビングレンジに戻ってきました。先週の試合で5位タイに入って賞金ランキングを21位に上げ、「今年も必ず出ることを目標にしていた」という最終戦への出場がほぼ確実になった秋吉プロ。ただ、この日、1年ぶりにプレーしたフェニックスCCについては、「僕とはあまり相性がよくないかも(苦笑)」と話すように、過去2回の出場での最高順位は一昨年の27位タイ。それでも、「もともと秋の試合は好きだし、僕たち九州出身の選手にとってDPTは特別な存在。それに今の調子なら、今年は上位に行ける気がします」と明るい表情で話していた秋吉プロ。その言葉を裏付けるように、ドライビングレンジでは飛距離の出るドライバーショットと切れのよいアイアンショットを見せていました。その後、クラフトマンの今井(月曜の項参照)が見つめる前でバンカーショットの練習を行い、最終調整を締めくくりました。

 
 

公式練習日初日の月曜日から3日間にわたってお送りしてきたプロサービスカーレポート。お楽しみいただけましたでしょうか。今日21日には、いよいよ46回目のダンロップフェニックストーナメントが開幕します。スリクソンやゼクシオ、クリーブランドのギアを武器に奮闘するダンロップ契約プロたちのプレーを、トーナメント会場やテレビ中継でぜひお楽しみください。

月曜日▶ | 火曜日▶ | 水曜日▶