DGW:まずは、最近のご自身の調子について聞かせてください。
出水田:つい最近までパットが入らなくて、フィーリングも悪かったので、それがショットにも影響していると感じていました。でも、先週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で、けっこう“つかんだ”感じがありますね。
DGW:それには何かきっかけがあったのでしょうか?
出水田:はい。あまりにパットが決まらないので、アームロック式の打ち方を試したこともあったのですが、先週の初日のラウンドが終わったあと、“香妻大先生(陣一朗プロ)”のお力を借りたんです(笑)。まぁ、ティーチングをしてもらったのですが、そのおかげですごく感触がよくなりました。
DGW:なるほど。ショットに関してはいかがですか?
出水田:少し前まで、曲げたくないので抑え気味に打っていた感じがあったのですが、しっかり振り切るようにというか、思い切りよく振るようにしなら、だいぶよくなってきた感じがします。あとは、パットとうまく嚙み合ってくれればと思います。
DGW:今週の「ダンロップフェニックストーナメント」(DPT)ですが、2019年大会では、第3ラウンド(最終日)にベストスコアの「64」をマークして3位タイに入っていますね。
出水田:僕は高校卒業後に1年間、フェニックスゴルフアカデミーで練習させてもらっていたので、フェニックスCCをよく知っていることもありますが、やっぱりここに来ると、ショットのいいイメージが湧きますね。
DGW:まず、2021年のこれまでのご自身のプレーを振り返っていただけますか?
塚田:トップ10に3度入りましたが、すべて夏場で、それ以降、上位には入ることができていないのですが、ケガもなく、それなりに自分らしいゴルフができているかなとは思います。去年は秋に体調を崩して入院してしまったので、それにくらべると、今年はずっと体調がいいですし、ケガをしないで試合に出続けるのがいちばん大事ですから。
DGW:ツアーのデータを見ると、先週終了時点のドライビングディスタンスが300.26ヤードで第7位。ティショットがすごく飛んでいますよね。
塚田:そうですね。その代わりと言ってはなんですが、パットはダメですけど(苦笑)。
DGW:(笑)飛距離アップのためのトレーニングはしているのでしょうか?
塚田:いえ、特にはしていないですし、試合で「飛ばしてやろう」という意識も全然ないんです。
DGW:そうなんですか? では、ティショットでは、どんなことを意識しているのでしょう?
塚田:これは真面目な話ですが、「頼むから、セカンドでクラブが振れるところに行ってくれ」「クラブが振れるところならどこでもいい」と思って打っています。
DGW:稲森プロは現在賞金ランキング5位につけていて、シーズンを通して好調をキープしている印象があります。
稲森:そうですね。「調子はそんなに悪くないな」という感じのまま、ここまでやってきました。ただ、優勝争いには絡んでいるけれど、なかなか優勝には届かないですね(苦笑)。
DGW:その中でも、いちばん優勝に近づいたのは、やはり2位タイに入った「日本プロゴルフ選手権」でしょうか。
稲森:はい。最終日の途中までいいプレーはできていたのですが、去年のDPTと同じで、最終ホールをボギーにしてしまって、優勝に1打届かなかったのは、本当に悔しかったです。
DGW:ティショットは今年も好調で、フェアウェイキープ率はトップを独走していますね。
稲森:そうなんですけど、絶好調というわけではないです。ショットの調子の波は少ないですが、可もなく不可もなく、という感じですね。
DGW:そして、アイアンショットも、パーオン率71.02でツアー第4位と好調です。
稲森:はい。でも、グリーンに乗ったあとに、相当苦戦している気がします(苦笑)。特に目の強いグリーン、たとえば山や海の近くのコースではパットがいまひとつで。今週のフェニックスCCもそうなんですけど、あまり考えすぎるのもよくないので、見えたままのラインを、微調整しながら打つしかないと思います。