2021/11/17

SRIXONツアー情報契約プロレポート

《ダンロップフェニックストーナメント開幕直前スペシャル》TEAMスリクソン・インタビューVOL.2

DGW:まずは、最近のご自身の調子について聞かせてください。
出水田:つい最近までパットが入らなくて、フィーリングも悪かったので、それがショットにも影響していると感じていました。でも、先週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で、けっこう“つかんだ”感じがありますね。

DGW:それには何かきっかけがあったのでしょうか?
出水田:はい。あまりにパットが決まらないので、アームロック式の打ち方を試したこともあったのですが、先週の初日のラウンドが終わったあと、“香妻大先生(陣一朗プロ)”のお力を借りたんです(笑)。まぁ、ティーチングをしてもらったのですが、そのおかげですごく感触がよくなりました。

DGW:なるほど。ショットに関してはいかがですか?
出水田:少し前まで、曲げたくないので抑え気味に打っていた感じがあったのですが、しっかり振り切るようにというか、思い切りよく振るようにしなら、だいぶよくなってきた感じがします。あとは、パットとうまく嚙み合ってくれればと思います。

DGW:今週の「ダンロップフェニックストーナメント」(DPT)ですが、2019年大会では、第3ラウンド(最終日)にベストスコアの「64」をマークして3位タイに入っていますね。
出水田:僕は高校卒業後に1年間、フェニックスゴルフアカデミーで練習させてもらっていたので、フェニックスCCをよく知っていることもありますが、やっぱりここに来ると、ショットのいいイメージが湧きますね。

DGW:あらためてお聞きしますが、出水田プロが考えるフェニックスCCでのスコアメイクのカギは何でしょう?
出水田:やはりティショットが重要ですよね。松林に入れた時点でボギーを覚悟しないといけないので、しっかりマネジメントしないといけないですね。刻むところはきちんと刻んで。一方で、3つあるパー5は全部2打で届くので、そこではしっかり伸ばしたいです。

DGW:パー4では、ティショットでドライバーを握らないこともあるのでしょうか?
出水田:そうですね。あまり距離のない5番や8番は、フェアウェイキープを意識して打つと思います。ショットの感触がよくなってきているので、今週はティショットが楽しみです。

DGW:では、最後にホストプロとして、今週の抱負をお願いします。
出水田:今年もダンロップの契約プロがたくさん出場しますが、その中でも、特に僕は九州在住で、初めて現地で観戦したプロのトーナメントが、このDPTなんです。だから、思い入れは誰よりも強いので、しっかり結果を出したいと思います。

DGW:まず、2021年のこれまでのご自身のプレーを振り返っていただけますか?
塚田:トップ10に3度入りましたが、すべて夏場で、それ以降、上位には入ることができていないのですが、ケガもなく、それなりに自分らしいゴルフができているかなとは思います。去年は秋に体調を崩して入院してしまったので、それにくらべると、今年はずっと体調がいいですし、ケガをしないで試合に出続けるのがいちばん大事ですから。

DGW:ツアーのデータを見ると、先週終了時点のドライビングディスタンスが300.26ヤードで第7位。ティショットがすごく飛んでいますよね。
塚田:そうですね。その代わりと言ってはなんですが、パットはダメですけど(苦笑)。
DGW:(笑)飛距離アップのためのトレーニングはしているのでしょうか?
塚田:いえ、特にはしていないですし、試合で「飛ばしてやろう」という意識も全然ないんです。
DGW:そうなんですか? では、ティショットでは、どんなことを意識しているのでしょう?
塚田:これは真面目な話ですが、「頼むから、セカンドでクラブが振れるところに行ってくれ」「クラブが振れるところならどこでもいい」と思って打っています。

DGW:すると、飛ばそうとか、曲がらないようにしようとは考えない?
塚田:そうです。自分にストレスをかけずに打っています。それは、今使っている『スリクソンZX7440ドライバー』(DUNLOP FITTING STORE限定モデル)をすごく信頼しているからでもあります。たとえば、どっちに曲がるかわからないクラブで打つのはイヤだし、ショットをするのにストレスがかかります。でも、今のドライバーは、まったくストレスを感じずにパッと振れるんです。

DGW:今週のフェニックスCCは、多くの選手がティショットでフェアウェイをキープすることが大切だと話していますが。
塚田:僕もそう思いますが、ドライバーを握ったら、左右が林のホールでも、ふだん通り振ります。クラブを信頼しているので、“置きにいく”必要もないし、意外かもしれませんが、僕はそんなに曲がらないんですよ(笑)。だから、林間コースも嫌いじゃないんです。

DGW:では、今週の意気込みをお願いします。
塚田:実は、僕はDPTでは上位に入ったことがないし(注:最高順位は14位タイ)、予選落ちも多いので、あまりいい思い出がないんです(笑)。でも、去年の大会では3年ぶりに予選を通過できて、少しだけイメージがよくなりました。僕は、今週と来週の試合が、自分にとって、この2年間の集大成だと思っているので、最後にチャンスをものにして、毎年出場するのを目標にしている最終戦に出たい。それを、このDPTで決められたら、カッコいいですよね。

DGW:稲森プロは現在賞金ランキング5位につけていて、シーズンを通して好調をキープしている印象があります。
稲森:そうですね。「調子はそんなに悪くないな」という感じのまま、ここまでやってきました。ただ、優勝争いには絡んでいるけれど、なかなか優勝には届かないですね(苦笑)。

DGW:その中でも、いちばん優勝に近づいたのは、やはり2位タイに入った「日本プロゴルフ選手権」でしょうか。
稲森:はい。最終日の途中までいいプレーはできていたのですが、去年のDPTと同じで、最終ホールをボギーにしてしまって、優勝に1打届かなかったのは、本当に悔しかったです。

DGW:ティショットは今年も好調で、フェアウェイキープ率はトップを独走していますね。
稲森:そうなんですけど、絶好調というわけではないです。ショットの調子の波は少ないですが、可もなく不可もなく、という感じですね。

DGW:そして、アイアンショットも、パーオン率71.02でツアー第4位と好調です。
稲森:はい。でも、グリーンに乗ったあとに、相当苦戦している気がします(苦笑)。特に目の強いグリーン、たとえば山や海の近くのコースではパットがいまひとつで。今週のフェニックスCCもそうなんですけど、あまり考えすぎるのもよくないので、見えたままのラインを、微調整しながら打つしかないと思います。

DGW:そのフェニックスCCですが、多くの選手が、攻略ポイントとして「稲森プロのようにティショットをまっすぐ飛ばすこと」と答えています。
稲森:そうなんですか(笑)? まあ、ティショットが大事なのは、どのコースでも同じですけどね。林間コースなので、あまり曲げたくないなという意識は僕も強いのですが、毎年上手く打てているかなとは思います。

DGW:そうなると、稲森プロにとってのフェニックスCCの攻略ポイントは何でしょう?
稲森:やっぱり芝目の読みですね。今のティショットの調子は悪くないし、セカンドも何とかグリーンをとらえられているので、あとはパット勝負だと思います。

DGW:先ほどのお話にもありましたが、昨年のDPTでは、惜しくもトップと1打差の3位タイでした。今年こそ目標は優勝だと思いますが。
稲森:たしかに「今度こそ!」とは思っていますが、「優勝をめざします」と言うと、優勝できない気がするんです(苦笑)。あまり大きなことを言うと、自分にプレッシャーもかかるので、コツコツと自分のゴルフをしたいと思います。自分のベストを尽くせば、おのずと上位に行ける、そんな気持ちでいきます。

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