2022/11/17

SRIXONツアー情報契約プロレポート

《ダンロップフェニックストーナメント開幕直前スペシャル》TEAMスリクソン・インタビューVOL.3

DGW:まず、10月末の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」での今季初優勝、おめでとうございました! 涙のスピーチに感動しました。
星野:ありがとうございます! ようやく勝てました。

DGW:試合後のインタビューでもお話ししていましたが、今年はあの優勝まで苦しかったようですね。
星野:いやぁ、本当に苦しかったです。勝てそうでなかなか勝てない状況が続いたので、ずーっとモヤモヤしていました。中盤戦から後半戦にかけて試合が続いて、海外にも行ったので体力的にきつかったということもあるのですが、勝てそうで勝てない試合が続いたことがメンタル的にもきつかったです。それが、勝てたことでスッキリしたので、優勝できて本当によかったなと思います。

DGW:あの試合は、ティショットからパットまで全部よかったのでしょうか?
星野:もう完璧でしたね。4月に同じPGM石岡GCで開催された「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」で2位に入っていたし、相性のいいコースなので、最初から勝つ気満々で行きました(笑)。その目論見通りになった感じですね。

DGW:そして、先週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」でも大健闘しましたよね。残念ながらプレーオフの末に2位という結果でしたが……。
星野:そうですね。先週は、昔から仲良くさせてもらっている石川遼さんと初めて最終日最終組で一緒にプレーできたので、本当に楽しかったです。ただ、プレーの内容がすごくよくなってきて、自分にもチャンスがたくさんあったのに、それをものにできなかったのがちょっと惜しかったなとは思います。

DGW:優勝した試合もそうですが、スリクソンの新しいドライバー『スリクソン ZX5 Mk II(マークツー)』を使っているんですよね?
星野:はい。最初に『ZX7 Mk II』を使って、その後、『ZX5 Mk II』に替えてみて、感触がいいのでずっと使っています。

DGW:星野プロが感じる両モデルの違いは?
星野:その時の調子とかスイングにもよるのですが、僕の場合、『ZX5 Mk II』のほうがスピン量が合っていて、ショットが安定するんです。明らかにショットが曲がらなくなりました。ただ、『ZX7 Mk II』も、顔がいいし、操作性という意味ではすぐれているのでいいんですよね(笑)。今は『ZX5 Mk II』で結果が残せているので、今年は最後までこれで行くつもりですが、オフになったら『ZX7 Mk II』をじっくり試打して、いずれは併用しようと思っています。

DGW:先ほど、ゴルフの内容がよくなっているという話が出ましたが、そんな状況でダンロップフェニックストーナメント(DPT)を迎えます。昨年が5位タイで、一昨年が8位タイと上位に入っていますね。
星野:そうですね。2年続けて上位争いをしていることもあって、コースへの印象はいいですね。

DGW:フェニックスCCで好成績を残せている要因は何でしょう?
星野:僕はパターだと思います。もちろん、ティショットも大事で、しっかりフェアウェイをキープして、バーディチャンスにつけないといけないのですが、最後にそのパットをしっかり決められるかどうか。DPTではスコアの伸ばし合いの展開になることが多いので、チャンスを確実にものにするパットが大事かなと思います。

DGW:では、最後に今年のDPTでの目標を聞かせてください。
星野:もちろん優勝です。いま、賞金ランキングでトップとの差が4000万円弱なので、DPTに勝てば(注:優勝賞金は4000万円)、たとえ逆転はできなくても一気に差を縮められます。だから、ここで必ず勝って、賞金王への望みをつなぎたいと思っています。

DGW:今シーズンのここまでの自身のプレーを振り返ってみて、どんな感想を持っていますか?
片岡:とにかくヒドい1年だったと思いますね(苦笑)。所々でいい成績もありましけど、去年からずっと悪かったショットを修正できないまま今年も終わってしまいそうな感じなので……。

DGW:でも、8月の「日本プロゴルフ選手権」では単独2位に入りましたし、他にも5試合でトップ10に入っていますよね。
片岡:はい。上位に入れた試合ではショットはまずまずだったのですが、全体的に見ると、波が激しいというより、安定して悪いんです(苦笑)。ショットの悪さをパットでカバーした感じですね。

DGW:たしかに、昨年1位に輝いた平均パットは今年も現時点で1位ですね。パットに関してはずっとフィーリングがいいのでしょうか?
片岡:そうですね。ショットにくらべると、シーズンを通して安定しているかなと思います。

DGW:クラブについてお聞きしたいのですが、片岡プロもスリクソンのNEWドライバー『スリクソン ZX7 Mk II』を使っていますね。スイッチした決め手は何だったのでしょう?
片岡:初めて試打した時の印象がすごくよかったんです。以前のモデルとくらべて打感がいいですし、初速が速くて飛距離も出ます。すごくいいドライバーなので、あとは僕次第なんです(苦笑)。

DGW:なるほど。先ほどからショットの話が出ていますが、現在の調子もあまりよくないのでしょうか?
片岡:はい、先週の試合はもう全部悪くて、予選の2日間ともかなり叩いてしまいました。それで、以前から相談していたコーチに本格的に教えてもらうことにしました。今は、練習ではハーフショットしかしていません。悪いところを根本的に直すためにガバッと変えて、今後のために、それこそ1年ぐらいかけるつもりでやっています。

DGW:すると、今週のDPTではどんな意識でプレーしますか? 昨年大会では最終日の最終18番ホールまで優勝争いを演じましたが(注:トップと1打差の2位タイに入賞)
片岡:そうですね。1年前なのに、なんだか懐かしいです(笑)。ショットがそんな感じなので、今週はアプローチとパットで凌いで、なんとか予選を通過できればと思っています。

DGW:フェニックスCCのグリーンに関してはどんな印象を持っていますか?
片岡:かなり傾斜が強いので、やっぱり難しいですよね。それに、先週はショットだけでなく、パットのフィーリングもよくなくて(苦笑)。なので、今週はパッティングの練習をたくさんしています。

DGW:なかなか厳しい状況のようですが、最後に、ホストプロとして今年のDPTでの目標をお願いします。
片岡:はい。ダンロップのスタッフのみなさんにはクラブの調整などでいつもお世話になっているので、何とか予選は通過できればと思います。ショットに関しては、少しですけど、先週よりよくなっている感じはあるので、まずは予選通過をめざします。そして、それができたら「もしかしたら優勝争いもできるかもしれない」というくらいのイメージでプレーしようと思います。できないことやろうとしても、いい結果は出ないと思うので、今自分にできることをコツコツやるだけです。

DGW:先週、先々週と、アフリカで開催されたアジアンツアーに参戦したそうですが、かなり以前から計画していたのでしょか?
香妻:はい。アジアンツアーの試合には以前から出たいなと思っていました。今年8月のシンガポールでの試合にも出て、そこで成績がよければシード権が獲れたのですが、あまり結果がよくなかったんです。それで、今月の2試合で頑張ってシード権を獲ろうと。可能性は低かったのですが、チャンスはあるなと思って出場しました。

DGW:そして、最初のエジプトでの試合では9位、先週のモロッコでは5位。どちらも好成績でした。
香妻:はい。結果が残せてよかったです(笑)。これでアジアンツアーのシード権もほぼ確定で、よほどのことがない限り、たぶん大丈夫だと思います。

DGW:アフリカでの試合はどんなコースで行われたのですか?
香妻:モロッコは、今週のフェニックスCCに似ていて、日本の林間コースをプレーしているような感じでした。エジプトの方は、アメリカのコースのようにすごく綺麗でしたね。

DGW:2試合とも、プレー内容はよかったのでしょうか?
香妻:はい。グリーン上ではちょっと苦戦したのですが、ショットもパットもかなりよかったですね。特にティショットは安定していました。

DGW:シード権がほぼ確定ということは、来シーズンもアジアンツアーに参戦するということですよね?
香妻:そうですね。アジアンツアーでは来年から賞金の大きな試合も増えるので、日本の試合に出ながら、行ける時に行こうと思います。日本ツアーのオフシーズンの間に何試合かあるので、まずはそれに出ます。

DGW:今シーズンのここまでのご自身の成績を振り返ると、国内開幕戦の「東建ホームメイトカップ」で早くも優勝して、5月にも2試合連続でトップ10に入りましたね。
香妻:はい。でも、その後、夏の前あたりから最近まで苦戦しました。海外の試合に出て帰ってきてからは、予選は通るけれど、上位には入れないということが続いて。

DGW:それは何が原因だったと思いますか?
香妻:ショットがずっとよくなかったんですよね。でも、今回アフリカに行ってから、やっとよくなったかなという感じです。特にきっかけはないんですけど。

DGW:他の選手と同じように、香妻プロもドライバーを『スリクソン ZX Mk IIシリーズ』を使用しているそうですね。
香妻:はい。試合での使用が解禁になった9月中旬から使い始めて、いろいろ試してみて、1か月前くらいに、今の『スリクソン ZX5 Mk II ドライバー』に落ち着ました。

DGW:『ZX5 Mk II 』のどんなところが気に入っているのでしょうか?
香妻:とにかく飛びます。やっぱり初速の速さを感じますね。顔としては、やや小ぶりの『ZX7 Mk II 』のほうが好みなんですけど、なぜかしっくりこなくて。それで、『ZX5 Mk II 』を打ってみたら、「これだ!」と、メッチャしっくりきました。使っているうちに顔も好きになってきたし、振っていてすごく安心感があります。

DGW:さて、今週のDPTですが、フェニックスCCはよくご存じのコースですよね?
香妻:はい。中学(注:母校は宮崎市の日章学園中学校)の頃からラウンドしているし、高校に上がってからは本当にたくさん回りました。今もオフに宮崎でやる合宿の時には来ますし、今年の冬もプレーしました。

DGW:ただ、以前、インコースが苦手だという話をしていましたが。
香妻:そうなんですよ(苦笑)。アウトコースは得意で、DPTでも、アウトでは10アンダー以上出したのに、インでスコアを落としてしまったことがあります。ただ、去年の大会の最終日のインコースはボギーなしの2バーディでした。

DGW:なるほど。すると、以前ほど印象は悪くないのですね。
香妻:はい。前は、インは入るとなぜかティショットが曲がり出してしまったんです。でも、今はティショットの調子が本当にいいので、その不安はないですね。新しいドライバーがしっくり来ているので、フェアウェイキープもできると思います。

DGW:では、最後に今週の目標を聞かせてください。
香妻:はい。時差ボケがちょっと心配ですけど(苦笑)、とにかくこの試合は、僕にとっていちばん勝ちたい試合なんです。それに、今年もたくさん知り合いが応援に来てくれるので、今年こそ優勝したいですね。

《ダンロップフェニックストーナメント開幕直前スペシャル》
TEAMスリクソン・インタビュー

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